10月20日
宿の車で十津川温泉のバス・ターミナルまでやってきた。
ここから10時に八木駅行きのバスがあるが、これには乗らずに温泉街をちょっとお散歩。
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バス停の前には二津野ダム湖が広がり、その湖畔にこじんまりとした温泉街。
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ターミナルの隣には10リットル100円で温泉の買える自販機があり、宿も9軒ほどあるようだが、平日昼間の温泉街に人影はほとんどない。
喫茶店の一つもない集落を歩いて地図にあった猿飼橋に来てみたが
残念ながら老朽化のため通行禁止になっている。
十津川村にはこんな吊り橋が60以上もあるらしい。
他に見るところもないようなので、バス・ターミナルのお向かいにある公衆浴場、「庵の湯」へ。
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飲泉所の脇にある階段を降りて行くと自販機があって、入浴料は400円。
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受付のおばちゃんに券を渡すと、浴室まで案内して脱衣場の電気をつけ、扇風機を回してくれた。
どうも今日一番の入浴客になったようで、ここもまた貸し切り。
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内湯のみの浴場だが大きな窓からダム湖を眺める浴室は明るく、シャンプー類も常備。
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お湯はホテル昴と同じような笹濁りだが、飲んでみると硫黄よりも金気臭が強く、ツルスベ感もこちらの方が強い。
十津川村の温泉はすべて源泉かけ流しを自慢にしているので情報量も多く、適温に調整されたお湯は鮮度も良くて、朝ぶろが気持ちいい~。
風呂上りはダム湖を見ながらなかなか引かない汗を拭って涼んでいたが、しばらくしてバス・ターミナルの待合所に移動。
隣にはここで唯一店らしいお土産屋さんがあるが、あいにくこの日は定休日で手持無沙汰。
12時半になってやっと次の八木行きバスに乗車。
するとこのバスには8割ほどもお客が乗っていてちょっとびっくり。
このバスに1時間ほど乗って、やってきたのは上野地。これだけ乗ってもまだ十津川村の中というのだから広い村だ。
上野地は思いのほか大きな集落で、奈良交通のバスはここで20分の休憩を取る。
しかし自分はここで下車をして
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駐車場のそばにあるお店でうどんの昼食。大きなお揚げがおいしいが、ここはこんにゃくもおいしいらしくて、レンタカーを2台連ねた台湾人の若い子たちが何人も来て大にぎわい。
熊野も外国人観光客が増えて、お店の人もバスの運転手さんも簡単な英語は必須になっている様子。国際化ってこんなところから始まるのかも。
このお店に大きな荷物を預かっていただき、向かうのはこの地の名所、谷瀬のつり橋。
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長さ297メートル、高さ54メートルのこの橋は昭和29年に対岸の谷瀬集落の人々が自らお金を出して作ったそうで、その当時で一軒当たり20~30万円の負担と言うのは大変だっただろう。
今も無料で渡らせてもらえるが、一度に20人以上乗ってはいけないということで橋の両端には係員がいる。
渡ってみると中央辺りではさすがに揺れるが、両脇のガードがしっかりしている分、果無集落に行く時に渡った吊り橋より意外に怖さは少ない。
下を流れる川がコバルトブルーできれいだ。
この橋を渡った先に何があるか、バスの運転手は行ったことがないので知らないと言っていたが
お茶屋さんが一軒ある。ただしここは週末だけの営業のようで、この日は残念ながら閉まっていた。
その前には看板があって
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地元の人が整備した散歩道の案内がある。そこでかわいい手書きのサインをたどって行くと
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思いのほかたくさんの家があって、なるほど、この人たちが橋を架けたのか。
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車も人もほとんど見当たらない散歩道をテクテクたどると、お酒になる米の田んぼがあったり、柚子の畑があったり
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集落の中を通るだけではあるが、サインのありかや休憩所など、実にポイントを押さえていてセンスのいい散歩道。
終点には神社と吊り橋の展望台があるとのことだが、帰りのバスに間に合わないと大変なのでその手前で引きかえし
また橋を渡って上野地へ。
新宮方面へ戻るバスに乗り込むと、今度は往路よりもさらにお客さんが多くてほとんど満席。
なんと添乗員付きのツアーが乗り込んでいたのだった。
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宿の車で十津川温泉のバス・ターミナルまでやってきた。
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バス停の前には二津野ダム湖が広がり、その湖畔にこじんまりとした温泉街。
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ターミナルの隣には10リットル100円で温泉の買える自販機があり、宿も9軒ほどあるようだが、平日昼間の温泉街に人影はほとんどない。
喫茶店の一つもない集落を歩いて地図にあった猿飼橋に来てみたが
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十津川村にはこんな吊り橋が60以上もあるらしい。
他に見るところもないようなので、バス・ターミナルのお向かいにある公衆浴場、「庵の湯」へ。
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飲泉所の脇にある階段を降りて行くと自販機があって、入浴料は400円。
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受付のおばちゃんに券を渡すと、浴室まで案内して脱衣場の電気をつけ、扇風機を回してくれた。
どうも今日一番の入浴客になったようで、ここもまた貸し切り。
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内湯のみの浴場だが大きな窓からダム湖を眺める浴室は明るく、シャンプー類も常備。
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お湯はホテル昴と同じような笹濁りだが、飲んでみると硫黄よりも金気臭が強く、ツルスベ感もこちらの方が強い。
十津川村の温泉はすべて源泉かけ流しを自慢にしているので情報量も多く、適温に調整されたお湯は鮮度も良くて、朝ぶろが気持ちいい~。
風呂上りはダム湖を見ながらなかなか引かない汗を拭って涼んでいたが、しばらくしてバス・ターミナルの待合所に移動。
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12時半になってやっと次の八木行きバスに乗車。
するとこのバスには8割ほどもお客が乗っていてちょっとびっくり。
このバスに1時間ほど乗って、やってきたのは上野地。これだけ乗ってもまだ十津川村の中というのだから広い村だ。
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しかし自分はここで下車をして
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駐車場のそばにあるお店でうどんの昼食。大きなお揚げがおいしいが、ここはこんにゃくもおいしいらしくて、レンタカーを2台連ねた台湾人の若い子たちが何人も来て大にぎわい。
熊野も外国人観光客が増えて、お店の人もバスの運転手さんも簡単な英語は必須になっている様子。国際化ってこんなところから始まるのかも。
このお店に大きな荷物を預かっていただき、向かうのはこの地の名所、谷瀬のつり橋。
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長さ297メートル、高さ54メートルのこの橋は昭和29年に対岸の谷瀬集落の人々が自らお金を出して作ったそうで、その当時で一軒当たり20~30万円の負担と言うのは大変だっただろう。
今も無料で渡らせてもらえるが、一度に20人以上乗ってはいけないということで橋の両端には係員がいる。
渡ってみると中央辺りではさすがに揺れるが、両脇のガードがしっかりしている分、果無集落に行く時に渡った吊り橋より意外に怖さは少ない。
下を流れる川がコバルトブルーできれいだ。
この橋を渡った先に何があるか、バスの運転手は行ったことがないので知らないと言っていたが
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その前には看板があって
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地元の人が整備した散歩道の案内がある。そこでかわいい手書きのサインをたどって行くと
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思いのほかたくさんの家があって、なるほど、この人たちが橋を架けたのか。
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車も人もほとんど見当たらない散歩道をテクテクたどると、お酒になる米の田んぼがあったり、柚子の畑があったり
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集落の中を通るだけではあるが、サインのありかや休憩所など、実にポイントを押さえていてセンスのいい散歩道。
終点には神社と吊り橋の展望台があるとのことだが、帰りのバスに間に合わないと大変なのでその手前で引きかえし
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なんと添乗員付きのツアーが乗り込んでいたのだった。
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