いつか、どこかで

花、昆虫、そして鳥など身近で見られるものを撮っています

ツマグロヒョウモン雌と雄

2016-09-01 00:05:22 | 

あまりの暑さに怖気づいて、畑の草抜きをしないまま横着していたら、

暑さに負けない野草(雑草)タカサブロウが、我が物顔にむちゃくちゃ蔓延ってエライことに!

(水田や湿り気の多い場所を好むタカサブロウ、今までこんな蔓延ったこと無いのに・・・)

ここに来て、冬野菜を植える準備をしないと間に合わないぞ!お尻に火が付きそうになって。

ちょうど有り難いことに、西日本の上空に居座っている寒気の影響かazami地方涼しい日が続いているので

満を持して、昨日の午前中に草抜きを決行~、タカサブロウ、抜きやすい野草なので助かった~。

明日は草抜きの済んだ畑を耕して・・・これから当分の間は畑ばあさん頑張らねば!

ここから ↓ 4枚は色鮮やかなツマグロヒョウモンの雌たちです。



今年の夏、我が家の周りに例年よりはるかに多い数のツマグロヒョウモンが飛び交っています。



動物や鳥や昆虫も色鮮やかな方が雄という…何となくそんな概念があるのですが、

ツマグロヒョウモンは明らかに雌が派手、ど派手です。



この派手さは体内に毒を持つ”カバマダラ”の特性を利用して擬態しているんだとか。

鳥など捕食者に「アタイは毒を持っているから食べないでね」って! 本当は毒を持ってないけど。

(ちなみにカバマダラは、日本での分布は奄美大島以南の南西諸島とかだけど、年々北上しているらしい)






ここから ↓ 4枚は雄です。


ねっ!雌に比べると雄は地味でしょう~。

たくさん居る何とかヒョウモンと言う蝶の中で、

後ろ翅のへりが黒くなっていることがポイントで、

他のヒョウモン類と簡単に見分けることができます。



閉じた裏翅も雌に比べて地味ですよね~。



ツマグロヒョウモンは南方系の蝶なので、1980年代までは近畿地方以西でしか見られなかったようですが、

地球温暖化の影響もあってか、2002年頃には関東地方北部でも定着しているとのこと。

今や、もっと北上しているのかもしれないですね。








ここから下 ↓ は幼虫とサナギが登場しますから、

そんなキショイ物はダメダメな方は、ここまでにして下さいね。

ではでは、大丈夫な方のみ ↓ へと進んで下さいませ。



小さ目の写真にしてみましたが、こんな幼虫見たことあるでしょうか?黒地にオレンジが目立つ幼虫。

毒々しい色の毛虫で、トゲトゲも一杯あるけど、刺されることはありませんし毒も無いので安心です。

今年凄い勢いでモリモリ蔓延ったアリアケスミレの3つの鉢に、ある日気が付いたら、

20匹程のツマグロヒョウモンの幼虫が、ワシワシとスミレを食い尽くさんばかりに生育中でした。

幼虫がまだ2、3匹しか居なかった時、(私と妹1はこれが何の幼虫だと知っているけど)

ツマグロヒョウモンの幼虫だと知らない妹2は、蛾の幼虫に違いないと思って捕まえて捨てたと! 



あんなに一杯いた幼虫もいつしかいなくなり、植木鉢の淵でサナギになったのは4個。

いつ羽化するんだろうか?と思って気を付けていたのですが、

一匹も羽化する現場を見ることはできませんでした。

幼虫のすべてがどこかでサナギになり羽化出来るとは思えないけど、

それでも、そこそこの幼虫が育ったからこそ、

家の周りで例年になくツマグロヒョウモンの飛ぶ姿が見られているのでしょう。

妹はドンドン蔓延る花は嫌いだと常日頃言ってますが、

ツマグロヒョウモンの食草になるなら、アリアケスミレをもっと増やしてやらないと!と、言っています。

で、タチツボスミレが近くに何鉢かあるのですが、それはお好みじゃないみたいです。

幼虫はスミレ科の花を食べるというけど、スミレなら何でも良いわけでもないらしいです。







コメント (8)
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