Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ミャンマーの本屋さん

2013-05-25 17:23:49 | 東南アジア
ミャンマーは貧しい発展途上国というイメージながら識字率が90%を超え、国民は読書好きで知られている。
(識字率についてはWikiのこちらのサイトが面白い。日本は99%で世界23位、トップは意外にもキューバの99.9%!)

その評判を裏付けるかのごとく、ヤンゴンの町を歩くと歩道に本を並べた露店が本当にたくさんある。
 
 

並んでいるのは古本がほとんどのようだが、ビルマ語の本で目立つのはアウンサン将軍の本や仏教がらみらしい本。
 
外国語の本も並んでいて、なぜか日本語の英語参考書まである。誰が何のために買うのだろうか。

店頭では本の補修をしている姿も多く見られ、本に生まれるならばミャンマーに生まれたいと思うほど。
 
これだけ大切にされれば本も幸せだろう。

ところでバガンの壁画を見て以来、ミャンマーの壁画の本はないかと探していた。しかしバガンの土産物売り場にはなく、ヤンゴンの大きな本屋にもそれらしい本はない。
結局そういうものはまだ出版されていないのだとあきらめていたが、ガイドさんは露店の一軒一軒で聞いてくれている。
まさか露店にあるわけもないのにと思っていたところ、なんと、露店の一軒でこんなものが出てきた。
 丁寧に修復されたビルマ語の薄い冊子ながら、これが壁画の本。
  
 
写真の質は悪いながら確かにバガンで見た壁画も載っていて、これにはたまげた。
足元を見られて結構高かったけれど(いくらだったかは失念してしまった)もちろんお買い上げ。
ミャンマーの人はこうやってほしい本を手に入れるのか、と感心してしまった。

 こちらは露店ではない立派な本屋さん。
ビルマ語の他に英語の本も多く揃えられ、レジの横には
 大人気のアウンサン・スーチー女史のカレンダーが多数。
ついでにこちらは露店の土産物屋。
 オバマの来訪直後だったこともあるが、こういうものが堂々と売られるとはミャンマーは本当に変わりつつあるのか。

さて、本屋の話題に戻ると、地方都市では貸本屋を見かけた。
  
文字の本もあったのかもしれないが、店頭に並んでいたのは漫画ばかり。ガイドさんも子供の頃はよく借りたと言うが、劇画タッチでなかなかの迫力。

  
ヤンゴンのインド人街から脇道に入ると漫画本の問屋街のような一角があって、どうもここから地方の貸本屋に漫画が送られるらしい。

きれいなショッピングモールの中の本屋にも漫画は並んでいるが
 
こちらはなんと仏教漫画。手塚治虫の「ブッダ」みたい。

 
おまけは初日に泊まったヤンゴンのホテルのクリーニング料金表。
 日本アニメはすでにここにも浸透しているのであった。


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コメント (7)
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