Luntaの小さい旅、大きい旅

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春のオランダ 20 ユトレヒトの博物館

2016-06-12 18:49:44 | ヨーロッパ
4月2日 続き

アムステルダムから30分でやって来たのはユトレヒト。
 ここも大きな駅で、駅前は再開発中なのか工事だらけ。
金融に詳しい同行者によるとオランダは現在景気がいいらしい。

 その友人が駅を出た途端に目ざとく発見したのはミッフィーちゃんの絵の付いたバス。

これに乗って行ったのは
  
もちろんミッフィー・ミュージアム。と言ってもこの子うさぎのオランダでの名前は「ミッフィー」ではなく「ナインチェ」(名前の詳細についてはこちらへ→「うさこちゃんの謎解明」)
  
ナインチェは日本語でも迎えてくれる、ということはどれだけ日本人が来ることか。

館内は作者ブルーナさん独特の色とシンプルなデザインにあふれていて
  
  
  ライトや絨毯までミッフィーだらけ。
 しかしここは就学前の幼児が対象の施設らしく、子供連れでない者にはいささか居心地が悪い。

そこでここの見学は15分ほどで済ませて、道を挟んだお向かいへ。
 こちらはユトレヒト中央博物館。
元は修道院だった建物に増改築が繰り返されたそうで、広い館内の造りは複雑怪奇。
   
いかにも修道院らしいディテールがあるかと思うと、壁から妙なユニットが突き出ていたりもするが
  
なんとか目指すカフェテリアを発見。

ここに来たかった訳は
  
ミッフィー・パンとミッフィー・パンケーキが食べたかったからだが、これは明らかにお子様ランチだったね。
 かわいいレモネードが一番おいしい。

この軽いおやつをぺろっと平らげて、また館内を走り回って目的の物だけ見る。

これはまだ存命だけれど最近高齢で引退したブルーナさんの書斎。
 
本棚には世界中の言葉に翻訳された絵本も並んでいる。

そしてもう一人、ユトレヒト出身の有名人は家具デザイナー・建築家のリートフェルト。
実はオランダに来るまでは不勉強にしてこの建築家のことはほとんど知らなかったのだが、この博物館はリートフェルトの椅子を最も多く所蔵しているということで
  
  
1920年代、モンドリアンなどとともに「デ・スティル」というデザイン集団に属した作家のデザインを堪能。
アール・デコが好きな者にはこの直線的でシンプル、合理的なデザインが魅力的。

広い博物館には他にもいろいろ所蔵されているようだが、次の予定があるのですべて飛ばしてミュージアム・ショップへ。
ここでミッフィーちゃんグッズを買おう、というのがここに来た目的の一つだったのだが、ショップにはいろいろ並んでいるものの、すべて幼児向きのおもちゃや絵本、衣類ばかり。

考えてみればミッフィー、というかうさこちゃんは元々幼児向きの絵本。
こういうキャラクターが付いたグッズを大人まで持ち歩くのは日本発祥、たぶんにアジア限定のことなのだと改めて認識。
大人文化のヨーロッパでは大人向けグッズの需要はないわけだ。

ミッフィー・グッズ大人買いの野望は砕けて、次の目的地に向かった。


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コメント (2)
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