3月25日
朝の雲龍の町をお散歩。
朝ごはん屋台などあまり出ていなくてちょっとさびしいが、川べりで野菜を売る人たちを発見。
どうやら山の方から来た少数民族らしく、大きなわらびやよくわからない山菜を売っている。秋になったらここにはきのこが並ぶのかな。
雲龍の町からは田舎道をひたすら南下する。
のどかな農村や田舎の市場を過ぎるのは楽しいが、道が悪くて工事だらけ。なかなか進まないのがちょっとつらい。
南下しきったところでようやく高速道路に入るとその快適さにほっとする。
好き好んで僻地を回っているくせに、やっぱり高速道路は便利だと実感。風情はなくても便利さを追求することは止められまい。
高速に入るとすぐに大理に到着。
こちらは新市街である下関。大きなビルの並ぶ大都会。
だが我々はここを素通りして旧市街である大理古城へ向かう。バスで20分もかかっただろうか。意外に離れている。
大理古城も横目に見つつ、途中でお昼を食べてツアーはそのまま喜洲へ。
この村はぺー族の古い家が残っているのが売りらしいが、駐車場にはまたたくさんの観光バス。いやな予感がする。
まず案内されたのは厳家大院という明・清代から続くという家。
中庭が2つも3つもつながる大邸宅だが、部屋はことごとくお茶などの土産物屋と化し、愛想の悪いお姉ちゃんたちが店番をしている。
一番大きな広間ではぺー族名物の三道茶というのが飲めるが、こちらはショーがついてくるらしい。布で仕切られた中を2階から覗き見ると歌に踊りに漫才のようなことをやっているが、中のお姉さんたちは明らかにきれい。う~ん。
厳家大院を出ると村の中を散歩。
と言ってもごく普通の商店街で、店先ではマージャンをやっていたりする。
変なみやげ物など売っていないし、
道端に唐辛子や豚の皮が無造作に干されているのがいい。
古い家は本当に昔のままでボロボロ。公衆トイレだけがやけに美しくておかしい。
この町並みをどう保存するのか、センスが問われるところだが、さて、5年後この村はどうなっていることか。
村の散策中にはおやつを買い食い。
これはイモか何かのでんぷんを練ったものに黒糖シロップをかけたもの。ポピュラーなおやつらしいが、のりを食べているみたい。
こちらは破酥という喜洲名物のパイ。お肉の入ったものと黒糖餡の入ったものの2種類があるが、どちらも生地にラードがたっぷり練りこまれているのでかなり脂っこい。どちらかと言えば甘い方がおすすめ。
喜洲の観光を終えてようやく大理古城内のホテルにチェックイン。
ホテルの表玄関側の道は車も通る古城内の新市街。
でも裏から出ると歩行者天国の観光エリアにつながっている。
本日の夕食はこの古城内で過橋米線。雲南に入って以来、ずっと食べさせろと要求していたものが最終日になってやっと出てきた。
まず出てくるのは3段重ねのお皿(右は展開図)
何種類もの肉や魚が1片づつ、さらに干しエビや小魚、その他もろもろの薬味が乗っている。
そこへ熱々のスープが登場。脂の幕が張ってなかなか冷めないこのスープに肉や魚を入れ、さらに米麺を入れて食べるのが過橋米線。
具沢山のプレゼンテーションは楽しいが、本場物と期待したこの店の麺はちょっといまいちだったかも。
食後は大勢の観光客でにぎわう大理古城をみんなで散歩。
大理はメインストリートが1本なので、麗江のように迷う心配はない。
メインストリートの端、ライトアップされた南城楼の外ではぺー族が踊りを披露中。
でも良く見るとここも平均年齢は結構高い。
メインストリートの真ん中には望楼があって、下は土産物屋になっているが入場料を払うと上に登ることができる。
中には金ぴかの仏像が並んでいるが、その脇をすり抜けてさらに階段を上がり、最上階のテラスに出る。
眼下には土産物屋街をそぞろ歩く観光客が見え、はるか遠くに有名な崇聖寺三塔のライトアップされた姿がまるで土筆のように見える。
雲南で眠るのも今夜が最後だ。
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朝の雲龍の町をお散歩。
朝ごはん屋台などあまり出ていなくてちょっとさびしいが、川べりで野菜を売る人たちを発見。
どうやら山の方から来た少数民族らしく、大きなわらびやよくわからない山菜を売っている。秋になったらここにはきのこが並ぶのかな。
雲龍の町からは田舎道をひたすら南下する。
のどかな農村や田舎の市場を過ぎるのは楽しいが、道が悪くて工事だらけ。なかなか進まないのがちょっとつらい。
南下しきったところでようやく高速道路に入るとその快適さにほっとする。
好き好んで僻地を回っているくせに、やっぱり高速道路は便利だと実感。風情はなくても便利さを追求することは止められまい。
高速に入るとすぐに大理に到着。
こちらは新市街である下関。大きなビルの並ぶ大都会。
だが我々はここを素通りして旧市街である大理古城へ向かう。バスで20分もかかっただろうか。意外に離れている。
大理古城も横目に見つつ、途中でお昼を食べてツアーはそのまま喜洲へ。
この村はぺー族の古い家が残っているのが売りらしいが、駐車場にはまたたくさんの観光バス。いやな予感がする。
まず案内されたのは厳家大院という明・清代から続くという家。
中庭が2つも3つもつながる大邸宅だが、部屋はことごとくお茶などの土産物屋と化し、愛想の悪いお姉ちゃんたちが店番をしている。
一番大きな広間ではぺー族名物の三道茶というのが飲めるが、こちらはショーがついてくるらしい。布で仕切られた中を2階から覗き見ると歌に踊りに漫才のようなことをやっているが、中のお姉さんたちは明らかにきれい。う~ん。
厳家大院を出ると村の中を散歩。
と言ってもごく普通の商店街で、店先ではマージャンをやっていたりする。
変なみやげ物など売っていないし、
道端に唐辛子や豚の皮が無造作に干されているのがいい。
古い家は本当に昔のままでボロボロ。公衆トイレだけがやけに美しくておかしい。
この町並みをどう保存するのか、センスが問われるところだが、さて、5年後この村はどうなっていることか。
村の散策中にはおやつを買い食い。
これはイモか何かのでんぷんを練ったものに黒糖シロップをかけたもの。ポピュラーなおやつらしいが、のりを食べているみたい。
こちらは破酥という喜洲名物のパイ。お肉の入ったものと黒糖餡の入ったものの2種類があるが、どちらも生地にラードがたっぷり練りこまれているのでかなり脂っこい。どちらかと言えば甘い方がおすすめ。
喜洲の観光を終えてようやく大理古城内のホテルにチェックイン。
ホテルの表玄関側の道は車も通る古城内の新市街。
でも裏から出ると歩行者天国の観光エリアにつながっている。
本日の夕食はこの古城内で過橋米線。雲南に入って以来、ずっと食べさせろと要求していたものが最終日になってやっと出てきた。
まず出てくるのは3段重ねのお皿(右は展開図)
何種類もの肉や魚が1片づつ、さらに干しエビや小魚、その他もろもろの薬味が乗っている。
そこへ熱々のスープが登場。脂の幕が張ってなかなか冷めないこのスープに肉や魚を入れ、さらに米麺を入れて食べるのが過橋米線。
具沢山のプレゼンテーションは楽しいが、本場物と期待したこの店の麺はちょっといまいちだったかも。
食後は大勢の観光客でにぎわう大理古城をみんなで散歩。
大理はメインストリートが1本なので、麗江のように迷う心配はない。
メインストリートの端、ライトアップされた南城楼の外ではぺー族が踊りを披露中。
でも良く見るとここも平均年齢は結構高い。
メインストリートの真ん中には望楼があって、下は土産物屋になっているが入場料を払うと上に登ることができる。
中には金ぴかの仏像が並んでいるが、その脇をすり抜けてさらに階段を上がり、最上階のテラスに出る。
眼下には土産物屋街をそぞろ歩く観光客が見え、はるか遠くに有名な崇聖寺三塔のライトアップされた姿がまるで土筆のように見える。
雲南で眠るのも今夜が最後だ。
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