Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

15年初夏の東北 7 陸奥湊

2015-07-29 16:38:52 | 国内旅行
6月29日

八戸のホテルは朝食付きだったけれど、旅に出た時だけはやたら勤勉(笑)なので、何もいただかずに8時10分の八戸線に乗車。
通学の学生でいっぱいの列車で2駅、やってきたのは陸奥湊。
  
駅前では早速「イサバのカッチャ(市場のかあちゃん)」が出迎えてくれる。

駅前の狭い道路を挟んでは小さな市場がいくつも並んでいるが、真っ先に目指すのは八戸市営魚菜小売市場。
 
ここでいろいろ買って朝ご飯をいただくために早起きしてきたのだ。

市場内には通路が2本あって、一方は加工品や焼き魚の店が並ぶ。
 
こちらはどこも商品がたくさん並んでいるが
 
鮮魚を扱う方はもう片付けている店も多くて並んでいるお刺身の種類も少なく、かなり寂しい。8時半ではもう遅かったか。
 
それでもおばちゃんたちと言葉を交わしながら見て回り、おいしそうな生マグロ一皿550円は量が多すぎるので「半分にして」とお願いしたら、なんだかあまり変わらない量が盛られてきた。

買い物が済んだら市場の奥の食事スペースへ行き、ご飯とみそ汁(各100円)をいただいて準備完了。
  
 
マグロの他は鮭の紅葉漬けに身欠き鰊を甘く炊いたものを乗せれば丼ご飯もぺろり。
地物のお刺身がなかったのはちょっとがっかりだったが、600円で満足の朝ご飯。

さらに他の市場を覗いてみると
 
ホタテやらヒラメやら新鮮な魚が並び
  
ウニ、ウニ、ウニがめちゃくちゃおいしそう!先にこちらを覗いてウニ丼にすればよかったと激しく後悔するが後の祭り、生ウニを持って歩くわけにもいかないので
 せめても、と瓶詰の塩ウニ、1200円をお買い上げ。
「地元産だけじゃなく、ロシア産とかも入ってると思うよ、じゃないと値段が高くなっちゃうからね」とお店の人は正直申告してくれたが、量もたっぷり入っておいしかった。

駅前朝市は一通り見たが、次の列車までまだだいぶ時間がある。
そこで港を見てみようと海の方へ住宅地の中をしばらく歩く。
 到着したのは館鼻岸壁。
ここは毎週日曜の朝には300店もの屋台が出ることで有名なのだが、平日の朝には広~い岸壁はがらんとして人っ子一人いない。
 
その岸壁の端にぽつんとあるスーパーは漁船の乗組員がお客さんなのだろう。
 
イカ提灯もかわいいが、渋いお土産コーナーで買ったイカ飯はイカが柔らかくて食べやすかった。

港からは高台にタワーが見えたのでそちらに向かってまたてくてく。
 階段を上がった先にはグレットタワーなる展望台があったが、なんとこの日は定休日。

高台から八戸方面を眺める頃には朝の曇り空がすっかり晴れ上がってくれた。

駅まで戻る道筋にはイカ漁のための電球屋さんがあったり、見事なホヤが売られていたり
 
 
おばあちゃんたちが店先で干す干物もおいしそうなのに、なんで買ってこなかったんだろう。

駅に戻り、次の列車を待つ間に外を覗くと市場の前にはウミネコがいっぱい。
 
魚屋さんの前でもおこぼれを待っていたりするが、町の人は邪険にする様子もない。

いろいろ心残りのある陸奥湊、次は日曜の朝市に来てみたいものだ。
 

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コメント (4)
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