
太陽の光が満ち、ふくいくたる香りが辺りを埋めています。甘い、少し重ったるい匂いが漂っています。
境内にはモクレンや泰山木、サツキなど、花をつける樹木がいくつかありますが、この梅の老木がこの場に最もふさわしい清らかさかと思っています。今、本堂の前で満開。わが世を満喫の風格です。白梅であることが、またいいのです。などとは、単に好みの問題でしょうか。
温かさで心身も緩もうかと、1時間ほどのウォーキングに出てみることにしました。午後2時半過ぎ、通りかかった道の電光表示によると、なんと気温20℃でした。どこへ行っても歩くことは多かったオーストラリア滞在中でしたが、改めてウォーキングとなるとどうも体にリズムがありません。足の運びにもぎこちなさを感じるから不思議。多くの場合はサンダルやビーサンでペタペタ歩いていたからでしょうか。
三寒四温を繰り返して春本番へ。何かすべてに乗りきれないでいる私の足踏みも然り。けれど、どなたのことばにありましたんでしたか、「悠々として急げ」とは…。