Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ザンスカール再訪 14 プクタル~バルダン・ゴンパ

2018-09-09 18:51:12 | チベット文化圏
7月26日

 朝の6時にプーリの朝食をいただいて
 7時10分にはプクタル・ゴンパにさよなら。
昨晩は中庭にいっぱい張られていたトレッカーたちのテントも次々に撤収して行く。

 帰り道は長い登りが続いて、この高度ではほんのちょっとの登り勾配がきついのだが、今日も幸いにして曇り空。歩きのない日だけちゃんと青空になってくれるとは、注文通りとはこういうことを言う。

  
途中すれ違う年配のお坊様方には「ゆっくり、ゆっくりね」と励まされ
 大きな板を背負った村人たちとすれ違ったかと思うと
 
ほんのわずかの草を食べて行く羊の群れに出会ったり。

「何か動いてる」という同行者の指差す石ころだらけの斜面に目を凝らすと
 これはたぶんブルーシープ。
しかしまわりとまったく同化したような色で距離も遠く、デジカメで拡大してようやく認識できる程度。
よく発見した、と感心してしまった。

 
最高所の峠を越えたら坂を一気に下って、チャ―村に帰って来たのが9時20分。

 
往路とは別のゲストハウスの前でゆっくりチャイをいただいて、まだ早いけれどお昼のマギーも。
 
このゲストハウスにはお店もあって、看板娘は愛想がいい。
 連れだって僧院に向かう人たちはリンポチェの説法会に行くのだろう。

11時にチャ―村を出てしばらく行くと道路工事のブルドーザーが見えてきて、さらに道を下って
  
 
お迎えの車発見!待っていてくれたドライバーたちと合流したのが11時45分で、休憩を除くと帰りは2時間55分で戻ってきた。ポーターさんたちもご苦労様。

早速車に乗り込んでパドゥムに向かうが、途中バルダン・ゴンパを見学。
  
左は12年前に撮ったものだが、川べりの崖の上に建つ姿がなんとも印象的。
 
1618年に建立されたというお寺で
 
ドゥカンに入ると正面に仏像の納められたガラス戸と、きれいに納められたカンギュールが目に入る。

ここはまわりの壁画も見事で
 
特に入って右手に並ぶ曼荼羅が素晴らしい。
  
 
曼荼羅の中はもちろん
  
 
まわりの細かい絵まで面白くて 
 
顔の表情の繊細さがとてもいい。

パドゥムの宿には15時に帰り着いた。


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コメント
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