(NPO法人市場を考える会 ブログからの転載)
氏名 所属 築地市場移転に賛成・反対 その理由
無回答=返信なし、記入なし=返信あり・記入なし
候補者順序は順不同
千代田区
くりした善行 民主党 反対
日本人は新鮮な魚を沢山食べる国民、そうした食文化のもとに都心の一等地に市場を置いて、都民、国民の食の安全の拠点としてきた。ベンゼン、シアン、水銀、カドミウムなど充満する豊洲にわざわざ移転をして改良費として何十億の巨費をつぎ込むなど常識では考えられない。銀座から築地に連なる街並風情も東京文化の大切な財産と考える。
牛尾耕二郎 日本共産党 反対
現在の場所をなぜ移す必要があるのかわからない。・汚染物質や有害物質が検出されているのだから、いくら都が「安全」と言っても、不安材料が一つでもあるならば、都民の食の安全を考え移転すべきでない。・都民の多くが反対している。都は、都民の声を聞いて移転計画を白紙撤回するべき。
内田茂 自由民主党 無回答
北川隆 無所属 反対
今や、食は単なる食欲を満たせば良いと言う物ではなく味覚を通した食文化の享有であり、個人の健康・体力の基礎を担う大切な領域と考えています。その食を毎日支えている築地という「市場の中の市場」が都民に対して「安全と安心と信頼」を市場関係者全員が食に心からの愛情をもって、一粒の汗に仕事の責任を感じながら努力を積み重ね、築き上げた地域なのです。また、食は、この核家族(個族)の中で唯一、コミュニケーションを形成するもので生活の衣食住で残された貴重な要素なのです。昔は「衣食住足りて礼節を知る」と言いました。このように、食に携わる人々の「母親が台所で作る料理に込める愛」にも似た都民に対する食への思いが最優先する移転でなくてはなりません。次世代の子供への食育に対しても「食べる事への大切さ」「食事は健康への基本」「安全な食への知識と選択」「食を五感で楽しむ」等が出来るためには、最良の素材提供という事が必要で、それが出来るのは築地しかないのです。豊洲の土壌汚染への技術的・化学的資料の完全(微細)公開による色々な専門家の分析があって、さらに、大切なのは、それらの説明を専門(お役所)用語でなく、誰でも理解できる言葉にして、市場の全員が聞いて納得出来るまでは、移転に反対すべきです。ここ何年間で食の安全は大いに脅かされています。ここでもし、築地(豊洲)の安全に都民の信頼が無くなったら都市直下型地震の被害に遭遇するような経済的損失を招きます。単に、経済的理由が優先するのでなく、江戸職人の心意気(粋)に共通した「庶民のために」という基本姿勢で都民と食を守りましょう。
中央区
岡田眞理子 民主党 反対
築地市場の移転には断固反対です。食の安全・安心が叫ばれている今日、あのような高濃度の汚染物質が検出されている土地へ移転させるなどもってのほかです。私たち大人は、子どもたちの未来を守る義務と責任があります。近い将来、水俣病やイタイイタイ病のような公害問題が今の子ども達にふりかからないとは誰にも断言できません。危険とわかっている所に安全性の絶対確認がなされていない土地に移転させなくても、今の建築工学や技術によって現地での再整備は十分可能であると考えます。中央区もその方向での種地の提供はじめ絶大なる協力を惜しむはずがありません。また、築地は食の文化の中心地であり、今や世界のブランドです。国策としても移転させるなど、愚の骨頂です。東京都は生活者目線で対応することを第一義にして、市場の関係者、中央区、そして国とも十分な話し合いを交じえ、移転問題を撤回し、早急に現地での再整備事業計画に取り組むべきです。
立石晴康 自由民主党 反対
築地ブランド守り、「食」文化を残します。築地の市場移転には、「断固反対」を貫いています。しかし現在の市場は老朽化が進み再整備が必要な事は明らかです。東京都は市場移転を正式に決定し、平成26年12月の豊洲新市場開業に向けて進行しています。豊洲新市場予定地に「土壌汚染」が検出された以上「食」の安全を図るために東京都は万全の対策を講じなければなりません。私は築地市場移転反対を政争の具にしてはならない、築地で商売をされている場内や場外の方々が継続して商売ができ、都民の「食」の文化が守る事こそが大切と考えます。その為に中央区や築地の将来について考える皆さんに対し東京都を協議のテーブルに着かせると共に、築地に関わる皆さんと築地の夢のある「ビジョン」を創っていきます。
加藤博司 日本共産党 反対
①「食の安心」の観点からみて、土壌汚染が深刻な東京ガス工場跡地に、市場を建設することは断じて許すことは出来ない。土壌の汚染調査や土壌改良の技術選定についても都民に開かれたものではなく、その不透明性や不十分さから信憑性に欠ける。②「汚染をきれいにすれば市場を作っても良い」というのは、住民の福祉と健康の増進をはかるという自治体本来の役割を踏みにじるもの。「食の安全」に万全を期し、住民の健康を守るのは自治体の最低限の役目。③豊洲新市場は、PFI手法などの導入で公的施設からの脱却を諮ろうとする意図を持つとともに、セリを軸とした市場流通を破壊し、商社やスーパーなどの大企業のための食品流通センターに変質させるものであり、適正な集荷、評価、値付け、分荷が阻害され、産地から消費者にいたるまで国民的な不利益を被る。④銀座に隣接する都心の「めったにない一等地(JAPICの評価)」にある築地市場を移転させ、跡地を再開発しようという構想は、長年、ゼネコン、財界が狙ってきたもの。都民の財産を大企業に売り渡すことは許されない。⑤中央区の調査でも、築地市場の地域経済への波及効果は2兆円と試算されている。その多くは、中小零細企業、商店、個人(労働者)に波及するものとなっている。豊洲に大企業、スーパーのための市場ができれば、これまで、築地市場の恩恵をうけてきた中小零細業者や労働者が計りしれない打撃を受ける。
港区
伊藤英樹 無所属 反対
特に観光面での築地市場のブランド価値を考えれば新市場への移転に対しては慎重であるべきと考える。移転は現在の築地市場の建物に対する耐震性の不安というが、移転先豊洲の予定地の土壌汚染について東京都が一部データーを公表していなかったなど、アセスメント上の疑義を拭い切れない。食の安全を守ると同時に、市場で働く関係者の健康を守るという観点から、調査が万全であるか、再検証を要するものと考える。また、多額を要する土壌改良費用負担について東京ガスとの交渉状況が不透明で、この決着を見ないうちに安易に都税の支出を決めるべきではない。巨額となる理由が、“短期に改良する”という要素があるのであれば時間をかけることも一案として検討すべきではないか?オリンピック招致を言い訳に見切り発車的計画を進めるのは、オリンピックの政治的利用を企図するものであり、スポーツマンシップに反する。
大塚たかあき 民主党 無回答
おおつか未来 日本共産党 反対
土壌汚染が明らかになった場所に都民の台所である築地市場を移転することは、都民の食の安全を守る立場から絶対に許されない。現在地で再整備すべき。
来代勝彦 自由民主党 無回答
新宿区
秋田一郎 自由民主党 無回答
いのつめまさみ 民主党 反対
土壌改良に500億かけて本当に安全なのか?食の安全は守れるのか?豊洲以外の土地も視野に入れて考えるべき、現在の築地市場での建てかえを望む声がある。世界に名が通っている築地ブランドを守るためにも現在地での建てかえが好ましい。再度検討するべき。
大山とも子 日本共産党 反対
私たちは、これまでも築地市場の豊洲移転を厳しく批判し追いつめてきました。汚染もさらに広がっていることも明らかになっています。生鮮食品を扱う場所としてこれほどふさわしくない場所はありません。さらに都民の運動を広げ、現在地での整備を実現させましょう。ごいっしょにがんばりましょう。
鈴木亮介 無所属 反対
水銀、ヒ素、六価クロム、シアン化水素など人体に非常に有害な物質が次々と検出されるような危険な場所に我々都民が毎日口にする生鮮食品を扱う市場が建っていいはずがない。都民の食の安全を脅かす危険計画に断固として反対を表明します。ホームページも合わせてご参照下さい。
よしくら正美 公明党 賛成 (下記一括回答参照)
吉住健一 自由民主党 無回答
文京区
小竹ひろ子 日本共産党 反対
・豊洲は東京ガスの工場跡地で有害物質による土壌汚染が高濃度に汚染されている土地です。操業当時土壌汚染は問題にされなかったのもあり、異常な高濃度に汚染されています。食品を扱う市場の用地としては最もふさわしくない土地です。どんな対策をしても食の安全安心は確保できないことは明らかです。この点から移転は撤回すべきです。・豊洲移転は“首都圏の基幹市場をつくることであり都民の台所である築地市場とは全く違い大手流通のための流通センターに変えることになります。都民の利益にはつながりません。・築地市場は、関係者の合意の下にみんなの知恵と力を集中して築地で再整備することを追求するべきだと考えます。
なかや文孝 自由民主党 無回答
はとやま太郎 無所属 無回答
増子ひろき 民主党 反対
汚染状況の把握が充分でない上、対策費が大きい。築地での文化としての価値が損なわれる。現地再整備の具体案を「考える会」などから早く出してください。共にがんばりましょう。
台東区
小高明 日本共産党 反対
発ガン性物質をはじめとした土壌汚染が明らかになった豊洲への移転に反対します。食の安全や都民の健康こそ第一に考えるべきです。また、現在地で再整備を要求します。
武田完兵 無所属 賛成
条件付きで汚染の安全性が確認されること、発展・合理化には移転しか方法がない場合と組合の方も多く賛成している。(過半数の意ではない)言い方を変えると安全でない=反対、築地でも建築方法があるというならば前の知事選で言っていた黒川章さんの半分づつ建てるとか可能か資料等不足につき現状では都の方針を容認する。どんなにいいものでも50年に一度60年に一度は変化を求めるものです。それなりに変化はして来たと思いますが移転が先ではなく営業しながら築地に近代的システムができるのか、豊洲に仮市場を作って再び築地に新しいシステムを作った場合全員が賛成するが、もどることには100%の合意があれば再び築地に戻ることに賛成。ムリと思う。
中村明彦 民主党 反対
①世界ブランドの築地の土地を離れるべきでない。②同地の地下二層、三層で市場を建設し地上部は駐車施設と公園にするべき③移転先の豊洲の土壌汚染された土地など論外である。④都の強引なやり方には疑問を感じる。(私感です)
服部征夫 自由民主党 無回答
墨田区
あとう和之 日本共産党 反対
都民の大事な食料扱う市場を、土壌がひどく汚染されている土地に移すことは絶対に許されません。現在地での建替も可能であるので、まずそこから検討すべきと考えます。
小沢昌也 民主党 無回答
加藤雅之 公明党 賛成
老朽化した現在地を再整備するのは、アスベストの問題、営業をしながらの工事となるため工期が長期化し、工事費も高くなる。跡地の売却もできないため新たに600億円以上の税金投入が必要。豊洲の移転では土壌汚染の問題があるが当初の670億円を下回る予算で処理が可能と聞いている。新しい食文化、市場のにぎわいを作り出すなど将来性がある整備が可能となるのが新市場だと思う。
桜井浩之 自由民主党 記入なし
当市場は、東京の台所であり極めて重要な施設であります。従って100年を見すえた考えを持たなければならないと認識する中で、今都議選挙後において改めて議論をすべきと思っております。
藤崎よしのり 自由民主党 無回答
江東区
あぜ上三和子 日本共産党 反対
東京都は、高濃度ベンゾ(a)ピレンの検出や「有楽町層」のとぎれなど、市場の安全に係れる重大な情報を隠してきました。東京都は、最先端の「新たな技術、工法の採用」で安全が確保されるとしてるが、新技術は事前の実施テストはされておらず、その実効性は検証されていません。東京都が「食の安全」をこの次にして欠陥対策で築地市場移転を強行することは絶対に認められません。
大澤昇 民主党 記入なし
築地市場の移転については、移転先から高濃度の汚染物質が検出されています。安全性が確認されておらずまた、市場関係者の合意も得られていません。私は強引な移転には反対、現在地再整備について改めて検討し、都民の声を幅広く聴く場を設けるべきと考えます。
木内良明 公明党 賛成 (下記一括回答参照)
鈴木きよと 無所属 反対
移転先問題よりも、まず、ビジネスとしての「築地」にとってどうかである。築地ブランドの重要性を最重視し、利益を上げると同時に歴史・文化・伝統もまもらなければならない。築地にあるから築地なのでしょう。
関こうき 無所属 無回答
見山伸路 無所属 記入なし
食の安全が守られることがすべての前提だと思います。
山一輝 自由民主党 無回答
米沢和裕 自由民主党 無回答
品川区
石田秀男 自由民主党 無回答
伊藤興一 公明党 賛成 (下記一括回答参照)
神野吉弘 民主党 無回答
鈴木ひろ子 日本共産党 無回答
田中豪 自由民主党 無回答
馬場裕子 民主党 反対
最近作成したニュースなど3版を同封します。直近のものは作成中ですが、これまでと同じ主張です。一般都民の多くは反対です。頑張りましょう。
『豊洲の市場移転予定地では調査をするたびに高濃度の汚染物質が検出され、現在も地下水を調査中です。都議会民主党「豊洲土壌汚染対策PT・座長 馬場裕子」はこの間、現地調査の視察や専門家会議の報告会を傍聴し、築地市場関係者、移転反対の方々と現地再整備について検討して参りました。同時に民主党本部環境部会に「特定の公共施設(公園・学校・市場など)に使用する土地は、土壌調査を義務付ける」とする法改正を要望し、参議院では早々に可決され、衆議院での審議を待ち望んでいる所です。』
目黒区
伊藤悠 民主党 反対
斉藤やすひろ 公明党 賛成
1935年の開業以来、74年を経て老朽化した築地市場の再建は安全面からも緊急を 私は都民のみならず、いまや海外の観光客からも慣れ親しまれている「築地ブランド」を考えれば、現在の場所で再建がすすめられれば、それがベストであると考えます。しかし、実際に市場として営業しながらの改修工事には20年を越す長い時間と3400億円を超す膨大なコストがかかり都民の税金を新たに推定630億も投入しなければなりません。また、古い建物のため、屋根に大量のアスベストが吹き付けられており、健康被害、食品への被害を防ぐためには、さらに工期と費用がかかるといわれています。一方都は検討している豊洲の東京ガス跡地に移転する場合、約4400億円といわれる費用は、現在の築地市場の土地の売却収入でほぼまかなうことができるために、コスト面では有利といえます。しかし、移転先の一部の土壌から環境基準の43000倍という高濃度ベンゼンが検出されるなど土壌汚染の不安があります。現在、都の専門家会議で汚染対策が検討され、移転先の土地の地下2mまでの土壌を入れ換え、その上に2.5mの土を盛るなど、手厚い対応案が提示されています。私は何よりもまず都民の「食の安心・安全」を絶対に確保し、不安を払拭することが最重要と考えます。よって都の移転先の汚染問題について①積極的な情報開示を行うこと、②最新の技術を用い科学的に万全の汚染対策を確立することをもって、移転について都民の納得と合意を得るべきと考えます。
沢井正代 日本共産党 反対
・市場としての海水の確保など立地条件に恵まれている現在地で再整備すべきと考えます・豊洲の土壌汚染は重大な問題であり都民の食の安全を確保する立場からも移転は許されません。・移転に伴いPFI方式などの導入で民営化も検討されており国民のたたかいで確保した“公設市場”を守る立場からも移転はすべきではない。
鈴木隆道 自由民主党 無回答
*都議会公明党 一括回答 賛成
新たな市場に要求される機能は①品質・衛生管理が可能な閉鎖型施設と温度管理システム(コールドチェーン)②加工・パッケージ施設③十分な荷捌きスペース、④広い駐車場スペースと構内道路、などです。これらを現在の築地において実現することは、その広さから言って困難。また、重層構造(大阪中央卸売市場を現地視察)にすると工事費が嵩み、物流効率も低下し、市場利用者の負担が重くなります。さらに現在地での再整備は、アスベストの問題、営業をしながらの工事となるため、工期が長期化し、工費も嵩みます。さらに跡地の売却益が見込めないため市場会計では財源をまかなえず、新たに600億円以上の税金の投入が必要になります。一方、豊洲への移転再整備では土壌汚染処理が課題。これについては、専門家会議、技術会議での検討、そして処理工法の公募などで、当初の670億を大きく下回る予算で処理が可能と報告されています。我々も、現地調査、処理プラントの視察、不法投棄現場の視察などを通して、処理は可能との判断をしました。また、移転再整備では築地市場跡地の売却益が発生するため、整備費は全て市場会計内で処理が可能となり、新たな税金の投入は必要ありません。こうした視点から、移転再整備が合理的であると判断しています。新しい市場は、最低でも将来50年間は使用する施設です。また市場は、市場関係者のみでなく、都民全体のための重要な施設です。新しい食の文化、市場の賑わいを作り出すため、中長期の視点から新市場の整備を考えることが重要だと思います。