京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 大暑の宵山

2014年07月23日 | 日々の暮らしの中で


  「柿の木、栗の木、カ、キ、ク、ケ、コ。」
      「五十音」(北原白秋)と題した中で、カ行の文言です。このあと、
  「〇〇〇こつこつ、枯けやき。」と続いています。

さて、なんとはいるのでしょう~。漢字で3文字。 ヒントは、鳥の名前です。(ヒントの出し過ぎ?)

暑いこと、暑いこと! 今日は一年中で一番暑い日といわれる大暑でした。
今年の祇園祭では、山鉾行事本来の姿を取り戻そうと後祭復活が決まりました。「神の存在あってこその山鉾風流」と認識を深め、神幸祭が行われる17日の前祭(さきまつり)と、還幸祭のある後祭(あとまつり)のある24日に分かれて巡行が行われることになったのです。24日に巡行が行われるのは49年ぶりとのこと。 ―新聞記事によります。

後祭の宵山に当たる今夜、NHKスペシャル(19時30分ー)で「京都・祇園祭千年の謎」を見ていました。
動く美術館とも言われる山鉾を飾る豪華な懸装品ですが、絨毯の謎ときが興味深かったです。長刀鉾を飾っているのは「幻の織物」として世界で注目されていた絨毯でした。

絨毯の動物の毛からDNAを採取し、チベットカモシカの毛が含まれていることを突き止めました。そこで、中国北西部で織られた絨毯ではないか…と。
モンゴル帝国が築かれたことで中国とイスラムの文化が融合された形で、この絨毯が遠く日本にも伝播されることになったロマン。歴史から消えてしまったモンゴル帝国の、消えゆくばかりの文化が、日本に伝わり現存していることの不思議を番組の案内人は口にされていました。
「数百年前の人たちが生きた証し」が祇園祭の長刀鉾の懸装品に残されているということの不思議、素晴らしさ、感動、でしょうか…。豪華山鉾に秘められたミステリーを楽しみました。

さてさて、〇〇〇の穴埋めはミステリーというほどのことはありません。クイズです~。

 
コメント (10)
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