いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

ホオジロ (父の誕生日に寄せて)

2009-02-25 11:26:32 | 
 今日は写真9枚と少々長めのお話となっておりますので、

お時間に余裕のある時に読んでくださいませ。


父、今日86歳の誕生日でした。

好きなにぎり寿司とケーキでささやかに祝いました。

それにしても、86年って歳月、長いよなぁ~。。。

86年の間には嬉しい事、悲しい事、悔しい事、てんこ盛りだよね。





74歳までは怪我こそあるものの病気知らずで・・・

家族の為に良く働いてくれた。

74歳で心筋梗塞で倒れた時も運が良い人間はそんなものかもしれないが、




たまたま、私が仕事が休みで家に居た。

いつものように1人で留守番をしている日だったら、どうなっていたか!?

寿命がある人間は何度も命の危険に晒されてもそれを回避して、

生きられるのかもしれない・・・と父を見ていると思う。




その後に難病に指定されている病気に罹った時も、

最初は肺炎かも?と言うことで入院したが、熱が上がったり下がったりを繰り返し、

熱が何日も続いた挙句、血液検査の結果は難病に指定されている全身性エリテマトーデスと告げられた。




その際、担当の医師から何の説明も無いまま大量のプレドニンが投与された。

(今の時代、”インフォームド・コンセント”は必ずあるのが当たり前のはずなのに)

1日の服用が大量の場合、様々な弊害も伴うわけでその説明が無いことで

担当の医師を信頼できなくなった私が、無理やり転院を決めた。




医師はこれまでの病状の経過を書いた物は渡してくれたが、紹介状は書いてくれなかった。

倉敷市の信頼できる総合病院に入院させて貰えるかどうかわからぬまま、

それでも、其処に行くしかない!と言う強い気持ちで受診した




結果、病室に空きが無い状態だがこのまま家に帰らすわけには行かないと

病室の段取りをして貰えて無事入院できた。

この時、すでに薬の副作用で喉にカビが生えていた。

これに気がつくのが少し遅れたら肺炎を併発して、命の危険があった。





その後も何度か入院を繰り返し、医師から『危ない状態です、覚悟してください』と

2度も3度も宣告されたにも関わらず、今日も元気に誕生日を迎えられた。





この病気を知り尽くしている専門の、そして、”人間には自然治癒力がある”と言う考えの、

素晴らしい医師に出会えた事も父のラッキーさを物語っていると思う。

今は僅かな量のプレドニンを服用しているものの、好きな肉もの、油を使った物を好んで食べ、

言いたい事を言って座ったり寝たりの生活をしている。




最近は足が富に弱って、手すりを持ってやっとやっと歩く状態だが、

本人はまだまだ、何でも出来ていた頃の気分のままである。

この先、出来なくなる事だらけなのは目に見えているが、

いろいろなサービスを利用しながら、最後まで家で暮らしてもらえたら・・・と考えている。

もっと、もっと、長生きしましょうや。母の分も!

父、誕生日おめでとう~。





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする