Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

上海 洋風建築散歩

2012-08-30 00:28:25 | 東アジア
今日から上海。

本来は月初めに来るはずだったものが台風で飛行機が飛ばず、延期になった今回もまた台風に直撃されるかとひやひやしたが、進路が東にそれてくれたおかげで到着した上海は雨も降っていない。
 日差しもないせいか、東京ほど暑くないのもうれしい。

昼前に到着したが、仕事は明日からなので午後は上海の散歩に出かける。
 まずは地下鉄で延安西路駅から陜西南路駅へ向かうが、途中の乗り換えの不便なこと。上海の地下鉄は絶対に接続のことなど考えずに駅を作っている。

駅を出て向かったのは上海工芸美術博物館。
ところが入り口で入場料を払おうとするとだめだめと手を振る。どうやら中を改装中で、再開は来週かららしい。
仕方がないので外観だけ見せてもらう。
  
1905年に当時のフランス租界にできたこの建物は上海市長の官邸であったこともあるとか。
もともと展示品より建物を見たかったので、中に入れないのは残念。

ここを起点にぶらぶらと、ホテルまで古い建物を見ながら歩くことにする。
いつ来てもどこかしら工事中で、やたらに高層ビルの増殖している上海だが、街路には意外に緑が多く、
 そこかしこにしゃれた洋風建築が残っているのだ。

 上海音楽学院の中にあるのはロシア系のユダヤ人が作ったユダヤクラブ。

 東湖賓館と言うホテルになっている建物は上海マフィアのめかけの家だったそうな。

  
これまた中を改装中のこちらの洋館も東湖賓館の別館。
 塀の鉄柵までアールデコ風でしゃれている。

 これも現在はホテルの一部。
 駐車場の向こうに見えたこの建物はなんだろう。

  
高い塀に囲まれた立派なアプローチの一軒家にやたらに生活臭ただよう洗濯物が干してあったりするところも面白く
 
ごく普通のアパートになっているらしい建物にもしゃれた意匠が見える。

 
こんな曲線の建物もレトロでいい感じ。
 ファミマも立派な建物に入っている。

日本より涼しい、とキョロキョロしながら歩き回っていたら、さすがに熱中症気味になってしまったので
 香港式点心屋に緊急避難してかき氷。

これで息を吹き返してさらに歩くと
 
洋館の間に昔ながらの市場があったり、鳥かごの世話に夢中な洗濯屋さんがいたり
 
ドラム缶のパン屋さんにザリガニ売り。

地に足がついた上海は面白い。

 
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コメント (9)
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