Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

15年初夏の東北 5 田舎館の田んぼアート

2015-07-21 17:51:28 | 国内旅行
6月28日

津軽湯の沢から弘前に出て、今年の1月に乗ったばかりの弘南鉄道に再び乗車。

そしてやって来たのはその名も「田んぼアート」駅。
 
前回は一面の雪原だった田んぼも今は緑一色、いつかは見たいと思っていた田んぼアートをまだ少し早いかもしれないけれどせっかく近くまで来たのだから見て行こうと、夏の間だけ列車の停まるこの駅に降り立ったのだ。

まず目指すのは駅からも見えるこの展望所。
 
すぐ隣には道の駅いなかだてがあるこちらは弥生の里展望所というそうだが、200円を支払ってエレベーターに乗り、展望台に出てみると

今年の第2田んぼアートはスターウォーズ。
田植えが5月31日だったそうなので約1ヶ月、「まだ少し早いかもよ」と弘前駅の駅員さんには言われたけれど、水面はまだ見えるものの絵柄はもうちゃんと見える。
 この絵は展望台の上からの角度を計算した遠近法で描かれていて、近くで見れば異なる色の稲を緻密な計画に従って植えているのがよくわかる。
たいしたもんだな、と思いつつ、実は想像よりはかなり小さかった。 
 というのも展望台から見える駅の向こうに広がる田んぼ、こちらに田んぼアートがあるものと勝手に思い込んでいたのだが、考えてみればこんな広さに細かく色の違う稲を植えるのは大変すぎる。

 第2田んぼアートを確認したところで、次は展望所のすぐ前から出るこの無料シャトルワゴンに乗って第1田んぼアートへ移動。

10分ほどでやってきたのは田舎館村役場なのだが
 
立派な門に天守閣まであるこの役場にはびっくり。
 
この天守閣がこちらの展望台になっているので、また200円を払ってエレベーターで上に上がる。

 天守閣のてっぺんはこんな感じで、外に出ると

大きなレット・バトラーとスカーレット・オハラがお出迎え。


こちらの方が稲の生育が早く、絵の緻密さも高くて見事だが、なんで「風と共に去りぬ」が「青天の霹靂」なんだろう?
と不思議に思ってたくさん待機している係りのお姉さんの一人に聞くと、「青天の霹靂」とはこの田舎館村で作られているお米の品種名とのことで納得。
 ついでにこの絵には7色、11種類の稲が使われていることまで丁寧に説明してくれた。

ところでこの日は東北が梅雨入りしたばかりのどんよりした天気、晴れていれば見えるはずの岩木山も全く見えず、展望台の上は風が吹いてものすごく寒い。後で見たらこの日の弘前は10℃だったとかで、せっかくの田んぼアートも長くは見ていられない。
しかし展望台を下りても村役場の周りには何もなく、役場の中の喫茶コーナーも7月からの営業でコーヒー一杯飲めない。
ちょうどいい時間のシャトルもないので呼んだタクシーのおじちゃんによると、今日はまったく待つこともなく上れた展望台も夏休みになると2時間待ちになるとか。

寒かったけれどちゃんと田んぼの絵が確認できたし、待たされることもなかったのでよしとしよう。
今頃は稲ももうすっかり成長しているだろう。


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コメント (5)
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