Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ドバイ・モールとブルジュ・ハリファ

2012-08-03 22:02:46 | 中近東/北アフリカ
エミレーツ航空の直行便はドバイ到着が午前3時、東京行きの出発も午前3時前なので、一日の仕事ならば極端な話、ホテルを全く使わずに「日帰り」も不可能ではない。

でも老体でそんなことをしてはたまらないので、到着した日はアーリーチェックインで一日休養、翌日も一泊分を払って夜中過ぎの出発までホテルを使わせてもらう。

今回の宿泊は仕事先のすぐ隣にあるということでメディア・シティ内のMedia One Hotel。
  
名前の通り、目の前にはロイターやCNNのビルが並び、その向こうに見えるのはあのパーム・ジュメイラだが、上空から見なければヤシの木の形には見えない。
さらにダウンタウンの高層ビル群が見え、この方向にブルジュ・ハリファも見えるはずなのだが、地上がもやっているのであの高さでも見ることができない。

外は40度を超える気温なので市内観光と言っても外をうろつくわけにはいかない。

というわけで見えないブルジュ・ハリファを目指してまずはドバイ・モールへ。
 
巨大ショッピングモールの前に広がるプールの向こうにようやくビルの全容が見えた。

ここの展望台に上るには当日券だと400ディナール(約10000円)もかかるが、ネットで事前予約をすれば100ディナールになる。
当然事前予約をしてあるが、その時間まで間があるのでモールの中をうろうろ。

  
 
あまりにも巨大なモールなので、それなりにお客は来ているのだろうがなんだか閑散として見える。

このモールの中でも有名なのは世界一の水槽を持つ水族館
 
入場しなくてもこの水槽は見られるが、水槽の向かい側には普通にキャンディー・ショップなどあるところがドバイらしく、
 モール・オブ・ザ・エミレーツのスキー場に対抗してか、ここにはアイスリンクもある。

やがて時間になったのでドバイ・モールの地階へ。
 これがブルジュ・ハリファの展望台 "At the top" への入り口。
ここの専用受付でネットの予約票を見せ、写真付きの身分証明書まで見せてやっと入場券がもらえる。

 
時間までは大きな模型のある待合室で待たされ、予約時間10分前になってゲートが開く。

その先には動く歩道があって
 
これを抜けたところにある天窓から上を見ろ、と指示されて見るとブルジュ・ハリファのてっぺんが見える。
 さらに長い廊下を歩いてやっと目指すビルの中へ。
  
高速エレベーターはあっという間に展望フロアまであがってしまうが、この中の音楽がやたらに大音量なのがアラブらしいところ。

到着するのは124階。展望フロアは360度ガラス窓になっているが、エレベーターを出たところには外に出られるテラスがある。
  
ここに出て上を見上げると
 まだまだ上がある。
このビルは全部で160階建てだから、まだこの上40階近い階層にオフィスがあるわけだ。"At the top"って名前なのに。

と文句を言いながらここの高さは地上452メートルで、東京のスカイツリーの天望回廊より2メートルだけ高い。
で下を覗くと
  
ドバイモールの全容が見え、水が上がっていないがこれまた世界一と言うドバイ・ファウンテンも見える。
 
まわりにはにょきにょきと高層ビルが建ち、その間を立派なハイウェイが走るが、
 その先は砂漠ですべてが砂色にもやっている。 
この街全体が蜃気楼のようだ。

この高さからの眺めとなると飛行機の上からの景色のようで、窓際にへばりついても怖さなどは感じない。
もやのせいで視界もあまり効かないので、正直すぐに飽きてしまった。

 
このフロアには小さな土産物売り場があるだけで、一回当たりの定員をもっと増やしてもいいのにと思うほどまわりはガラガラ。
 有名な金の自動販売機にはインド人が貼り付いて購入していたが、もっと工夫の余地はありそう。

30分ほどで下に降りると、帰り道にはこのビルの建設にかかわった人たちの名前入りのパネルがあってこれはいい。
  
出口にも土産物屋があるが、ここにも心そそられるものはなし。

暗くなってからモールを出ると
 
この華やかさ。

 
それに比べてブルジュ・ハリファのライトアップは意外に地味だけれど、それがかえっていい感じで、高いビルは上るよりも下から眺めた方がいいかもしれない。


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コメント (2)
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