Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

シリア周遊 8 さらにパルミラ

2009-06-07 16:30:27 | 中近東/北アフリカ
5月2日 続き

遺跡の見学はちょっと中断して、現代のパルミラの町を散歩してみる。
 新市街はどんどん広がっているようだが、観光客に用があるのは博物館前から伸びる道一本だけ。ここに土産物屋やレストランが集中している。

真昼間は閑散とした通りをウィンドーをひやかしながら歩いていると、カフェというか土産物屋のおやじにデーツの試食をすすめられ、暇なので中に入ってみた。
するとおやじも暇だったのだろう、コーヒーやらデーツシロップやら果物やら、次々に振舞ってくれる。
  
 
日本語を一生懸命ノートに書き付け、友人をさかんにくどくおやじからデーツを購入。高かったけど、お茶代としてまあ許そう。

パルミラ名産のデーツは他の店でもたくさん売っている。
 
こちらのおやじの所では中にアーモンドが入り、上にピスタチオがかかったデーツをお買い上げ。
中近東に行くようになって以来、デーツが好物になった。

買い物が済んだ所でお昼にしようと、店頭でチキンのまわる店に適当に入る。
  
 間口の狭い店だが中は意外に広く、大丼で出てきたサラダには驚いたがこれがおいしく、炭火で焼かれたラムも柔らかくてこれまた美味だった。

お腹がいっぱいになったところでホテルまでてくてく戻り、暑い昼間は小休止。
夕方、日が傾いた所でまた遺跡に繰り出す。

日陰で休むラクダさん達の横を通り抜けてベル神殿へ。
 
遺跡の中でもここだけは入場料がいるが、壁の中に入るとこれまた広い。
 真ん中に建つ本殿にたどり着くだけでも一苦労。

この本殿の前にある石の彫刻、観光客がガイドに促されてさかんに下を覗き込んでいる。
 
それでは我々も、と地面に頭を擦り付けて覗いてみると
 
下面にこんなみごとな浮き彫りが。

さらに遺跡の中をうろうろしているうちに夕暮れになった。期待したような見事な夕焼けは残念ながら見ることが出来ず、
 
ラクダさんたちも店じまいなので、もう引き上げよう。

夕食はまた町まで歩いてベドウィン料理の店へ。
 
左はヨルダンでも食べたマンサフだが、ここのは羊ではなく鶏。右はカワジというトマト味のシチュー。どちらも癖がなくて普通に食べやすい。

ところでこの店、食事を終わるとにいちゃんが「メニューを日本語で書いて」と紙を持ち出した。下手な字だけどいいのかね、と書いて「値段は書かないの?」と聞くとあわてて「いや、値段はいいんだ」

こちらで食事される皆様、ど下手な日本語のメニューがあったらそれは私の字です。そして注文の際には必ず英語メニューで値段のご確認を。悪い店ではありませんが、油断は禁物。

 
ホテルからライトアップされた遺跡を眺めて、パルミラの見学終了。


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コメント (4)
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