6月19日
今日もまたアラン君に迎えに来てもらって、今度はバンドゥンの北へおでかけ。
本日目指すのはタンクバン・ペラフ火山の火口なのだが、1時間で近くの町まで来たところで
「ルワク・コーヒーを作っているところを見たいですか」と言うのでちょっと寄り道。
普通の家が密集した集落の中の細い道をしばらく行くと、まるでレストランのようなたたずまいの建物に到着。
これがルアク・コーヒー屋さん。
ルアクとはジャコウネコのことで、これがコーヒー豆を食べるとお腹の中で発酵された種が糞となって出てくる。これが独特の味と香りになるということで珍重されているコーヒーなのだ。
中に入るとすぐに案内のお兄さんがついて、まずは生産者にご挨拶。
このちょっと不思議な動物がジャコウネコ。これを檻の中で飼って、コーヒー豆を食べさせてルアク・コーヒーを作っていると言うわけだが、ここで何匹飼っているかは聞きそびれた。
繁殖もさせているのでかわいい子供もいるが、食事はバナナやパパイヤ、それに卵や鶏肉も食べさせると言うから雑食なのだろう。コーヒーは週に2回だけ与えるそうで
するとこんな糞が出てくるので、これを洗って天日干しにし、外皮を向いてから焙煎する。
生産者の視察が終わったら次は当然試飲があるのだが
ここではさすがにタダでは飲ませてくれなくて、一杯50,000ルピア(約500円)。それでも街中のカフェでは1,000円以上もしたりするので、これでもお得。
飲み方は細かく挽いた粉に直接お湯を注いで、沈むのを待ってすするトルコ式。
特に独特な香りがするとも感じないが、普通においしいコーヒー。
ここを出たらすぐに火山の入り口で入場料を徴収されるが、現地人は一人30,000ルピアの所を、外国人はなんと10倍の300,000ルピア!ここまで来て引き返す者もいないからの強気な設定なのかもしれないが暴利だ。
と文句を言いつつ車で上がって行き、駐車場で外に出るとすぐ目の前に
タンクバン・ペラフ火山、標高2,076mの噴火口。
底には泥がたまり
煙が上がっているところもあって、あたりには硫黄の匂いが漂う。
こちらの山は2013年にも噴火したことがあるそうで
こんな避難所があるが、いざという時これで助かるとは到底思えない。
駐車場からは火口の周りを歩く遊歩道が伸びているのでそれを歩いて行くと
途中までは延々と小屋掛けの土産物屋が続き、その先は火口を離れてしまうようなのでそこで引き返した。
が、後で聞いてみるとこの山には火口が3つあって、この道をもうしばらく行けば灰色ではなく白いもう一つの火口に行けたらしい。もったいないことをした。
帰りは土産物屋の中を通って行くと
ここでも硫黄を売っていたり
木彫りの動物やキティもどきの手編みバッグを売っていたり。
駐車場に戻って噴火口とは逆の方向を見れば
遠くにきれいな山容の高い山が見えるが、名前などまったくわからず。
入場料分いたかどうかわからないが、山を下りたら今日もまた温泉。
タンクバン・ペラフに近いところにあるのはチアトルのサリ・アテールと言うリゾート。
入場料32,000、車代30,000ルピアを払って中に入ると、広大な敷地に様々な施設が散らばっている様子。
しかしこちらのお目当ては本日も個室風呂。
門を入ってすぐ目の前にあるブースで追加料金60,000ルピアを払い、大きな温泉プールの横を通ってさらに行くと
受付棟があって、ここではさすがに高いだけあってバスタオルとシャンプー、石鹸をかごに入れて渡してくれる。
浴室はこんな建物がいくつもあって、中の1室に案内されると
中はチマングゥと同じようだが、小さな棚と鏡が付いている分やや高級(笑)。
ここも浴槽にはお湯がかけ流されていて、温度は42℃とこれまた最適温。
匂いは感じず、見た目も無色透明なので泉質もチマングゥと同じようかと思いきや、舐めてみるとかなり酸っぱくて、お湯の中で肌をこするとつるつるする。
こちらにはちゃんと泉質表示もあって、リューマチや皮膚病に効果があるとのこと。
ここもいいお湯で、インドネシアの温泉はいい!
個室を出て周りを歩いてみると
大きな温泉池がいくつもあって
滝やら打たせ湯やら、みなさんTシャツのまま好きなところで好きなようにお湯に浸かっている。
ここの湯量はどれだけあるやら、驚くほど豊富だ。
設備がいろいろ揃っている中にレストランもあったので入ってみると
焼バナナにはたっぷりとチーズがかかってきた。
この甘いものにチーズと言う組み合わせ、どうもインドネシア人は好きなようでどこでもあるが、これって合うだろうか。
チアトル温泉を出るとこのまわりにも茶畑が広がっており、
その景色を眺められるところには風通しの良さそうなサテー屋がずらりと並んでいる。
サテーとはおなじみ串焼きだが、このあたりでは馬やうさぎ、「小さいワニ」もあると看板が出ているそうだが、小さいワニってなんだろう。
ここからバンドゥンの郊外へ戻り、最後の観光は「虹の滝」。
この看板の所からでも高さ72mの滝は見えるのだが
つい調子に乗って587段の階段を下まで降りてしまう。
下まで降りると滝壺から水しぶきがかかるほどの水量、小さなモスクまであるが
当然戻りは階段を上がらなければならないわけで、これは途中タイヤでできた椅子で休まなければならないほどきつかった。
戻ったところでバンドゥン観光は終了。
帰りは高速に乗ってジャカルタまでちょうど2時間。
初めてのバンドゥンは泊りがけで行く価値が十分にあった。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
今日もまたアラン君に迎えに来てもらって、今度はバンドゥンの北へおでかけ。
本日目指すのはタンクバン・ペラフ火山の火口なのだが、1時間で近くの町まで来たところで
「ルワク・コーヒーを作っているところを見たいですか」と言うのでちょっと寄り道。
普通の家が密集した集落の中の細い道をしばらく行くと、まるでレストランのようなたたずまいの建物に到着。
これがルアク・コーヒー屋さん。
ルアクとはジャコウネコのことで、これがコーヒー豆を食べるとお腹の中で発酵された種が糞となって出てくる。これが独特の味と香りになるということで珍重されているコーヒーなのだ。
中に入るとすぐに案内のお兄さんがついて、まずは生産者にご挨拶。
このちょっと不思議な動物がジャコウネコ。これを檻の中で飼って、コーヒー豆を食べさせてルアク・コーヒーを作っていると言うわけだが、ここで何匹飼っているかは聞きそびれた。
繁殖もさせているのでかわいい子供もいるが、食事はバナナやパパイヤ、それに卵や鶏肉も食べさせると言うから雑食なのだろう。コーヒーは週に2回だけ与えるそうで
するとこんな糞が出てくるので、これを洗って天日干しにし、外皮を向いてから焙煎する。
生産者の視察が終わったら次は当然試飲があるのだが
ここではさすがにタダでは飲ませてくれなくて、一杯50,000ルピア(約500円)。それでも街中のカフェでは1,000円以上もしたりするので、これでもお得。
飲み方は細かく挽いた粉に直接お湯を注いで、沈むのを待ってすするトルコ式。
特に独特な香りがするとも感じないが、普通においしいコーヒー。
ここを出たらすぐに火山の入り口で入場料を徴収されるが、現地人は一人30,000ルピアの所を、外国人はなんと10倍の300,000ルピア!ここまで来て引き返す者もいないからの強気な設定なのかもしれないが暴利だ。
と文句を言いつつ車で上がって行き、駐車場で外に出るとすぐ目の前に
タンクバン・ペラフ火山、標高2,076mの噴火口。
底には泥がたまり
煙が上がっているところもあって、あたりには硫黄の匂いが漂う。
こちらの山は2013年にも噴火したことがあるそうで
こんな避難所があるが、いざという時これで助かるとは到底思えない。
駐車場からは火口の周りを歩く遊歩道が伸びているのでそれを歩いて行くと
途中までは延々と小屋掛けの土産物屋が続き、その先は火口を離れてしまうようなのでそこで引き返した。
が、後で聞いてみるとこの山には火口が3つあって、この道をもうしばらく行けば灰色ではなく白いもう一つの火口に行けたらしい。もったいないことをした。
帰りは土産物屋の中を通って行くと
ここでも硫黄を売っていたり
木彫りの動物やキティもどきの手編みバッグを売っていたり。
駐車場に戻って噴火口とは逆の方向を見れば
遠くにきれいな山容の高い山が見えるが、名前などまったくわからず。
入場料分いたかどうかわからないが、山を下りたら今日もまた温泉。
タンクバン・ペラフに近いところにあるのはチアトルのサリ・アテールと言うリゾート。
入場料32,000、車代30,000ルピアを払って中に入ると、広大な敷地に様々な施設が散らばっている様子。
しかしこちらのお目当ては本日も個室風呂。
門を入ってすぐ目の前にあるブースで追加料金60,000ルピアを払い、大きな温泉プールの横を通ってさらに行くと
受付棟があって、ここではさすがに高いだけあってバスタオルとシャンプー、石鹸をかごに入れて渡してくれる。
浴室はこんな建物がいくつもあって、中の1室に案内されると
中はチマングゥと同じようだが、小さな棚と鏡が付いている分やや高級(笑)。
ここも浴槽にはお湯がかけ流されていて、温度は42℃とこれまた最適温。
匂いは感じず、見た目も無色透明なので泉質もチマングゥと同じようかと思いきや、舐めてみるとかなり酸っぱくて、お湯の中で肌をこするとつるつるする。
こちらにはちゃんと泉質表示もあって、リューマチや皮膚病に効果があるとのこと。
ここもいいお湯で、インドネシアの温泉はいい!
個室を出て周りを歩いてみると
大きな温泉池がいくつもあって
滝やら打たせ湯やら、みなさんTシャツのまま好きなところで好きなようにお湯に浸かっている。
ここの湯量はどれだけあるやら、驚くほど豊富だ。
設備がいろいろ揃っている中にレストランもあったので入ってみると
焼バナナにはたっぷりとチーズがかかってきた。
この甘いものにチーズと言う組み合わせ、どうもインドネシア人は好きなようでどこでもあるが、これって合うだろうか。
チアトル温泉を出るとこのまわりにも茶畑が広がっており、
その景色を眺められるところには風通しの良さそうなサテー屋がずらりと並んでいる。
サテーとはおなじみ串焼きだが、このあたりでは馬やうさぎ、「小さいワニ」もあると看板が出ているそうだが、小さいワニってなんだろう。
ここからバンドゥンの郊外へ戻り、最後の観光は「虹の滝」。
この看板の所からでも高さ72mの滝は見えるのだが
つい調子に乗って587段の階段を下まで降りてしまう。
下まで降りると滝壺から水しぶきがかかるほどの水量、小さなモスクまであるが
当然戻りは階段を上がらなければならないわけで、これは途中タイヤでできた椅子で休まなければならないほどきつかった。
戻ったところでバンドゥン観光は終了。
帰りは高速に乗ってジャカルタまでちょうど2時間。
初めてのバンドゥンは泊りがけで行く価値が十分にあった。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。