7/17開催の環境建設委員会にて、歩行者専用橋に関しての不明な点を明らかにしてまいりましたので、ご報告いたします。
①区が出してきている歩行者数の現状、将来予測両者の数字の詳細と根拠
ピーク時の一時間あたりの歩行者交通量を記載
*現況交通量(平成19年6月19日火曜日)
東側歩道(月島側) 7023人
西側歩道(豊海側) 919人
合計 7942人
*将来の交通量(架橋しない場合)
東側歩道 10709人(=現況7023人+晴海二丁目731人+晴海三丁目2783人+晴海五丁目172人)
西側歩道 3667人(=現況919人+晴海二丁目0人+晴海三丁目2481人+晴海五丁目267人)
合計 14376人(現況の7942人+増加分6434人)
*増加分6434人の内訳
晴海二丁目 731人 (晴海⇒勝どき731人)(すべて東側を通る)
晴海三丁目 5264人 (晴海⇒勝どき2535人、勝どき⇒晴海2729人)
(東側2783人、西側2481人)
晴海五丁目 439人 (流れはすべて晴海⇒勝どき)
(東側172人、西側267人)
合計 6434人
*将来の交通量(架橋する場合)
東側歩道 6800人
西側歩道 3667人
歩行者専用橋 3909人
合計 14376人
②晴海二丁目計画でシャトルバス計画はあるのか
⇒都市整備部の管轄部分、後に都市整備部に確認したいと思います。
③屋根つきの歩行者専用橋の屋根部分の耐震性は確かか
基本的に、阪神淡路大震災でも持つことを前提に設計していく。
屋根は、目隠しの意味もある。
④今後の住民説明会の日程
7/1開催のような全体説明会の日程はいまのところない。
個々にあたり、説明をしていく。
全体説明会を開催するかどうかは、状況を見て判断。
⑤架橋を望む人、望まない人の数
行政は、このような見方をしていない。
行政のスタンスとしては、基本計画に記載されているものを進めている。
直近のまちづくり協議会で反対がない。
(わたしは、これだけ反対の声が上がっているのに、まちづくり協議会でその声が出てこないことが、まちづくり協議会自体の問題ではないかと、逆に考えます。)
⑥トリトンに通勤する方々への歩行者専用橋を渡るかどうかのアンケート実施
実施する考えはない。
⑦7/1住民説明会 参加者数
78人。
⑧歩行者専用橋以外の手法はないかどうかの検討
基本計画でうたっており、それ以外の方法は検討しない方向
⑨予備設計は、いつできたのか?どの会社が作成したのか?
平成20年度に行った。
工期は、6/21-09年3/27で、パシコン技術管理株式会社が作成
⑩今後、実施設計は、いつ、どこの会社に委託するのか?
夏以降。
発注は、入札にて決定。
⑪現在の晴海とおりの歩行者数は?
本年二月に測定した。
2~5%の歩行者の増加を見た。
⑫架橋に合わせ、勝どき駅の出口新設の計画はあるのか?
まだない。
以上。
お伺いして感じたことは、
①2008年の基本計画を根拠に区は、歩行者専用橋設置を進める構え
②ただし、個々の説明をして、納得を得る姿勢はもつ。
③しかし、大きな全体説明会は、いまのところ予定がない。
もし、開催するなら、区議にもきちんと連絡をいただけるように依頼。
④実施設計の発注をかける時期に来ている。
夏以降、入札後、発注される。
区も、きちんと説明を行う前には、発注へとは進めない(はず)。
⑤歩行者混雑の緩和に果たして有効かどうかは、私は、疑わしいと考える。少なくともシミュレーションもしくは、アンケート調査をすべきと考える。
⑥防災上の向上は、橋がないよりは、あった方があがることは当然であるが、橋をかける理由までになるかどうかは、私は、疑わしいと考える。
⑦子どもの遊び場や、新たにできる晴海児童館へのルートとしては、よいと考える。
ただし、当初からの橋を架ける理由ではなかった。他の施策よりも優先して進めるべきかは別。
⑧地域の回遊性の向上には、なるであろうと思う。他の施策よりも優先して進めるべきかは別。
⑨行政の出した予測から、一般的に分析すると、晴海三丁目、五丁目関連の人が、東側を歩行するという無理な設定をしていることがわかる。さらに、もっと重大な問題があきらかになる。すなわち、晴海通りの西側の混雑が生じるという問題。
*一般的に考えた場合の将来交通量
東側歩道 7754人(=現況7023人+晴海二丁目731人+晴海三丁目0人+晴海五丁目0人)
西側歩道 6622人(=現況919人+晴海二丁目0人+晴海三丁目5264人+晴海五丁目439人)
以上。