Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ANAで「愛をよむひと」&「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」

2009-06-23 02:47:10 | 機内食・映画・美術展
今回の香港往復は珍しくANAのビジネスクラス。
機内食は栗原はるみとのコラボが売りらしいけど、
 前菜はともかく、メインがしょぼい。

外食続きで疲れたジャパニーズ・ビジネスマンに家庭の味を、ってコンセプトはわからなくもないけど、ターゲット絞りすぎじゃないだろうか。味は悪くないけど外国人には受けないだろうし、これならカレーライスやお茶漬けの方がいい。
ご飯の器がプラスチックなのも安っぽいし、デザートのあんぱんもなんだかなあ。
家庭料理研究家に機内食はやっぱり無理みたい。

久しぶりに使ったANAは機内の映画も古いのが多くて、これはJALの方がずっといいぞ。
と文句を言いながら選んだ2本。

「愛をよむひと」
ケイト・ウィンスレットがこれでアカデミー賞を取ったという以外、ほとんど内容を知らずに見た。
はじめは高校生の男の子が年上の車掌さんと関係を持ってしまうという展開に、よくある年上の人との恋物語、男の子の成長ものかと思った。
ところが途中でケイトが消えてしまい、法学部の学生になった主人公と再会するところから話は思いもよらない方向へ向かっていく。

この映画のストーリーをなぜ知らなかったかというと、この先のあらすじを書いたらネタばれになってしまうからどこにも詳しいことが載っていないせい。
50年代のドイツというのがミソなのだが、とても重いテーマ。
時代の残酷さ、個人の責任、贖罪、許し。
映画が饒舌でない分、いろいろ考えてしまう。

それにしてもケイト・ウィンスレットは本当にうまい。悲しそうな表情の中に意志の強そうなところをしっかりのぞかせるあたりが実に見事。
「タイタニック」の頃には今時随分太めの女優だと思ったが、大好きな女優になった。


「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」
こちらはうって変わって軽~いファミリー映画。
兄弟の中でも一番安いおバカなバーゲン犬と一緒に家族が成長するお話。
と聞いただけでストーリーの想像がつく、いかにもアメリカンな映画だが、役者に変な癖がなくさらっとしているのがいいし、よくトレーニングされた犬もとても自然に見える。小ざかしい演出がないのがとにかく好印象。

最後はもちろん思った通りの展開になるのだが、わかっていてもほろっとさせられてしまう。
これはペット振興団体の宣伝映画か。だとしたらとても効果的だと思うが。


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コメント
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