Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

神楽坂でフレンチ@「デジーノ」

2015-07-13 17:51:52 | 食べ歩き
最近旅行以外ではさっぱり地元の商店街の外には出なくなってしまい、ましてやおフレンチとはすっかりご無沙汰していたのだが、友人に誘われて神楽坂へ行ってきた。

指定されたお店は地下鉄神楽坂駅から徒歩5分、とは言えにぎやかな商店街の方ではなく、新潮社の脇道をちょっと入った静かな一角にあるこちら。
 「デジーノ」

 
開店時間よりちょっと早めに着いてしまったが、入れていただいた店内は奥が小さなパティオになっているので明るくすっきり。

やがて合流した友人とメニューをじっくり拝見して、最初に登場したアミューズは
 豚のリエット、オリーブと、奥はなんだったっけ?
 もう一品、こちらは玉ねぎのブラマンジェ。
上に生ハムが乗っているが、それ以上に赤玉ねぎのショリショリがブラマンジェのアクセントになっておいしい。
 前菜にはいわしのマリネを選んでみたが、このマリネはほとんどお刺身。上に乗ったフレッシュトマトのソースがよく合い、下にはズッキーニやパプリカなどのお野菜がいっぱい。
 メインは豚にしたが、これは肉やら内臓やら耳やらいろいろな部位を細かく刻んで煮こんだものとのことで「コラーゲンも入ってます」ってとこが大切。臭みや癖もなく食感が楽しくてとても食べやすいが、お肉の下のマッシュドポテトにマスタードソースたっぷりで味もボリュームもかなりがっつり。
 
ということで軽そうなものをと選んだデザートはトマトのコンポートのゼリー寄せとオリーブオイルのアイスクリーム。アイスクリームはオリーブオイルが入っているのか上からかけただけなのか、香りがちょっとするぐらいだが、甘酸っぱく煮こまれたトマトとグレープフルーツを包むカルダモン風味のゼリーがさわやか。トマトは確かにフルーツかも。

全体に味がしっかり系なのは江戸風ということだろうか。
プレゼンテーションは美しく女性好みだが、ボリュームはかなりあって、プチフールまでいただいたら苦しいほど。
サービスの男性は料理の説明を早口ながらしっかりしてくれるが、もうちょっと愛想があったらもっと居心地がよくなるだろうに。

食後は近所の友人宅でだらだらおしゃべりをして、夕方神楽坂をちょっと案内してもらった。

こちらは数年前に建て替えられたばかりという赤城神社。
 
社務所がマンションの中に入っているところが都心らしいというべきか、この神社とマンションは隈研吾のデザインだそうだが、隈さんはこの神社の氏子だそうな。そのせいか銀山温泉で物議をかもした藤屋旅館より周りの景観とあっているような気がする。

表通りこそ全国チェーンの居酒屋などが目立つものの、ちょっと脇に入ればおもしろそうな店がいっぱいの神楽坂。
「住まいは神楽坂です」と言ってみたい、と引っ越しを検討してみたこともあった。
そのうちまた友人のしょばを荒らしに来よう。


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コメント (2)
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