Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

21年春の東北 1 一関・平泉

2021-04-22 16:24:08 | 国内旅行

今年の1月に頓挫した東北旅行、旅行客減少に苦しむJR東日本がいつもは出さない4月にまた大人の休日俱楽部パスを設定してくれたのでリベンジすることにした。

4月14日

今回は東京駅からやまびこで出発。
パスを使えば指定席も取れるけれど、がらすきの自由席で周りに他のお客さんがいない席を取った方がいい。

ほぼ各駅停車で一ノ関まで2時間半。
 
降り立った一ノ関駅構内はポケモンだらけで何事?と思ったら一ノ関~気仙沼間をPokemon with youトレインなるものが走っているのだそうな。

いつもは新幹線の車内で駅弁を食べるのがお楽しみなのだが、今回は食べずにやって来た。
目指す店は駅からすぐの所にあったが
 
予想とはちがう外観に、店内も喫茶店風で驚いた「ふじせい」さん。
というのもこちらはもち料理を売りにする和食屋さんだから。
 そこで早速いただいたひとくち餅膳、小鉢に入ったお餅は右上から時計回りに納豆、くるみ、じゅうね(えごま)、ずんだ、沼えび、黒ゴマ、しょうが、あんこで、真ん中には口直しの大根おろし。最初はあんこから食べ、最後にお雑煮でしめるのが決まりだそうで、甘いのしょっぱいのを交互に食べて、最後に汁物にするとなるほど意外なほどスルスル入る。
特にお雑煮がおいしかったけれど、しばらく経ってからお腹にずっしり来た。

 お餅の後は駅前からるんるんバスで平泉へ。
 ここに来たのは12年ぶりだが、その間に中尊寺が世界遺産になって駅もすっかりきれいになった。

構内のロッカーに大きな荷物を預け、中尊寺まではタクシーを使おうと思ったら駅前は閑散。車の一台もないとは思ってもいなかった。
そこで腹ごなしに歩いて行くことにすると
 これも世界遺産効果か、道はとてもきれいに整備されている。

途中にあった公園のような場所は無量光院跡。藤原秀衡が宇治平等院の鳳凰堂を模して建立した寺院跡だが、本家より大きかったとか。

20分ほどで中尊寺への入り口、月見坂の下に到着。
 
Y字路の真ん中には弁慶の墓がある。

 
こんなに急な坂だったっけ、と思いながら月見坂を上って行くと

途中の見晴らし台の周辺は桜がちょうど満開。
  
周りにはカタクリやショウジョウバカマなども見える。

たくさんのお堂を過ぎて国宝だらけ宝物庫、讃衡蔵を見学し、隣の金色堂も人が少ないのでじっくり拝観。
 
都から遠く離れたこの土地に文化を花開かせた奥州藤原氏はすごい、と今頃「新平家物語」なぞ読み始めたが、何しろ長いのでまだ牛若丸は鞍馬からも出ていない。もっと早く読んでおけばよかった。

 
経蔵のかっこいい扉をめで、松尾さんに挨拶して
 
中尊寺の本堂にも一応お参り。こちらは天台宗のお寺、建物は1909年の再建、中のご本尊は2013年に作られたばかり。
 こちらのお猫様にしばらく遊んでもらって月見坂の下まで戻ると、
 お土産屋さんは一応開いていたけれど駐車場の周りの飲食店はどこもしばらく営業していない様子で、世界遺産もかなり厳しそうだ。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする