いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

種を撒いて育てたフヨウの花

2012-09-18 23:27:14 | 
一昨年の秋の頃だったか、いつも行き慣れた山道からフヨウの種を2、3個持ち帰り、

翌年の5月頃か定かではないが、妹がその種を撒いた所すごい数の芽が出て来たのだった。


その後、少し大きくなった苗を小さ目の鉢に植え替えをした。何鉢にも植え替えしたものの

到底育て切れない程の残った苗は勿体無い気もしたけど、処分した。

(いつぞや鉢植えの大きくなったオクラの苗木をフヨウの苗木が大きくなったと間違えたのもこの頃のこと。

よく見れば違いが分るものを、私の思い込みの激しさオッチョコチョイさ加減を露呈する出来事)



去年の夏は蕾が付く事も無く終わり、今年の夏はどうかな?と思っていたら夏も終わりが近づいた頃、

小さな固い蕾が幾つも付いてきたけど、同じ仲間のムクゲの花は盛りを過ぎ今年も開花しないで終ってしまうのか・・・

と半ば諦めていた所、9月13日朝蕾の先に花の色がちょこっと覗いてきたではありませんか!



同じ日の13時38分、花の色が朝より沢山覗いて来た~~!待ちに待った開花はもう~近い。



ジャジャ~ン!翌9月14日朝、ついに種から育ったフヨウが開花しました~。

所が、美しくしとやかな女性を表現する言葉に用いられる程、綺麗で優しい雰囲気のある花なのに、

この葉っぱのボロボロさ加減ひどいでしょう~。犯人は「フタトガリコヤガ」の幼虫。

多発しないので見つけたらプチッなんですが、夜中にモクモクと食べるんでしょうか?

見るも無残に食い荒らされて・・・いささか残念なことになってしまった。

この幼虫はフヨウ、ムクゲ、タチアオイ、オクラなどが大好物なんだとか。



種を撒いて発芽してから2回鉢の大きさを変えて育ててくれた妹のお陰と感謝感謝~。

これで秋から冬には「枯れフヨウ」と呼ばれる果実も見られると思うと楽しみがもう1度ある。




フヨウの雌しべは先端が曲がっているのが特徴なんですってね。

同じアオイ科の花、ムクゲと見分けるポイントなんだとか。



近くに寄ってみると、綺麗なピンクの花びらの真ん中の雄しべも雌しべもその周囲もとても可愛らしい~!


ここからの2枚はよく似ているムクゲの花を見て頂くことに。

これは八重のムクゲの花、大きな親の木は一昨年にちょっとしたアクシデントで枯れてしまったけど、

親の根っこから少し離れた所に子供の木が育って、今年、遅ればせながら小さな木に沢山花を付けた。



一重のムクゲは7月中旬前後に1杯咲いて一時花は終わったかのようだったのが、

ここに来て、又、少しずつ花を咲かせている。

ちなみにフヨウもムクゲも花期は7月~10月頃まで。なので長い期間楽しめる。

それにしても、フヨウとムクゲの花って良く似てますよね~。

違いはフヨウがこんもりとした形に枝を伸ばすのに対して、ムクゲはスーっと真っ直ぐに高く伸びる所、

そして、葉っぱはフヨウの方が手を広げたように丸く大きいことだろうか。




コメント (4)
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