京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

「素敵な取り合わせ」

2016年01月03日 | 日々の暮らしの中で
         穏やかな天候に恵まれて三が日が過ぎました。

今日、新聞を見ていたら、この絵馬の図柄と共に「『猿に絵馬』のことわざをご存知ですか?」と続く文言が目に留まりました。

「取り合わせの良いもののたとえ」で「昔は猿を馬小屋の守護とする信仰があり、正月のうまや祭には猿が馬の手綱を握っている図柄の絵馬や神札が多く用いられたことに由来しています」と説明されてました。

思い出すことばがありました。「であいもん」です。かつてテレビでみたCMでした。
 イカと里芋を炊き合わせたんが入った小鉢が四つ、家族の食卓に並んでいます。
 子供たちは言います。
 「おかあさん、イカとおイモが同じとこに入ってる」
 「お皿けちったん?」
 「二つの材料を合わすと、お互いがますますおいしくなるんや」
 お母さんは子供たちにこう答え、そうした組み合わせを「であいもん」というのだと教えていました。

人はお互いに照らし合える。照らし合ってこそ、一人一人の命は輝きを深め、増していく。こんなことを学ばせてらったこともありましたっけ…。幅広い出会いを重ね、「素敵な取り合わせ」がいくつも訪れる一年にしていけるように、努力しなくっちゃ。

     本年もどうぞよろしくお願い致します。 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする