「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

大震災時、いかに生き抜くか。

2008-10-23 17:52:52 | 防災・減災

 大震災時、いかに生き抜くか?
 区民の有志の皆様と、防災に関する勉強会の講師をしましたので、時系列で、まとめて見ました。すべきことが、まだまだあるかもしれませんが、今後、内容を精査していきたいと思います。
 「3」でまとめてみました。まとめ方の手法は、渡辺実氏の『大地震発生!!生死を分ける3秒・3分・3時間後』(幻冬舎)を模しましたが、この書物を見ていません。
 今後、買い求めて、比較しようと思っています。

***大地震発生*****
三秒後―数十秒~一分程度で大きな揺れはおさまるー
①身を守る。頭を保護。(机の下に入る、家具から離れる)

三分後
①大声で互いに声を掛け合い、励ましあう。(家族の安全確認)
②くつ、スリッパをはく。
③火の始末。(都市ガスは自然に消火。燃え始めても、12分ならまだ広がらない。「火事だ!」と大声を出して、隣近所に応援を求める。火が天井に移ったらあきらめて早めに逃げる。異臭を感じたら、煙を吸い込まないようにして早く外に出る。濡らしたハンカチやタオルで口と鼻をおおい、できるだけ低い姿勢をとる)
④ドアを開けて、避難口を確保。
⑤速やかに水をためる。
⑥非常持出袋を用意。
⑦あわてて外に出ない。揺れがおさまってから、落ち着いて行動する。(はだし禁)
⑧一階より二階の方が、安全性が高いので、階下には下りない。


三十分後
―余震に注意―
①隣近所で声を掛け合い、安否確認。
②出火していたら、大声で知らせて、近隣と協力して消火。
③負傷者がいれば、応急手当。
④避難する場合、ガスの元栓を閉め、ブレーカーをオフに。
⑤正しい情報を得る。

*基本的には、家屋の倒壊やがけ崩れなどの危険が感じられるとき、火災が拡大して身の危険が迫っていると判断された時などに避難。

三十時間後
①正しい情報を入手、デマに惑わされない。
②助け合い、譲り合いの心で。  
③災害用伝言ダイヤルへ登録。
④高齢者や、体の不自由な方のお世話をする。
⑤ボランティア団体の運営体制が発足。

*サイレントタイム(発災直後の
24時間は特に生存率が高く、黄金の24時間ともいう。72時間は生存者がいる可能性が高いから、救助活動が最優先される。ある一定の時間は、ヘリコプターも飛ばさない)

*トリアージ:緊急度、重症度を判定し、限られた医療資源を最大限有効に使うシステム。救命の可能性の高いものから順に、救護・搬送に当たる。

三日後
①水・食料は、自分の備蓄で。(最低でも3日分)
②住民・企業・行政が協力して、まちを復興する。
③ボランティア活動本格化。

*エコノミークラス症候群(狭い空間で体を折り曲げての就寝は、血流が阻害され、血栓が出来、それが飛んで、体に障害を起こす)に注意。
23時間に一度、車外に出て全身を動かす。

****以上、3日後まで****

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