「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

【教育振興基本計画 UP DATE4】 教育振興基本計画に盛り込むべきことがら

2009-07-04 23:00:00 | 教育

7/3開催の教育振興基本計画検討委員会では、中央区の教育の現状が述べられました。

<中央区の教育の現状>(手元資料なく書いていますので、数字などの細かな点で正確さにかける部分があるかもしれません。)
①小学校から中学校にあがる際の私立中学進学率が高い
都の平均は、18%のところ、中央区の小学生の約4割が私立中学へ進学する

②高校進学率 平成20年度は、96.1%
専修学校へ多く進学した。

③平成20年4月22日実施の学力テスト 知識の活用の力が低い
小中とも知識の活用の部分が落ちている。

④体力で 持久力、瞬発力、投げる力の低下
20mシャトルラン
たてはばとび
ソフトボール投げ
の力が低下

などなど、


検討会では、ブレーンストーミング的にさまざまな話題が出されました。

<出された話題>

①特別な支援を必要とする子の教育
個別指導計画、個別支援計画は作成している
個別のシートは、推進しているところ

②体力は、昔からの経年変化はどうか?

③体力の地域差はあるか?

④越境入学はどうなっているか

⑤障がいのある子たちの教育では、就労まで視野に入れて教育しているか

⑥特別な支援を必要な子へは、補助員をつけているが、学校の要望に応え切れていない

⑦地域とのかかわりの強い学校では、子どもの育ちもよい

⑧意向調査は、いままでもしたことがあるが、今回の調査は、初めての内容が多い

⑨社会教育のビジョンも作るか

⑩家庭教育も大事、
 意向調査でも、「自分が・・・・」という親が主語の質問も入れるべきでは?

⑪特別支援教育では、福祉とのタイアップが大事。

⑫シュタイナー学園では、教科書を使っていない

⑬意向調査では、区からのサポートは、何を望むか?というような要望も調査してみては?

⑭学校改築では、多機能に使える視点で整備している例がある。

⑮株式会社立の小学校、札幌で「師生館」という小学校がある。
 保育所200人、温水プールある。

などなど


 私は、健康教育の視点、食育の視点、メディアとのかかわり(メディアリテラシー)の視点、シチズンシップ教育の視点、法教育の視点、就労とのかかわりの視点、生涯教育の視点、などが盛り込まれるとよいと期待しています。
 障がいのある子の教育に関しては、検討会で多く取り上げられていました。昨日も書きましたが、この分野が、もっとも力を入れるべき部分のひとつであると考えます。それも福祉との連携のもと考えていくべきと思っています。


<今後の会の進め方>

第二回 8月27日(木) 意向調査の結果を踏まえて

弟三回 9月    施策の体系や、重点施策について

弟四回 10月 中間報告のとりまとめ

小坂注⇒是非とも決算特別委員会で「中間報告のとりまとめ」も踏まえ議論したいところです。
 どうか、10月決算特別委員会では、なんらかの資料を出していただけますようにお願いします。

パブリックコメント実施

弟五回 1月  最終報告

2月  計画策定

小坂注⇒是非とも3月予算特別委員会で「最終報告」も踏まえ議論したいところです。ただし、計画策定済み故、計画の修正は、できませんが。

コメント
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