Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

日本最長バスの旅 7 湯泉地温泉 「一乃湯ホテル」

2016-11-11 17:10:57 | 国内旅行
10月20日 続き

上野地からバスで40分、十津川温泉の一つ手前、十津川村役場で下車。

 バス停の目の前にその役場があるが、日本一広いとはいえ人口3700人の村にしてはずいぶん立派だ。

ここから国道沿いを3分も歩くと今夜の宿、「一乃湯ホテル」が登場。
 
ロピーも広い大きなホテルだが、バブル期に建てられてそのままなのか、外観は随分くたびれてうら悲しい感じがする。
 
部屋に通されるとこちらは10畳に大きなソファもあり、掃除は行き届いて問題なし。

広いベランダの下には十津川が流れ、対岸に見える立派な建物は中学校のようだ。

この部屋に荷物を下ろしたらすぐに外出。
 村役場の向かいの道を入って行くと湯泉地の温泉街。
ここにも宿が5軒ほどあるらしいが、かなり鄙びたこの道の途中に公共浴場「泉湯」がある。
 
ここも券売機でチケットを買い、受付に渡すが入浴料は400円。
  
中に入るとここはこじんまりしたお風呂で、内湯は4人も入ればいっぱいの大きさ。
ただしここは外に露天があって、まわりの緑も見えるいい雰囲気。
このお風呂には夕方の時間帯のせいか地元のおばあちゃんたちが来ていたが、こちらが露天に浸かっているうちにみなさん上がってしまって、今回の旅はどこでも悠々。

湯泉地のお湯は無色透明だが単純硫黄泉とのことでたまご臭があり、pH8.9のお湯はどこよりもツルツル。
公共浴場でもお湯の状態が良くて、化粧水に浸かっているような気持ちよさ。たまらん。

湯上りにはホテルのすぐ隣にある「道の駅 十津川郷」でお土産を物色。
 
せっかくだから十津川の物を買って帰りたいが、きのこは普通のエリンギやしめじばかりだし、コンニャクは重いし
 蜂蜜は900ml一万円もしてお高い。

そこで選んだのはゆうべしなるもの。
 
よくあるゆべしは柚子の皮の中に羊羹など甘いものが入っているが、ここのものはみそ、そば粉、ゴマなどを詰めて蒸してから乾燥させたものとのこと。
売り場のお兄さんに食べ方を聞いてもそのまま切って食べるとしか言わなかったが、帰宅してから食べてみると切っただけでも柚子の香りが鮮烈で、みそも思ったほど辛くない。鍋物に入れてもいい感じだし、これは工夫次第で使えそう。もっとうまい売り方があるだろうに、もったいない。

 道の駅には明治の大水害で北海道に移住した新十津川のお土産も並んでいて、商売はあちらの方がうまそうだ。

ホテルに帰ったら食堂でご飯。
 量はたっぷりだが焼き魚も天ぷらも冷たくて、十津川らしさがまったくないのが悲しい。

まわりのテーブルもかなり埋まっているが、座っているのは男性ばかり。
話の内容からこの近辺の川や橋で工事をしている人たちらしく、このホテルはビジネス利用がほとんどの様子。

おかげで女湯はまたしても貸し切りだったが
 
内湯はちょっと熱すぎて、露天はちょっとぬるすぎる。
なにかと残念なホテルだった。


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コメント (2)
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