椿も…。暖かな外出日和。
ミュージカル『エリザベート』・東宝公演。大阪梅田劇場へ、いそいそと足を運ぶ。
本場のウィーン版、宝塚版と続く3回目の『エリザベート』観劇。今回の最大の楽しみは、ミュージカルの帝王?山口祐一郎さん(昨年度NHKでの“篤姫”で、島津久光役。今日はトート役)。
19世紀ウィーンのパプスブルク帝国の皇妃エリザベート(涼風真世:元宝塚)を題材とし、黄泉の国の帝王トート(=死)を脚色して、彼女の生涯が舞台化されている。
自由を捨て義務に生きることを説く夫。しかし、婚礼翌日から始まる宮廷内の確執。
異常なまでにかごの鳥の窮屈さを嘆き、逃れようとする姿で描かれる。
「私は私だけのもの」だと歌う。
誰のものでもないこの私 / 誰にも束縛されず 自由に生きるの
自分の生きる道はないと決め、常にどこかで「死」の選択をにおわせている。
パプスブルク家崩壊への道を象徴するかのようなエリザベート像だ。
トート曰く、「おれがいなければ自由は存在しない おまえを理解できるのは私だけ」。
死神トートがエリザベートに恋をし、黄泉の世界へと誘う。
♪♪その瞳が胸を焦がし 眼差しが突き刺さる
息さえも俺を縛らせ 凍った心を溶かす
ただの少女のはずなのに 俺の全てが崩れる
たった一人の人間なのに 俺を震わせる
♪♪あなただけに見つめられて
いつ踊りたいのか 誰と踊りたいのか
決めるのは私自身
トートとエリザベートの心理戦。
「あんなに素敵な死神なら…」って友が。えっ?死んでもいいって??
単純に、「生」を楽しんで、心の底から蘇り拍手拍手!!
わー、こっちに向かって山口さんの笑顔が!お手が~!!
ただ知っているのは、フランツ・ヨーゼフは第1次世界大戦の口火を最終的に切った人って事ぐらいです。もう少し心に余裕ができたら私も演劇も観れるようになるのかな~^^
文化財保護に3歳児のお相手に、映画にミュージカル……お忙しそうで何よりです。
「わー、こっちに向かって山口さんの笑顔が!お手が~!!」 山口さんの切れ長の瞳・流し目が印象的でしたね。(篤姫の)
やっぱり、生涯ミーハー…、心ときめかしましょうね。
「オペラ座の怪人」を思い起こしました。
エリザベートは実在の人物ですからまた趣も違うでしょうが、実際哀れな最期の王妃だっただけに、死神の
取り合わせはとても興味があります。
山口祐一郎も大好きな俳優です。数年前のNHKのTVドラマを見て以来忘れられない役者さんです。
20数年前、ウィーンに旅行して以来、ハプスブルグ家に興味を持ち、いろいろ本を読みましたが、この家の歴史は世界史の勉強といってもいいほど膨大なものでした。
長い間、世界に君臨した絶頂期を経て、最後の王妃であるエリザベート、時代の流れに巻き込まれた美貌の王妃の物語はこれからも様々な形で受け継がれることでしょうね。
keiさんいい時間をすごされましたね。
まず、好きなもの、興味をもったものしか見たり聞いたりしません、基本的に。
誘われて、ちょっと違う世界に足を踏み入れ…、
でも!ですね、それが病みつきになった始まりってこともありました。
演劇に詳しいこともありません。でも何か感じ楽しめたらよいと思ってるくらいなのですよ。
せっかく見に行って、うとうとした時間の方が多くさっぱり内容がつかめない、そんなこともあります。
ゲバラの二部も始まりますよ~。
前回の東宝公演ライブ盤のCDを何度も聞いているのですが、本物を前にした素晴らしい歌唱に酔いしれます。
豊かな声量で歌い上げるのも見事ですが、ふわ~~~っと、包み込むような、なんとも言えぬまろやかな歌いぶりのとことなど、溶けてしまいそうですよ!!
絶対に目が合った!!
…と思ってる人、どれだけいることでしょうね。
ややこしや~・ややこしや~、の全体像。
山口さんも同様、やはり舞台上の存在感には圧倒されるものがあります。すっばらしい歌唱!を、聞けるだけでも幸せに感じます。
チケットを手に入れ2か月、体調管理に勤しんで?迎えたこの日でした。
できればもう一度見たい・聞きたいところです。
次の楽しみには……