オランダ旅行記がちょうど終わったところで久しぶりにその元植民地、インドネシアへ出稼ぎが入った。
しかも変更不可の安いチケットを買ったら仕事の開始が3日遅れるとのお知らせ。
これ幸いと2泊3日でバンドゥンへ小旅行に行くことにした。
2016年6月17日
前夜遅く着いたホテルからやってきたのはジャカルタの長距離列車が発着するガンビル駅。
ホールが3つ連なる細長い駅に入ると
緑の柱が目立つホールはあまり大きくないが、その先にはコンビニやらファストフードやらがたくさん入っていて便利。
まずやらなければならないのは切符の入手だが、今回はバンドゥンの旅行会社に車の手配と一緒に列車の予約も頼んでおいた。するとメールでeチケットが送られてきたので
駅構内にあるこんな端末の画面に予約番号を入れると、下の機械から印刷された切符が出てくる。
このeチケットでの予約は今はコンビニからもできるそうで、インドネシアも進化したもの。
そのためか通常の切符売り場はあまり混んでいない。
発車の1時間前には駅に行かないといけない、などと言う情報も見たのでかなり早めに来たが、切符はすぐに出て来るし、ホームには1時間前からしか上がることができない。
ホームに上がる際には改札カウンターでチケットに記載された身分証明書番号(外国人はパスポート)の確認があるが、それ以外はいたってのんびり。
ジャワ島をカバーする国鉄の路線図と今回のルートを確認したらホームへ。
線路の向こうには独立記念塔が見える。
この駅にはプラットホームが4つしかないが、乗車予定の1番線にはきれいなお姉さんが横に立つきれいな列車が待っている。
これに乗るのかと思ったら残念ながらこれは先発のスラバヤ行き。窓も大きく、座席も座り心地良さそうだが、乗車率は2割ぐらいだろうか、ガラガラ。スラバヤまではみなさん飛行機で行ってしまうらしい。
真ん中の二つの線路にはほとんど5分おきに近距離のコミューター列車が通る。
日本のどこかの私鉄の払い下げ列車なので車内は日本の通勤電車のまま。しかしこの近距離線はガンビル駅には停まらずすべて通過してしまう。
やがて発車の20分前になってやっと目的の列車、Argo Parahyangan号がバンドゥンから到着してそのまま折り返しになる。
だいぶクラシックな感じの機関車に、女性乗務員の制服も鮮やかなブルーじゃない。
1等であるエクゼクティブでもこんな古い車両でちょっとがっかり。
座席も豪華とはとても言えないがクッション付き。車両の端にはモニターが付いていて映画を流している。
乗車率はこちらは9割以上、やはり早めに予約を入れておいてよかった。
列車は定刻の10時15分ぴったりに汽笛を鳴らして発車。
しかしジャカルタ市内は普通電車以上にゆっくりしか走らない。
やがて車掌さんがにこやかに検札にまわってきて、その後からは車内販売の注文取りが二人一組でやって来た。
今月はイスラムのラマダン月、インドネシア国鉄はどうなのかと思ったら食堂車も通常営業、メニューを持ったお兄さんは明らかにムスリムではない自分に声をかける。
隣のお姉さんはスカーフをしているので「食べてもいい?」と一応聞いてみると、「どうぞ気にしないで。聞いてくれてありがとう」と言うので注文してみた。
するとやっとジャカルタ市内を離れて列車が速度を上げ始めた11時過ぎ、早々と注文したナシ・ゴレン・バソがやってきた。
勝手にお昼頃来るものと思い込んでいたのであせるが、せっかく温かいのが来たのですぐに蓋を開ける。
すると中身は写真よりもだいぶ寂しい感じだが、これだけを電子レンジで温めたらしい紙包みのナシ・ゴレンはアツアツ。味付けが思いのほか良くて、軽いご飯なので完食。これで30,000ルピアは300円弱。
車窓の景色は2時間ほどはあまり面白くないが、やがて山の方に入ってからやっと良くなってくる。
おもしろい形の山が見えだし、緑の田んぼの中に固まる村のオレンジ色の瓦屋根が鮮やか。
写真がぼけているのは窓ガラスが傷だらけで汚いためだ。
途中の駅にはほとんど停まることなく、停まっても乗降客もなくて、ほぼノンストップの列車はちゃんと定刻の13時35分にバンドゥン駅に到着。
こちらのプラットフォームは高くなっていないので列車から降りるのには階段が必要。
バンドゥン駅は標高700mだそうな。
北口から出て初めてのインドネシア国鉄の旅は終了。
かなり揺れるし、期待したほど景色が良かったわけではないが、時間は正確だったし、3時間20分乗って料金は1000円なのだから文句はつけられない。
駅前の通りを右に折れて少し行くと不思議な竹のオブジェのある交差点があり、これをまた右に折れると5分ほどで今夜の宿、アリオン・スイスホテルに到着。
部屋でWiFiが入らないのは不便ながら、6000円でこの広さの部屋はありがたい。
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しかも変更不可の安いチケットを買ったら仕事の開始が3日遅れるとのお知らせ。
これ幸いと2泊3日でバンドゥンへ小旅行に行くことにした。
2016年6月17日
前夜遅く着いたホテルからやってきたのはジャカルタの長距離列車が発着するガンビル駅。
ホールが3つ連なる細長い駅に入ると
緑の柱が目立つホールはあまり大きくないが、その先にはコンビニやらファストフードやらがたくさん入っていて便利。
まずやらなければならないのは切符の入手だが、今回はバンドゥンの旅行会社に車の手配と一緒に列車の予約も頼んでおいた。するとメールでeチケットが送られてきたので
駅構内にあるこんな端末の画面に予約番号を入れると、下の機械から印刷された切符が出てくる。
このeチケットでの予約は今はコンビニからもできるそうで、インドネシアも進化したもの。
そのためか通常の切符売り場はあまり混んでいない。
発車の1時間前には駅に行かないといけない、などと言う情報も見たのでかなり早めに来たが、切符はすぐに出て来るし、ホームには1時間前からしか上がることができない。
ホームに上がる際には改札カウンターでチケットに記載された身分証明書番号(外国人はパスポート)の確認があるが、それ以外はいたってのんびり。
ジャワ島をカバーする国鉄の路線図と今回のルートを確認したらホームへ。
線路の向こうには独立記念塔が見える。
この駅にはプラットホームが4つしかないが、乗車予定の1番線にはきれいなお姉さんが横に立つきれいな列車が待っている。
これに乗るのかと思ったら残念ながらこれは先発のスラバヤ行き。窓も大きく、座席も座り心地良さそうだが、乗車率は2割ぐらいだろうか、ガラガラ。スラバヤまではみなさん飛行機で行ってしまうらしい。
真ん中の二つの線路にはほとんど5分おきに近距離のコミューター列車が通る。
日本のどこかの私鉄の払い下げ列車なので車内は日本の通勤電車のまま。しかしこの近距離線はガンビル駅には停まらずすべて通過してしまう。
やがて発車の20分前になってやっと目的の列車、Argo Parahyangan号がバンドゥンから到着してそのまま折り返しになる。
だいぶクラシックな感じの機関車に、女性乗務員の制服も鮮やかなブルーじゃない。
1等であるエクゼクティブでもこんな古い車両でちょっとがっかり。
座席も豪華とはとても言えないがクッション付き。車両の端にはモニターが付いていて映画を流している。
乗車率はこちらは9割以上、やはり早めに予約を入れておいてよかった。
列車は定刻の10時15分ぴったりに汽笛を鳴らして発車。
しかしジャカルタ市内は普通電車以上にゆっくりしか走らない。
やがて車掌さんがにこやかに検札にまわってきて、その後からは車内販売の注文取りが二人一組でやって来た。
今月はイスラムのラマダン月、インドネシア国鉄はどうなのかと思ったら食堂車も通常営業、メニューを持ったお兄さんは明らかにムスリムではない自分に声をかける。
隣のお姉さんはスカーフをしているので「食べてもいい?」と一応聞いてみると、「どうぞ気にしないで。聞いてくれてありがとう」と言うので注文してみた。
するとやっとジャカルタ市内を離れて列車が速度を上げ始めた11時過ぎ、早々と注文したナシ・ゴレン・バソがやってきた。
勝手にお昼頃来るものと思い込んでいたのであせるが、せっかく温かいのが来たのですぐに蓋を開ける。
すると中身は写真よりもだいぶ寂しい感じだが、これだけを電子レンジで温めたらしい紙包みのナシ・ゴレンはアツアツ。味付けが思いのほか良くて、軽いご飯なので完食。これで30,000ルピアは300円弱。
車窓の景色は2時間ほどはあまり面白くないが、やがて山の方に入ってからやっと良くなってくる。
おもしろい形の山が見えだし、緑の田んぼの中に固まる村のオレンジ色の瓦屋根が鮮やか。
写真がぼけているのは窓ガラスが傷だらけで汚いためだ。
途中の駅にはほとんど停まることなく、停まっても乗降客もなくて、ほぼノンストップの列車はちゃんと定刻の13時35分にバンドゥン駅に到着。
こちらのプラットフォームは高くなっていないので列車から降りるのには階段が必要。
バンドゥン駅は標高700mだそうな。
北口から出て初めてのインドネシア国鉄の旅は終了。
かなり揺れるし、期待したほど景色が良かったわけではないが、時間は正確だったし、3時間20分乗って料金は1000円なのだから文句はつけられない。
駅前の通りを右に折れて少し行くと不思議な竹のオブジェのある交差点があり、これをまた右に折れると5分ほどで今夜の宿、アリオン・スイスホテルに到着。
部屋でWiFiが入らないのは不便ながら、6000円でこの広さの部屋はありがたい。
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