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Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

東チベット・雲南の旅 12 諾村

2010-06-08 13:54:20 | 東アジア
3月24日 続き

昼食後、ミニバンで細い山道を登り、諾村というところへ行く。
 
山の斜面にびっしり家の立ち並ぶ村。入り口には「千年白族村」なんて看板が立っているが、明・清代の家が残っている村ということらしい(となれば千年は大げさだが)。

   
こういう村の常で道は狭い石段。年寄りには大変だろうなあ。人よりもロバや鶏の行き交う村の道。
 
 門の中に入ると中庭を囲んで3方に2階建ての部屋が並ぶ造り。正面に祭壇のある部屋、右側に台所、上階の風通しのいい所は穀物などの貯蔵庫というのが基本的な構造らしい。
  
 
確かに古い村らしく、ぺんぺん草の生えた屋根や、壁の黒光りする彫刻がいい感じ。

ぐんぐん上に上っていくと、ちょっとした広場にお茶屋さんがあったのでそこで小休止。
 
 
出されたお茶はなにやらいろいろなものの入った薬草茶で、効能書きがちゃんとある。
それもそのはず、このお茶屋さんはれっきとした漢方医らしく、
  
中庭にはいろいろな材料が干され、家の2階には漢方の材料がびっしり並ぶ部屋があった。

さらに村の道を上がっていくと寄宿舎のある小学校があり、その脇にとても立派な門。


ここからまた急な石段を上がると、村の一番高いところに孔子と関羽を祭る廟があった。
 

その隣の、仏像があったと思しきお堂は空っぽ。
さらにその隣にはかなり古そうな高楼が建っている。
 
  ディテールもきれいだが
  
中の構造と天井画が美しい。
この天井画の意味は何か、と堂守のおじさんに尋ねてみたが、方言とおそらく酔っ払っているために中国人ガイドたちにも何を言っているのかさっぱりわからないという。おそらく天界図のようなものだと思うのだが。

 めったに人が来るとも思えないお寺ではりきって案内してくれたおじさん、ありがとう!

思いがけず立派なお寺と、まだまったく作ったところのない古い村に満足して石段を降りる。

ところでこの村は雲南名物、雲南ハムの名産地だという。
 お茶屋さんの2階にもなるほど、おいしそうなハムが。

村の入り口にはハム工場があったが、丁度ハムの発酵時期で立ち入りは禁止、売り物もないという。
買えないとなればなおさらほしい、というわけで、雲龍の町に戻ってから数人でスーパーへ買い出しに。
 立派な箱入りのハムは真空パック包装で持ち帰りには最適。
帰国後にこのハムと黎明のきのこで雲南鍋にしたらおいしかった!

ちなみに肉類の日本への持ち帰りは検疫を通らない限り禁止です(我ながら白々しい)。


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コメント (2)
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