京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

若葉鮮やかに栂尾山高山寺

2016年05月02日 | こんなところ訪ねて

周山街道を車で、栂尾山高山寺(とがのおざん こうさんじ)を訪れました。




紀州有田郡で生まれた明恵上人は34歳のとき後鳥羽院から栂尾の地を賜り、60歳でこの地で入滅。学問所として賜った建物が石水院で、8畳2間の院内では岩上の松に座る明恵上人像、身近に置いて大切にしたという木彫りの狗児、母と慕い、その前で自ら右耳を切ったと言われる仏眼仏母像、鳥獣人物戯画…等々多くの文化財を(レプリカで)拝見。御廟から金堂へとあがっていく石組みもお見事です。




       大空も見えず若葉の奥深し      北 枝


苔むした石段に木漏れ日がさす。木々の若葉が目に鮮やか。何よりの御馳走を心ゆくまで味わってあとにしました。何度でも歩いてみたい、あまり手入れが行き届いていない「あるがまま」の世界文化遺産登録の古寺です。
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足沙(あしぞろえ)式 

2016年05月02日 | 催しごと
5月5日に行われる賀茂競馬(くらべうま)を前に、出走する馬の組み合わせを決める「足沙式(あしぞろえしき)」がありました。

先月末に埒が設けられた馬場を見ているので、駆け抜ける迫力もさぞやと想像はします。が、想像の域を出ることはなく、やはり一度、実際にその場で体感してみなくては…。私の足は、みやこめっせで始まった「春の古書大即売会」へと向かいました。
新緑の美しい季節、外に出かけるのもよかったな…と思ったのでした。
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