Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

リビアの旅 7

2007-12-08 03:21:41 | 中近東/北アフリカ
1月1日~3日 トリポリ滞在

ローマ時代のリビア

地中海沿岸にはローマ遺跡がゴロゴロしている。
リビアに残るものはその中でも状態がよく、規模も大きいというわけで2つが世界遺産となっている。

その一つ、サブラタはトリポリの西80キロ。紀元3世紀ごろの遺跡が今に残る。
 
きれいな地中海をバックに柱が並ぶ様はいかにも、で絵になる。
 海の見える公衆浴場は日本の海辺の温泉と同じ?露天だったはずはないが、やはり景色を見ながらのんびり過ごしたのだろうか。
 
床のモザイクがおしゃれで、現代でも受けそう。
 
3階建ての楽屋バルコニーが美しい劇場。海をバックに、この扉からスターが登場したらそれはかっこいいだろう。

もう一つの世界遺産、レプティス・マグナはトリポリの東100キロ。ここもサブラタと同じ時代にこの地方出身の皇帝セプティミウス・セウェルスによって作られた町で、規模は一段と大きい。
 
遺跡の入り口に建つセウェルス帝の凱旋門には細かいレリーフが残り、
 昔は馬車が通ったであろう街路は海の方へと伸びている。

この遺跡で有名なのはメデゥーサの頭。セウェルス帝のフォーラムと呼ばれる巨大な建物の柱頭にずらりと並んでいる。
 
 
この建物の規模一つを見ても町の巨大さが分かろうと言うもの。
 ローマ遺跡には必ずある円形劇場。サブラタの劇場の方が大きいらしいが、視界が開けているためかこちらの方が大きく感じる。
この舞台でツアー客の1人ののど自慢が歌を披露。外人に受けたらのってしまって止まらなくなった。
 闘技場も残っているが、これは隣のチュニジアのエル・ジェムにもっといいものがある。

広大な遺跡なのでレプティス・マグナの見学だけで一日がかり。
たいしたものだとは思うが、ローマ遺跡と言うやつはどこも一緒なのがつまらない。偉大なるマンネリ。
平面フェチの自分としてはモザイクにしか反応しない。

というわけでトリポリ市内のジャマヒリヤ博物館。
 
カダフィ大佐に迎えられて中に入ると、
 魚が泳ぎ、
 女神が微笑む。

だがそれ以上にこういうシンプルなデザインに惹かれる。

さらにローマ時代のものではないがこんなしゃれた窓も。
 
地中海を見晴らす別荘にひとつ、いかがだろうか。

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コメント (12)
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