京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

孫の後ろからでも?

2017年11月18日 | 日々の暮らしの中で
朝から書き物で机に向かい、昼過ぎまで座りつづけてしまった。静かに降り続く雨の音が、こんな時には心を落ち着かせてくれる。座っている時間が長い人は寿命を縮める、とか新聞で何度か見かけたのを思い出す。少し迷って、夕飯の段取りをつけてから歩いてこようと決めた。午後4時だった。窓から顔を出してもそう寒さは感じない。雨は少し前から上がっていた。


歩くために歩いた、8日ぶりのウォーキング。今日はわりと快調、体も軽いし、足の付け根の痛みもない。ごくたまに膝の芯に感じるチクチクした痛みもなかった。時間も時間で人気も少ない。

実は一週間前の土曜日、11日には孫娘と一緒に紅葉の吉野山をハイキングで巡っているはずだった。ところが10日前になって、催行人数の25人に達しないという理由で中止になる旨の電話を受けとって、ガックリ! 「どこか違うところを探して」と言われても、学校があるので土曜日でなくては参加できないという条件が付く。これは難しかった。

          焚火の光景はすっかり消えて

大文字山登山はどうだろうか、と思い立った。私にとっては最初で最後の大文字山登山になるだろうなあ。アイディアは良さそう。我ながらいいこと考え付いたと思うのだけれど、さて、現実にどうだろうか。先ず私は、「登山」というのが極めて苦手だ。けれど、むちゃくちゃなコースではないと聞く。それでも、途中で足首を捻挫し、負ぶられて下山した知人がいたなあ…。
帰ったら一度調べてみようと考えながら歩いていると、どこからなのか、漂ってきた「すぐき漬け」の匂いが鼻をかすめた。
                                             (ほほ笑み地蔵 小林良正さん)

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6 コメント

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こんばんは (Rira)
2017-11-19 19:51:08
登山ですね…良いことを考え付いたなぁと思います。
高山病の心配がなければ、あとは健脚あるのみ みたな気がします。
調べてみて どうでしたか(^^)
一緒に食べるお弁当や会話 が 楽しみなことです♬
ウォーキングでは漂ってくる匂い
金木犀 焼肉 たき火 などに アレッと感じるもの。健康的です。
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はじめまして! (荒 野人)
2017-11-19 21:02:32
サブタイトルの「名残り」「余韻」。
良いですね!
その感性に感服致します。
ぼくも坂道は嫌い、です。
でも、平坦な道を選びつつ一所懸命に歩いています。
健康の為ですね・・・。
何たって、エピローグを書いている野人ですから。
長生きをしたいとは思えず、だがしかしやるべき事があり過ぎてと云った感じでしょうか。
最近、京都にも行かず。
でも、行きたがって。
諦めて。
近在を歩きつつ、万象に触れております。
また、ぼくのブログにお越し下さい。
ぼくも、またお尋ね致します。
これからも宜しくお願い申し上げます。
ぼくも、ブックマークに淹れておきたいと存じます。
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お弁当を~、Riraさん (kei)
2017-11-19 22:35:35
こんばんは。
8月16日の五山の送り火では「大」の文字が点火される山で460m余りです。
熊野古道や琵琶湖北部のウォーキングでもかなりきつい場所を這い上がっているのですが、それでも、です。
季節とも相談して、「少しきつめのハイキング」に挑戦してみましょうか(笑)
マイペースで、引き返しだってできますよね。少し前を向いてます~。
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ありがとうございます、荒 野人さん (kei)
2017-11-19 23:02:25
早速においでいただき、ありがとうございます。
ついあれこれ書き留めておこうとして長くなってしまいます。
「山に登る」という感覚は大の苦手です。
少しきつめのハイキングととらえ、孫の後ろに続こうかと気持ちは動いております。

万象に触れながら紡がれたお言葉。穏やかに深くしみます。
ずいぶん前になりますが、「朴散華」の語、句がとても強く印象に残っております。
何度もコメントさせていただきたく思ってまいりました。
こちらこそ今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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久方振りにお伺いして・・ (さんたろう)
2017-11-20 11:28:21
「孫の後ろからでも?」
なんか心惹かれる暖かな楽しい見出し、そして美しい紅葉の庭園の写真です。久しぶりにお伺いして嬉しくなってしまいました。

「僕だってトライしたいんだよね・・でもねチームのために・・」
タイラー君のタックルしてる写真でしょうか。りっぱな男の子になりました。

チャーミングになったJessieちゃんの写真を追いました。お父さんと一緒にLukasちゃんでしょうか、赤ちゃんを抱いている写真がありました。小さな写真ですけど Jessieでしょうかほんと可愛いく綺麗な女の子になりました。

駆け足でしたけど、温かくて綺麗に澄んだ文章、そして美しい写真楽しませていただきました。後でゆっくりともう一度読ませていただきます。
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おかげさまで、さんたろうさん (kei)
2017-11-20 12:45:55
こんにちは。
さんたろうさんのひ孫さんも、きっと目を見張るほどのご成長ぶりでしょう。
再会されたときには驚かされること間違いありせんわ。
どんどん大きくなりました。健やかに育ってくれことが一番ですね。

孫娘と大文字山に登ってみようかという思いがひらめいたところです。
さんたろうさんの山歩きを思い浮かべますが、
身近な山とて充分な事前準備を怠らないこと大事ですね。
冷え込みの厳しい日が続きます。どうぞお身体大切にお過ごしください。
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