Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

シチリア島の旅 2

2007-08-13 19:26:25 | ヨーロッパ
8月2日 パレルモ

ホテルでゆっくり朝食を食べ、てくてく歩いて市内観光へ。
まずはパレルモ大聖堂。
 
11世紀に建てられたサラセン人のモスクをノルマン人が教会に変え、その後もいろいろな時代に改築が加えられて来たと言う建物、ごった煮がシチリアらしくて面白い。純粋ヨーロッパよりイスラム風味が混じった方がやっぱり魅力的。

ぐるっと一周しようと歩いていくと何やらカラフルな店がある。
 
 
シチリア伝統の馬車の工房で、車輪のホイールにまで飾りがついているのがかわいい。
 最近は馬車の需要が少ないのでこんなスクーターにもペイントしている。パキスタン辺りに行ったらトラックにペイントできるのにね。
絵のヘタウマさかげんがかわいいが、工房の中のアンティーク馬車を見ると絵の細かさと腕がまったく違う。これも消え行く伝統工芸なのだろう。

さらに歩いて王宮へ。現在も州議会に使われている巨大な建物だが、ここの見所はただ一箇所、12世紀、ノルマン朝のパラチン・チャペル。
 外側はわりとそっけないが、
  
  
中はキランキランの豪華絢爛。王族のためだけのチャペルなので規模は小さいが、ここを見てしまうと前日のモンレアレーレは吹っ飛んでしまう。
 
現在修復中の天井にも天使が描かれ、壁のイスラム風のモザイクがまた美しい。
キリスト教会でもこういう手の込んだ装飾には激しく反応してしまう。

チャペルを堪能した後はまたぶらぶら歩いて旧市街の市場へ。
 島だけに魚介類が豊富
 これは小さなカタツムリ。親指の先ほどの大きさのこれは、一体どうやって食べるのだろう。
 
ナスやトマトもいろいろな種類があって、この日のお昼はホテルでトマトを食べた。隣は実のついたアーモンド。これも実の方はどうするの?

午後、のーんびりした郵便局で切手を買うのに延々並び、シチリア人の辛抱強さに感心した後は考古学博物館へ。
 
古い修道院の中にフェニキア、ギリシャ、ローマ時代の遺物が並ぶ渋い博物館だが、一番気に入ったのはこれ。
 
眉毛がかわいい。

  
これまたイスラム入った12世紀のサン・カタルド教会の前の広場でこの日は夕食。夏のヨーロッパのアルフレスコ・ダイニングは本当に気持ちがいい。

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コメント (7)
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