京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 気持ちは映る

2014年12月08日 | こんな本も読んでみた
映画『FROZEN』はオーストラリアでも大人気だったとか。
♪「ありのままに~…」と多くの人が口ずさんだ日本語の歌詞にはほとんど反応しないが、週末にレンタルしたDVDを熱心に繰り返し見ているJessie。ペンシルケース、鉛筆、消しゴム、下敷きにランチョンマット、給食袋…、向こうにはないかわいいグッズを日本で手に入れてご機嫌さん。

ところが先日、明日9日に予定されていた社会見学(中止)のために母親にお弁当箱をおねだりしたところ、
「ダメッ、高いからダメッ! 1回しか使わないんだし、こっちの方が安いからこれにしておきなさい」
願いは相手にもされず、リラックマの絵が描かれたものが提示され半泣きのJessieだった。

学校で、5分間読書の時間にクラスの友達から借りて読んでいたらしい『アナと雪の女王』。続きを家でも読みたいから買ってほしいと頼んだところ、こちらは快諾。「なんでやねん!?」と覚えたての言葉を口にしながらも嬉しそう。本と弁当箱、二人の価値は違ったのかもしれません。

時間のすき間を拾ってボチボチ読書をしている今。書店で3度手に取りながら我慢していたけれど、とうとう買ってしまった『櫛挽道守』(木内昇著)。ご満悦の体…、人が見ればきっとそんな表情を浮かべていたかもしれない。あの日、お目当ての本を見つけた時のJessieの顔と重なっているのだろう。不思議なことに気持ちは弾み、なんだかシャン!とした。“ホントノキズナ”。
























コメント (4)
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