ずっとミャンマーの思い出にふけっていたいけど、働かないと次の旅行に行けないのでジャカルタ行きのJLに乗り込む。
今回は久しぶりにポイントを使ってビジネスへアップグレード。
それにしてもジャカルタ行き、以前からそうだけれど観光客がほとんどいないので女性客が極端に少ない。
ビジネスともなれば自分を除いて(含めて?)おやじ度100%。みんなおとなしいからいいんだけど。
最近、機内食に有名シェフのメニューを加えたというので、今回はフレンチを所望。
オニオン・スープはちょっと味が濃いが、鶏のバロティーヌはハニーマスタードでいただくと大変に結構。
固いのがいやでいつもは避けるビーフステーキも、さすが最近の機内食はよく研究されていて、ちょうどミディアムレアになっている。「マチュピチュの天空塩」とやらもおいしい。
「ショコタイ」と名付けられたデザートは濃厚なチョコレートムースとココナッツアイス。
コウジ シモムラさんは知らないけど、フレンチのシェフはいつぞやのANAの栗原はるみより機内食の監修に向いているみたい。
ジャカルタへはたっぷり時間があるので、食事が終わってから映画を見る。
今回はアカデミー賞の候補にもなっている 「アルゴ」
それほど期待もせず見始めたが、これはおもしろい!
1979年に起きたテヘランのアメリカ大使館人質事件、その時かろうじて大使館を抜けだし、カナダ大使の私邸に逃げ込んだ6人をCIAの専門家がどうやって救出したかという実話の映画化。
潜伏中の6人を新作映画のロケハン・クルーに偽装する、そのアイディアがまず実話とは思えないほど奇想天外。そしてその偽装に真実味を加えるため協力するハリウッドのプロデューサーと特殊メイクの専門家、これをアラン・アーキンとジョン・グッドマンがやっていて、出番は多くないながらユーモアとスパイスが効いて実にいい。
顔の長いベン・アフレックはひげがよく似合って控えめな演技が好印象。
この時期にイランでの出来事をこんな形で映画にする点、アメリカの悪意が見えるような気がするし、悪役に回ることが多いCIAも陰でがんばってるんですよ、というのが映画のテーマだろうが、チームワークを強調したり、ちょっと自虐的なセリフがあったりするところが監督アフレックの良心だろうか。
クライマックスの空港での脱出劇はお約束とは言えはらはらどきどき。クラシックな作りだが、こういうのははずさないのがいい。
ずっと昔、ケン・フォレットの「鷲の翼に乗って」という本を読んだことがある。これはやはりイラン革命で大騒ぎだった頃、自分の会社の重役を不当逮捕された大富豪のロス・ペロー(大統領選にも出馬したことがある)が私兵を雇って社員を脱出させた実話で、この時もアメリカ人の「自国民は自分で絶対守る!」という信念の強さに感心したものだ。
先日のアルジェリアでの一件と言い、スリランカの津波の時の自分の経験と言い、日本政府には残念ながらこういうところはまったく期待できない。
映画の後は日本のチーズをもらってみる。
おおともチーズ工房のロンドブラン、うらけん・由布院チーズ工房の福万、十勝野フロマージュの田楽みそ漬けカマンベールだそうだが、みそ漬けカマンベールが特にうまい。
さらにチキンサンドを食べながら 「Won't back down」 という、母親が娘の通う落ちこぼれ小学校の改革のために立ち上がるという映画を見たが、こちらはアメリカの学校制度が日本と全く違い、背景がわからないのでどうにもぴんと来ない。
ただ「アルゴ」と合わせて、アメリカ人が自分のことは何でも自分でやる国民性だということだけはよくわかった。
そうこうしているうちに飛行機は無事定刻前にジャカルタ到着。
仕事先が手配してくれたVIPサービス(というのがある)のおかげで入国審査に並ぶこともなく、スイスイと空港を出て、これまた手配のタクシーに乗り込んだのが午後5時半。
しかしこれがちょうど帰宅ラッシュの時間に重なって、空港からブロックMにあるホテルまで2時間15分。
あまりの渋滞にドライバーのおじさんには「ソーリー、ソーリー」と謝られてしまったけれど、まったくやれやれ。
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それにしてもジャカルタ行き、以前からそうだけれど観光客がほとんどいないので女性客が極端に少ない。
ビジネスともなれば自分を除いて(含めて?)おやじ度100%。みんなおとなしいからいいんだけど。
最近、機内食に有名シェフのメニューを加えたというので、今回はフレンチを所望。
オニオン・スープはちょっと味が濃いが、鶏のバロティーヌはハニーマスタードでいただくと大変に結構。
固いのがいやでいつもは避けるビーフステーキも、さすが最近の機内食はよく研究されていて、ちょうどミディアムレアになっている。「マチュピチュの天空塩」とやらもおいしい。
「ショコタイ」と名付けられたデザートは濃厚なチョコレートムースとココナッツアイス。
コウジ シモムラさんは知らないけど、フレンチのシェフはいつぞやのANAの栗原はるみより機内食の監修に向いているみたい。
ジャカルタへはたっぷり時間があるので、食事が終わってから映画を見る。
今回はアカデミー賞の候補にもなっている 「アルゴ」
それほど期待もせず見始めたが、これはおもしろい!
1979年に起きたテヘランのアメリカ大使館人質事件、その時かろうじて大使館を抜けだし、カナダ大使の私邸に逃げ込んだ6人をCIAの専門家がどうやって救出したかという実話の映画化。
潜伏中の6人を新作映画のロケハン・クルーに偽装する、そのアイディアがまず実話とは思えないほど奇想天外。そしてその偽装に真実味を加えるため協力するハリウッドのプロデューサーと特殊メイクの専門家、これをアラン・アーキンとジョン・グッドマンがやっていて、出番は多くないながらユーモアとスパイスが効いて実にいい。
顔の長いベン・アフレックはひげがよく似合って控えめな演技が好印象。
この時期にイランでの出来事をこんな形で映画にする点、アメリカの悪意が見えるような気がするし、悪役に回ることが多いCIAも陰でがんばってるんですよ、というのが映画のテーマだろうが、チームワークを強調したり、ちょっと自虐的なセリフがあったりするところが監督アフレックの良心だろうか。
クライマックスの空港での脱出劇はお約束とは言えはらはらどきどき。クラシックな作りだが、こういうのははずさないのがいい。
ずっと昔、ケン・フォレットの「鷲の翼に乗って」という本を読んだことがある。これはやはりイラン革命で大騒ぎだった頃、自分の会社の重役を不当逮捕された大富豪のロス・ペロー(大統領選にも出馬したことがある)が私兵を雇って社員を脱出させた実話で、この時もアメリカ人の「自国民は自分で絶対守る!」という信念の強さに感心したものだ。
先日のアルジェリアでの一件と言い、スリランカの津波の時の自分の経験と言い、日本政府には残念ながらこういうところはまったく期待できない。
映画の後は日本のチーズをもらってみる。
おおともチーズ工房のロンドブラン、うらけん・由布院チーズ工房の福万、十勝野フロマージュの田楽みそ漬けカマンベールだそうだが、みそ漬けカマンベールが特にうまい。
さらにチキンサンドを食べながら 「Won't back down」 という、母親が娘の通う落ちこぼれ小学校の改革のために立ち上がるという映画を見たが、こちらはアメリカの学校制度が日本と全く違い、背景がわからないのでどうにもぴんと来ない。
ただ「アルゴ」と合わせて、アメリカ人が自分のことは何でも自分でやる国民性だということだけはよくわかった。
そうこうしているうちに飛行機は無事定刻前にジャカルタ到着。
仕事先が手配してくれたVIPサービス(というのがある)のおかげで入国審査に並ぶこともなく、スイスイと空港を出て、これまた手配のタクシーに乗り込んだのが午後5時半。
しかしこれがちょうど帰宅ラッシュの時間に重なって、空港からブロックMにあるホテルまで2時間15分。
あまりの渋滞にドライバーのおじさんには「ソーリー、ソーリー」と謝られてしまったけれど、まったくやれやれ。
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