7月7日
本日、もう帰国日。
しかし台南ではまだまだ食べたいものがあるということで
ちょっと覗いたホテルの朝食はなかなか充実していたが、「いっぱい食べちゃダメ」と同行者たちに鬼のように言い渡してホテルを出発。
歩いて5分ほど、先日の夜にかき氷を食べた「莉莉水果店」のすぐそばにあるのが最初の目的地、「福記肉圓」。
小さな店の奥では蒸篭が湯気を立て、テーブルは歩道というおなじみのスタイル。
できますものは肉圓が2つ乗って一皿38元のみなので、これを2皿注文するもれなくシンプルなスープが付いてくる。
皮はプルプルと柔らかく、香港の腸粉とほぼ同じ。中のお肉は意外に大ぶりで、酸味のあるソースでぺろっといける。
台北の肉圓は揚げてあってちょっとしつこく、一度食べていやになってしまったが、蒸した台南風はあっさりしているのでいい。
莉莉水果店の隣には夜には気が付かなかったがここにも日本風の建物。 1920年代に建てられた旧台南愛国婦人会館だそうだが、今は展示スペースになっているようだ。
このすぐそばに「Klin Mini Supermarket」と大きな看板の店があるので入ってみると、スーパーではなく中華菓子の店。
棚に何種類も丸い中華まんのようなものが並んでいるので手に取ってみるとこれが軽い。よく見ると棚の上に「割らないでね」と注意書きがある通り、このお菓子は中が空洞になっている椪餅とか月內餅とかいうものらしい。長崎に一〇香(いっこっこう)というやはり空洞のお菓子があるが、おそらくは福建省あたりがルーツのこれが元祖だろう。
買って帰って食べてみたが、空洞の底は飴のようになっていて、皮はちょっと粉っぽい。そう言えば一〇香もあまり好きじゃなかったっけ。
店頭ではこの空洞の中にソフトクリームを入れたものも売っていて、確かにこの方がおいしいだろう。
ところがこの克林食品、帰国後に調べたら実は八宝肉まんで有名な店だとわかった。
気が付かなかったのは朝早くてまだ肉まんが並んでいなかったからだろうか。知っていたら肉まんを買ったのに、残念!
この店の向かいには広い敷地の孔子廟。
狛犬のたくさん並んだ鳥居の先には小さな店がたくさんあるが、こちらもまだ朝で開店準備中。
テクテクと歩いて、次の店に到着。
「再発號」は粽の超有名店だが、ここもびっくりするほど小さな店で、やはりテーブルは歩道に出ている。
これは大きな八宝肉ちまき、100元。黒いのはしいたけ、他に卵黄やら干しエビ、栗など入って、台南風は茹でられているのでお米が柔らかい。タレの味付けもちょうどよく、これも台北で食べた粽よりおいしい。
食べ歩きはまだ終わらない。
この店の前からはタクシーを拾って新光三越中山店へ。このデパートのお向かいにたくさんの店を集めたフードコートがあるのだが、10時開店のはずがのんびりしていてどこもなかなか開かない。
仕方ないのでほとんど唯一営業していた「茶の魔手」でミント烏龍茶とかココナッツミルクプーアル茶とか怪しげなお茶を注文。メニューにはものすごい数のバリエーションがあるが、飲んでみればなかなかいける。
スタバが流行りだしたころの台湾はなんちゃってコーヒー店だらけだったが、タピオカミルクティーが流行りだしてからは冷たいお茶のスタンドだらけになった。しかし台湾の気候を考えればこちらが流行るのも当たり前で、どこの店でもそこそこおいしい。ユニークなメニューの店も多くて、こんなところも台湾は自由だ。
そうこうしているうちに目当ての店の店員がやってきて準備を始めた。
先に準備完了したのはこちら、「安平豆花」。台南に来たらマストとの評判なので豆花にシロップをかけただけの原味にしてみたが
う~ん、これはただの豆腐にシロップ・・・。豆花なら香港の方がおいしいところがある。
気を取り直して隣のもう一軒の店、「周氏蝦捲」。
こちらも台南の超有名店だが
揚げたてのエビのすり身揚げは、これはおいしい。いろいろ食べているので一人一本にしたが、これはもっと食べたかったかも。
とB級グルメを堪能したところでタイムアップ。
またタクシーを拾って宿泊しているホテルの前まで。
角にあるのは旧日本勧業銀行台南支店で、1937年に建てられたこの建物もかっこいいのだが
11時開店のそのお向かいに最後にやっと入るのだ。
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本日、もう帰国日。
しかし台南ではまだまだ食べたいものがあるということで
ちょっと覗いたホテルの朝食はなかなか充実していたが、「いっぱい食べちゃダメ」と同行者たちに鬼のように言い渡してホテルを出発。
歩いて5分ほど、先日の夜にかき氷を食べた「莉莉水果店」のすぐそばにあるのが最初の目的地、「福記肉圓」。
小さな店の奥では蒸篭が湯気を立て、テーブルは歩道というおなじみのスタイル。
できますものは肉圓が2つ乗って一皿38元のみなので、これを2皿注文するもれなくシンプルなスープが付いてくる。
皮はプルプルと柔らかく、香港の腸粉とほぼ同じ。中のお肉は意外に大ぶりで、酸味のあるソースでぺろっといける。
台北の肉圓は揚げてあってちょっとしつこく、一度食べていやになってしまったが、蒸した台南風はあっさりしているのでいい。
莉莉水果店の隣には夜には気が付かなかったがここにも日本風の建物。 1920年代に建てられた旧台南愛国婦人会館だそうだが、今は展示スペースになっているようだ。
このすぐそばに「Klin Mini Supermarket」と大きな看板の店があるので入ってみると、スーパーではなく中華菓子の店。
棚に何種類も丸い中華まんのようなものが並んでいるので手に取ってみるとこれが軽い。よく見ると棚の上に「割らないでね」と注意書きがある通り、このお菓子は中が空洞になっている椪餅とか月內餅とかいうものらしい。長崎に一〇香(いっこっこう)というやはり空洞のお菓子があるが、おそらくは福建省あたりがルーツのこれが元祖だろう。
買って帰って食べてみたが、空洞の底は飴のようになっていて、皮はちょっと粉っぽい。そう言えば一〇香もあまり好きじゃなかったっけ。
店頭ではこの空洞の中にソフトクリームを入れたものも売っていて、確かにこの方がおいしいだろう。
ところがこの克林食品、帰国後に調べたら実は八宝肉まんで有名な店だとわかった。
気が付かなかったのは朝早くてまだ肉まんが並んでいなかったからだろうか。知っていたら肉まんを買ったのに、残念!
この店の向かいには広い敷地の孔子廟。
狛犬のたくさん並んだ鳥居の先には小さな店がたくさんあるが、こちらもまだ朝で開店準備中。
テクテクと歩いて、次の店に到着。
「再発號」は粽の超有名店だが、ここもびっくりするほど小さな店で、やはりテーブルは歩道に出ている。
これは大きな八宝肉ちまき、100元。黒いのはしいたけ、他に卵黄やら干しエビ、栗など入って、台南風は茹でられているのでお米が柔らかい。タレの味付けもちょうどよく、これも台北で食べた粽よりおいしい。
食べ歩きはまだ終わらない。
この店の前からはタクシーを拾って新光三越中山店へ。このデパートのお向かいにたくさんの店を集めたフードコートがあるのだが、10時開店のはずがのんびりしていてどこもなかなか開かない。
仕方ないのでほとんど唯一営業していた「茶の魔手」でミント烏龍茶とかココナッツミルクプーアル茶とか怪しげなお茶を注文。メニューにはものすごい数のバリエーションがあるが、飲んでみればなかなかいける。
スタバが流行りだしたころの台湾はなんちゃってコーヒー店だらけだったが、タピオカミルクティーが流行りだしてからは冷たいお茶のスタンドだらけになった。しかし台湾の気候を考えればこちらが流行るのも当たり前で、どこの店でもそこそこおいしい。ユニークなメニューの店も多くて、こんなところも台湾は自由だ。
そうこうしているうちに目当ての店の店員がやってきて準備を始めた。
先に準備完了したのはこちら、「安平豆花」。台南に来たらマストとの評判なので豆花にシロップをかけただけの原味にしてみたが
う~ん、これはただの豆腐にシロップ・・・。豆花なら香港の方がおいしいところがある。
気を取り直して隣のもう一軒の店、「周氏蝦捲」。
こちらも台南の超有名店だが
揚げたてのエビのすり身揚げは、これはおいしい。いろいろ食べているので一人一本にしたが、これはもっと食べたかったかも。
とB級グルメを堪能したところでタイムアップ。
またタクシーを拾って宿泊しているホテルの前まで。
角にあるのは旧日本勧業銀行台南支店で、1937年に建てられたこの建物もかっこいいのだが
11時開店のそのお向かいに最後にやっと入るのだ。
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