Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

東北で女子会 2 川渡温泉 みやま

2014-09-08 16:33:29 | 国内旅行
加美町からともちゃんの車で鳴子温泉郷の川渡温泉へ。

ここは東鳴子の大沼旅館を拠点に湯治した時に来たことがあるが、今夜泊まる宿は温泉街を出たところからちょっと脇道に入った所にある。

山ふところの宿 みやま
 
小さな看板は庭木の間に隠れるようにあるだけ、駐車場に入ると茅葺の屋根が立派な母屋と普通の民家のような建物が見えるだけでおよそ旅館には見えない。
 木に隠れてこの奥にも実はもう一棟あるのだが、これも外からはどうと言う建物にも見えない。

しかし民家のような玄関を入ると
 
広々としたレセプションはすっきりとして、わずかに置かれた家具も趣味がいい。

そして木のフローリングが美しい長い廊下を行くと
 
突き当りにはこれまた広々としたラウンジにゆったりとソファが置かれている。
 吹き抜けになったこのラウンジは2階から見下ろしても美しいが、この別館は総金山杉造りなのだそうだ。

通された部屋はこのラウンジのすぐ隣。
 12畳のこのお部屋も天井が高くて洗練されている。

到着が結構遅くなったので、夕食前に一風呂、とすぐに浴場へ。
  のれんがなくてちょっとおトイレのような入口だが
 浴室内にも杉材がふんだんに使われ、優しい雰囲気。
6人ほどでいっぱいの浴槽内のお湯は単純泉とのことだが、紅茶のような色のお湯は中鉢温泉にそっくり。それも道理で、宿を出てみると中鉢温泉はすぐ近くだったが、ここも自家源泉とのこと。源泉47.2℃のお湯はぬるめで、優しい泉質とあいまって長く入っていられる。

お風呂でさっぱりした後は、別室で夕食。
 素朴な山菜に始まって
 
岩魚は頭から食べられるみじん粉揚げ。大根餅に
 
鶏まんじゅう、飛龍頭。どの料理も見た目の派手さはないが、きっちりと上品に作られていてとてもおいしい。

食事は田原くんも一緒だったので米談議に花が咲き、「柔らかいコシヒカリよりしっかりした食感のササニシキの方が好きだった」なんて言っていたら
 
おにぎりになって登場したご飯がなんとササニシキ。病気に弱い品種なのであまり作られなくなってしまったそうだが、この宿のお米は自家製とか。珍しいまんじゅう麩のお吸い物と一つはなんとかいただいたが、2つ目はどうしても入らなかった。

 
なので翌朝しっかりいただいたのは言うまでもない。

   
「みやま」さんは家族経営の小さな宿だが、隅々まで美意識に貫かれた素晴らしい宿だった。


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コメント (2)
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