京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 京都発…

2011年06月12日 | 日々の暮らしの中で
                    

「京都水無月大賞」なるものがあった。
なんと今年で4回目とは、知らずに過ごしていたものだ。京都の書店員有志によるおススメの文庫の一冊というものらしい。
南伸坊著『笑う茶碗』、書評によれば「ついウフフ…とつられる、心あたたまる日々の暮らし」のエッセイだとか。

かつて本屋大賞のことで、出版社の宣伝効果によって良書の中でも売れる本と売れない本に格差が広がることを懸念されていた、自称“貧乏作家”氏のことを思い出す。全国の書店員が選んだ一番売りたい本、ともなれば出版社に興行的感覚もありそうだ…とあった。

過去の受賞作品、このおススメ本の選出基準はどこにあるのだろう。
あまりに多くの本が出版され続ける中で、紙上の書評からも手を伸ばすことは多い。
宣伝に乗るまいと思う気持ちもある。だが読んでみたら予想以上に楽しめたこともあった。

たとえ途中でつまらないと感じても、どうしてつまらないのかを知るために読み通せ、という言葉が聞こえてくる。
しっかり脳を働かせ全身の健康につながれば言うことなしか~。

                            (5日に蒔いたおじぎそうの種、9日に発芽です)
コメント (2)
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