Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

シリア周遊 10 アサド湖

2009-06-12 02:37:20 | 中近東/北アフリカ
5月4日

デーレゾールを出てユーフラテス川沿いに北へ向かう。

 川沿いのこの一帯は農業地帯。麦畑が続き
 ロバに乗った女性が通る。

1時間ほど走った所で幹線道路をはずれ、畑の中を走って川べりに出る。
やがて小高い丘が見えたらそれがハラビーヤの城跡。
 
パルミラのゼノビア女王がはじめに建てた城だが、現在残っているのは6世紀、ビザンチン時代のもの。
  
階段を登って一番よく残っている建物に入ればアーチ型の天井や窓がきれいに残っている。
  
そして眼下にはユーフラテスの流れ。
 

知識もなく、期待もせずに来た割にはここが気に入る。
しかし今日はあいにくの曇り空。ぽつぽつと落ちてくるものもあるので先に進む。

幹線道路に戻り、また1時間ほど行くとラッカの町に入る。
 
このあたりでは大きな町で、なにやら景気よさげな大きなモスクやモダンな家が多く建てられているが、8世紀、9世紀にも栄えた大きな町だったらしい。

その名残として町の真ん中、大きな通りの傍らにバグダット門があり
  
これは町のシンボルとしてタクシーのマークにもなっている。

もう一つ残っているのは9世紀のカスル・アル・バナトという建物。
 
こちらは民俗博物館にすべく、現在修復中。

これらをさくっと見たところで町を離れ、さらに西へ。
そして着いたのがユーフラテス川をせき止めて作られた巨大なダム湖、アサド湖。
 全長が60キロもあるという湖はまるで海のようで、足を漬けてみると水は冷たくて気持ちいい。

 
遊覧船も浮かぶこの湖岸で本日はランチ。
 おなじみの前菜各種が並ぶ中に日本から持参のアルファ米の五目御飯も出して用意万端。
 そして登場したこれが3人前。なんという名前の淡水魚か知らないが、スパイスを効かせて炭火焼にしたこの魚、これまた持参した醤油もいらないほどおいしかった。

湖からの風に吹かれながら食べる久々のご飯と魚、最高!


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コメント (2)
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