Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

15年初夏の東北 1 八幡平ハイキング

2015-07-09 19:10:36 | 国内旅行
まいどおなじみ、「大人の休日倶楽部パス」の旅。
今回は仕事でお疲れの友人を誘って、またまた北東北に行ってきた。

2015年6月26日から29日 北東北3県の旅

6月26日

いつものごとく旅行の時だけは勤勉な自分、お疲れの友人にまで早起きをさせて、朝一番のこまちでまずは盛岡まで。
 しかし朝一の東北新幹線はかなりの乗車率、特にグリーン車の席が埋まっているのはたいしたもの。

車内でいただく朝食はレトロなパッケージがかわいい大船軒の「サンドウヰッチ」。
 
「アメリカにはこんな薄いサンドイッチはなかった」とアメリカ暮らしの長かった友人は言うが、こういう上品なのが本来のサンドイッチだよ。

盛岡駅前からは定期バスで、八幡平頂上まで1時間50分。
当初の予定では以前にも使ったことのある散策ガイド付きの「八幡平自然散策バス」に乗るつもりだったのだが、良く調べたら翌日からの運行だった

とは言え乗車時間は5分しか違わないし、八幡平の頂上は散策路がよく整備されている。
そこでレストハウスのロッカーに荷物を預けて、2人でハイキング開始。

  
駐車場から散策路に入ってまず出迎えてくれるのは鮮やかな黄色のミヤマキンポウゲ。
 
ウラジロナナカマドに、アジサイのような花はなんだろう。
 
ベニバナイチゴに、楚々とした風情のショウジョウバカマ。
  
カラマツソウに、草の中にはイワカガミも見つけた。 

 ほどなく見えてきた鏡沼はまだ半分以上が凍っている。

 
おもしろい葉っぱのエンレイソウ、大きな紫の花が目立つのはシラネアオイ。
 
鳥が飛んでいるようなハクサンチドリ、かわいらしいコミヤマカタバミ。

 と写真を撮りながら30分で標高1613mの八幡平頂上に到着。もちろんこの櫓の上に上がるが

ここはもともとあまり「頂上感」がないところ、ましてどんよりとした曇り空なのであまりおもしろい景色ではない。

 そこでさらに進んで八幡沼の見えるベンチでランチタイム。
 
このために盛岡駅で仕入れてきたのは「三陸秋刀魚岩手箱」950円。ホテルメトロポリタン盛岡の監修だそうだが、〆秋刀魚、焼き秋刀魚、煮秋刀魚の3種類にそれぞれ細かい仕事がされていて、量はちょっと少ないがさっぱりしておいしい。

 エネルギー補給したところで八幡沼湿原の木道に入ると
 
ヒナザクラにイワイチョウ
 
野原一杯に咲くのはチングルマ。
 
ミズバショウも咲いているし
 
これもおなじみワタスゲに、水の中から伸びているのはミツガシワ。

まだほとんどつぼみばかりであまり面白くない花と思ったコバイケイソウ。
 
開いた花をよく見るとなかなかかわいくて、失礼しました。
 
ズダヤクシュもマイヅルソウも小さな小さな花。
 
サンカヨウに、時期にはまだ早いニッコウキスゲは日当たりのいい所に一輪だけ咲いていた。

時間はたっぷりのはずだったのだが、あれもこれもと小さな花の写真を撮ることに夢中になっていたら意外にも時間がかかってしまった。
 ゴールのレストハウスが眼下に見えて一安心。なにしろ次のバスに乗り遅れたら宿まで歩く羽目になる。
 景色は岩手山がかろうじて見えるほどの曇天だったのはあいにくだが、歩くのには暑くも寒くもなく最適ではあった。

 レストハウスで見つけたほうれん草入りリンゴジュースはいまいちだったが、3時間のフラワーハイキングは実に気持ち良かった。


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コメント (4)
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