Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ザンスカール再訪 16 ストンデ&サニ 

2018-09-12 23:52:59 | チベット文化圏
7月27日
 
 今朝の朝ご飯はパンケーキ。

8時に宿を出発して、まずはザンスカール川に沿って北東へ向かう。
するとパドゥムを出て橋を一つ渡ったあたりからきれいな舗装道路になってびっくり。
 
目的地のすぐ近くで舗装は終わってしまったけれど、この道をまっすぐ行けばザンラ、レーからの道がつながる所で、道路工事は確かに進展している。
それにしてもまだほとんど通る人のないここをこんなにきれいにするなら、パドゥムのメインストリートをまずきれいにすればいいのに。

 本日最初の訪問先はストンデ・ゴンパ。
村を見下ろす山の上にあるが、幸いにしてちゃんと自動車道路が通じている。

僧院の門前から下を見ると村の畑がきれいなパッチワーク模様を作っている。

ただし今年は積雪が少なくて水不足、そのためところどころ土のままの畑があるんだそうだ。

 
ストンデ・ゴンパは11世紀にマルパが開いたとされているが15世紀にゲルク派になってから発展、ザンスカールではカルシャ・ゴンパの次に大きな僧院なので僧坊もいっぱい、あちらこちらで改修工事をしている。

 本堂に入れていただき、まずは左手のツォカンと呼ばれるお堂へ。
 
まわりはカラフルな壁画で覆われていて、それほど古いものではないが100年は経っているだろうか。
 
よく見るとかわいい飛天など飛んでいてなかなかおもしろい。

 
その奥には黒い壁のゴンカン(護法堂)。

 バターランプが灯されているのは正面のドゥカン。
 
ダライラマのお写真の奥にこの寺の本尊であるマハカリ・パルデン・ラモの像がある。

ドゥカンの脇には経典を納めた小さな部屋があって
 
ここにはお祭りに使うお面がいっぱい。このお寺のグストールと呼ばれるお祭りは毎年7月だそうだ。

ストンデの見学を終えたら次は今日お祭りをやっているサニ・ゴンパへ向かう。
パドゥムから今度は北西へ向かってサニの集落に入ると車がいっぱい。
 
ぞくぞくとやってくる人波の後に付いて我々も境内へ。

屋台や物売りも出ている中を歩いてこじんまりとした本堂の前へ出るが
 祭会場である広場の周りには外国人が座っているだけで、ジモティーはまだあまり集まっていない。
ということはお祭りはまだまだ始まらないだろう、ということで
 
本堂の裏、古いインド式のカニカ・チョルテンのある中庭に通じる入口を入るが
 
中庭の周りの回廊も中庭も参拝客でぎっしり。

この中庭にはナローパが瞑想をしたと言われる場所に小さな祠があって、中に収められたナローパ像はこのお祭りの時だけ開帳されると言うもの。それでみなさん並んでいるので、我々も列に加わりつつ
  
素敵なアクセサリーを撮らせてもらったり
  
子供たちとじゃれてみたり。
サングラスの男性は一人でプクタル・ゴンパに行った時にも会った人。ガイドの親戚家族も来ていたし、ザンスカールは本当に狭い。

30分以上も並んだだろうか
 この祠の中の小さなナローパ像にカタをささげて、あっという間に参拝終了。

 広場に戻ってもまだたいしてジモティーは集まっていないので、先に昼食を摂ることになった。

本日のお昼はゴンパから原っぱの中を歩いて10分ほど、この村出身のドライバーさんの家。
 
2階を増築中の家の中に入れてもらうと、居間にきれいなテーブルが並べられている。

こちらでいただいたのはティモという万頭と野菜のシチューにダル。
 
いかにも家庭の味でほっとする優しさ。

  
奥さんが台所にこもり、だんなさんが料理を運んでくれている間、息子はドアから顔を覗かせるものの呼んでも部屋には入ろうとせず、それでもこちらが気になってチョロチョロ。かわいい。

これからここでゲストハウスをやりたいというドライバーさん一家においしいお昼のお礼を言って、それではサニの祭に行こう。


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コメント (6)
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