Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

中央アジアのパン

2013-11-06 17:03:17 | 中央アジア
中央アジア諸国の主食はパン。
なので料理が米主体のプロフでも、小麦粉でできたラグメン、マントゥでも、テーブルには必ずパンが載っている。

一番多く登場するのはナン。
と言ってもインドとは違い、イーストで発酵していない、丸くてどっしりとしたパン。
市場に行けば必ず売っているが、売り子、町によって少しづつ形が違う。

 
タジキスタン西部、ホジャンドの物はそれほど大きくないがずっしり。
 スーパーにも四角い食パン型やロシア風の黒パンとともに並んでいる。

  
イスタラフシャンの市場には大きなかご型のパン。これはパンの中にパンを盛るのだろうか。

 
パミールのホルグまで行くとパンも素朴な姿。
  
各家庭の窯でも焼かれ、客人があれば必ず供される、この素朴なパンがおいしい。
 レストランにも大量に配送される。

 さすが首都、ドゥシャンベのホテルではナンの他に薄焼きパンや固いクッキーのようなパンも登場。
  同じドゥシャンベのチャイハナ、ロハットでは手のひらサイズのパンが出たが、看板にも出すほどの名物とみえてこれはしっとりとおいしかった。

 キルギスのオシュの市場にもナン。
 サリタシュの宿で出されたナンは縁だけ厚くて真ん中はカリカリ。
 ここに限らず、キルギス族の多いところでは揚げパンも登場する。

 ウズベキスタンのフェルガナ盆地ではハイウェイにもナン売り。
 コーカンドのナンはふっくらしておいしく、
  
フェルガナでもタシケントでも、「うちのナンこそおいしい」と自慢が入る。

ナンと同様、インドと同じ名称のサモサも中央アジアでよく見る軽食。
 ホルグの市場で売られていたこれなどは大振りながらインドと同じ形だが
 
イスタラフシャンのこの巨大なサモサは皮がパリパリの層になっている。どんな具が入っているのか食べてみたかったが、あまりの大きさと売っているおばちゃんの顔が怖くてびびってしまった。

こちらはキルギスのオシュのレストランで出されたサモサ。
  
げんこつほどの大きさで中には羊肉とたまねぎがぎっしり。
 店先の窯で焼いていたが、この焼き方もサモサも台湾の胡椒餅にそっくり。

南と東の食文化がこんなところでも交差している。


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする