いよいよ、都議会議員選挙が始まります。
その重大な争点のひとつが、築地市場の移転問題です。
NPO法人市場を考える会が立候補予定者に、「移転の賛否」と「マニフェスト記載の有無」を問いました。
その結果は、NPO法人市場を考える会のブログで記載されているとともに、このブログでも、記載しました。
*NPO法人市場を考える会のブログ
http://blog.livedoor.jp/tsukiji_ichiba09/
私のブログでの転載
*千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区の立候補予定者
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/46890271d1a5377d471d75c2b009ef24
*大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、荒川区、板橋区、練馬区の立候補予定者
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/604a966377ab170daf86c1e958a69a48
*足立区、葛飾区、江戸川区の立候補予定者
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/1013e96893823035df5a7d6bbe319e0e
*八王子市、立川市、三鷹市、青梅市、府中市、昭島市、町田市、小金井市、小平市、日野市、西東京市、西多摩、南多摩、北多摩第一~弟四、島部の立候補予定者
http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/295f33f7386e2d3c2a55678195aaa7bd
本日7/2、7/7の勉強会の案内とともに裏には、その公開質問状の結果のまとめ(全立候補予定者の回答)を掲載し、築地市場の全水産仲卸、全青果仲卸、場外市場、西仲通り商店街などに配布しました。
ここ中央区の立候補予定者の回答の部分は、以下に転載します。
東京都のさまざまな課題に対し、その候補が何を考えているのか、何を実現しようとしているのかを判断し、選挙いただきたいと思います。
そして、この築地市場移転問題についても、真に築地市場を考えてくださる候補を、選んでいただきたいと考えます。
***転載 NPO法人市場を考える会 実施 公開質問状結果 より****
中央区
岡田眞理子 民主党 移転反対
その理由:築地市場の移転には断固反対です。食の安全・安心が叫ばれている今日、あのような高濃度の汚染物質が検出されている土地へ移転させるなどもってのほかです。私たち大人は、子どもたちの未来を守る義務と責任があります。近い将来、水俣病やイタイイタイ病のような公害問題が今の子ども達にふりかからないとは誰にも断言できません。危険とわかっている所に安全性の絶対確認がなされていない土地に移転させなくても、今の建築工学や技術によって現地での再整備は十分可能であると考えます。中央区もその方向での種地の提供はじめ絶大なる協力を惜しむはずがありません。また、築地は食の文化の中心地であり、今や世界のブランドです。国策としても移転させるなど、愚の骨頂です。東京都は生活者目線で対応することを第一義にして、市場の関係者、中央区、そして国とも十分な話し合いを交じえ、移転問題を撤回し、早急に現地での再整備事業計画に取り組むべきです。
マニフェスト・公約への記載はありますか:はい
記載の内容:食文化の中心地「築地市場」の現在地再整備の絶対実現。
立石晴康 自由民主党 移転反対
その理由:築地ブランド守り、「食」文化を残します。築地の市場移転には、「断固反対」を貫いています。しかし現在の市場は老朽化が進み再整備が必要な事は明らかです。東京都は市場移転を正式に決定し、平成26年12月の豊洲新市場開業に向けて進行しています。豊洲新市場予定地に「土壌汚染」が検出された以上「食」の安全を図るために東京都は万全の対策を講じなければなりません。私は築地市場移転反対を政争の具にしてはならない、築地で商売をされている場内や場外の方々が継続して商売ができ、都民の「食」の文化が守る事こそが大切と考えます。その為に中央区や築地の将来について考える皆さんに対し東京都を協議のテーブルに着かせると共に、築地に関わる皆さんと築地の夢のある「ビジョン」を創っていきます。
マニフェスト・公約への記載はありますか:(公開質問状回答欄へ)記入なし
加藤博司 日本共産党 移転反対
その理由:①「食の安心」の観点からみて、土壌汚染が深刻な東京ガス工場跡地に、市場を建設することは断じて許すことは出来ない。土壌の汚染調査や土壌改良の技術選定についても都民に開かれたものではなく、その不透明性や不十分さから信憑性に欠ける。②「汚染をきれいにすれば市場を作っても良い」というのは、住民の福祉と健康の増進をはかるという自治体本来の役割を踏みにじるもの。「食の安全」に万全を期し、住民の健康を守るのは自治体の最低限の役目。③豊洲新市場は、PFI手法などの導入で公的施設からの脱却を諮ろうとする意図を持つとともに、セリを軸とした市場流通を破壊し、商社やスーパーなどの大企業のための食品流通センターに変質させるものであり、適正な集荷、評価、値付け、分荷が阻害され、産地から消費者にいたるまで国民的な不利益を被る。④銀座に隣接する都心の「めったにない一等地(JAPICの評価)」にある築地市場を移転させ、跡地を再開発しようという構想は、長年、ゼネコン、財界が狙ってきたもの。都民の財産を大企業に売り渡すことは許されない。⑤中央区の調査でも、築地市場の地域経済への波及効果は2兆円と試算されている。その多くは、中小零細企業、商店、個人(労働者)に波及するものとなっている。豊洲に大企業、スーパーのための市場ができれば、これまで、築地市場の恩恵をうけてきた中小零細業者や労働者が計りしれない打撃を受ける。
マニフェスト・公約への記載はありますか:はい
記載の内容:・築地市場「移転」ストップ・築地市場は築地での再整備を実現させます。