Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ムスタンのホーストレッキング

2011-10-25 19:29:54 | チベット文化圏
以前にも書いた通り、ジョムソンからローマンタンへの往復には基本、馬を使った。

 肩までの高さが1メートル2、30センチの小さな馬。
鞍にはチベットカーペットが敷かれているが、大活躍のカエルさんクッションがないとお尻がかなりつらい。

どの馬もおとなしくて、乗り手が何かしなくても基本的には前の馬について勝手に歩いてくれる。
前を行く馬のお尻に鼻づらをくっつけんばかりにして歩くのだが、今回びっくりしたのが馬がよくおならをするということ。

歩きながらブーブー、ブーブー。

そして実が出る時にはしっぽが上がる。
そんな時にこちらの馬が鼻づらをくっつけている時は本当に内心「ひえ~」と思う。
さすがにこちらの馬もひっかけられるようなへまはしないのだけれど。
もちろんにおいはするけれど、広大な景色の中ではすぐに気にもならなくなる。

日本人5名が乗る5頭の馬に、馬子は3名。

   
一番年かさのお父さんは2頭の馬のオーナーでもある。そのためか朝晩の馬たちの世話はこのお父さんがほとんど一人で担当。食事は袋にトウモロコシを入れて頭に引っ掛けてやるとボリボリ音を立てて食べる。

あとの二人は18歳と20歳。
  
どちらもジョムソン近郊に住んでいるが、違う村のために今回が初対面だったらしい。
がすぐに仲良くなってこの通り。

どちらも今時の子らしく携帯電話を持ち歩き、
  
歩きながら音楽を聴いたり、写真を撮ったり。

「彼女の写真はないのか」と若い方の携帯をひったくってチェックしたら写真は自分を撮ったものばかり。どれだけナルちゃんなんだ。
 夜は大人ぶって他のポーターたちと酒など飲んでいたが、トレッキング最後の日に「もうすぐママに会えるね」とからかったら、「うん、パパも待ってる」って、まだまだ子供でかわいい~。

  
我々一行には乗馬の他に荷物運びのロバが5頭いて、こちらはこの赤い服の馬子がいつも別働隊で動いてくれた。
こちらのロバと馬子は最終日、カグベニの手前からまたローマンタンまで引き返してフル稼働。

夏中良く働いた馬も馬子も、今頃はもうのんびり休んでいることだろう。


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コメント (4)
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