= G'day mate from Brisbane Ⅲ =
雪の舞う日本の寒さにふるえ、今日は地震を体験したというJay。一方、こちらでは明日は34度にまでなるのだとか。
キンディからTylerが「ハロ~」と戻ってきました。「おかえり」と迎えたところ、「おかえり」と同じように繰り返すのでした。
出掛けに「いってらっしゃい」と声をかけるとやはり「いってらっしゃい」と言って出かけるのですから、わかってな~い。
そこに横からすかさず「いってきますやろ」と母親。もっとも、こうした日本語での挨拶の仕方についてはJessieのときも同じでした。
そんな4歳児も、はぎれ良く“Good night Jessie. Have a good sleep.”と言って部屋に消えました。
「これが いのちなんです」(映画「円卓こっこ ひと夏のイマジン」)
日本語補習校で1週間に一度の授業を受けて、理解力を宿題でカバーしていこうとなれば当然のことJessieの負担は大きくなります。
3÷50 51.5÷25 10.8÷16 5.4÷72 …
こうした割り算は現地の学校ではまだまだ先の学習内容だそうですが、ここのところ学校から帰ると毎日夕食までの時間に、ない頭を絞るJessieのヒーヒー言う声が漏れ聞こえてきます。そして、「わからないから教えて~~~」。半べそなんです。
ところで、オーストラリアでの掛け算は0の段から12の段まであるのだということを初めて知りました。
0×0 0×1 0×2 … … 0×10 0×11 0×12
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12×0 12×1 … … 12×10 12×11 12×12
現地の学校では掛け算を学習中で、12段のうち数段を習ったところだそうです。日本にやってきた2年生の冬、できるまで暗誦させられていたことを思い出しています。
「two times four eqarl eight」 「seven times six ... 」と計算していく代わりに、「にしがはち」「しちろくしじゅうに」と日本で覚えた九九の唱え方で答えを出し記入していると聞かされ、思いました。役に立っているではありませんか~。
「ヒーヒー」がいつしか「ヒー」になって、一人でできるまでになるのでしょうか。同時期に現地校と日本語補習校とで学ぶ内容やレベルの違いに加え、日本語での内容理解、漢字の読み書きなど難しい課題は多々あり…過ぎますが。
「これが いのちなんです」?? 進化があればいいのにと思うのです~。