Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

手前味噌づくり@大岡山「miso汁香房」

2021-04-12 12:33:45 | 雑談

偶然見つけて以来とても気に入っていたお味噌汁カフェ「miso汁香房」で初めて味噌づくりを教わってきた。

友人と二人で訪れたのは夕方。
小さな店内なので一度に教わるのは我々だけ。

 初めてなのでまずはパンフレットでお味噌の基礎を簡単にお勉強。熱の入った話しぶりに店主のお味噌愛が感じられてとてもいい。
作り方の説明書もいただいて早速実技開始。

 まずは米麹に塩を混ぜる。この配分は味噌の種類によって当然変わる。
今回自分が作るのは一番オーソドックスな大豆の米味噌。

麹とお塩がまんべんなく混ざったら、次にはつぶした大豆に水を少し入れてこれをこねていく。
 今回は蒸した大豆をすでにつぶしたものをいただいたが、これはコロナ対策で時間短縮のためにこうしているとのこと。普段の教室では豆をつぶすところから始め、これに1時間ほどもかかるとか。豆をつぶす作業、楽しそうでやってみたかったな。
麹と大豆を混ぜるのは陶芸の粘土を混ぜるのと同じ要領。大豆が冷たいので指が冷えるが、コネコネするのは楽しい。

 
しっかりこねて麹の粒が目だなかくなったら、中の空気を抜きながら適当な大きさの団子を作る。
 これは容器に隙間なくみっしり詰め込むため。今回は扱いやすいビニール袋を使用、団子を一つづつ入れてしっかりこぶしでつぶしながら入れる。

 
全部入れたら袋と味噌の縁を焼酎できれいに拭いて、空気を抜いてチャックを閉めれば本日の作業は終了。
この袋の上下を1,2週間ごとに引っくり返しながら冷暗所に保存し、半年ほど経てば食べられるようになるそうなので10月か11月頃に完成予定。

材料はすべて計量、準備されているので混ぜるだけの作業だったが、これで自分の手の雑菌も付いた手前味噌ができると思えば出来上がりが楽しみ。

味噌づくりの終了後はお味噌を味わうプレートということで
 野菜や味噌漬けのお豆腐などのまわりにフキ味噌、山椒味噌、ヨモギ味噌など7種類が乗ったお皿にきのこのすり流し味噌汁。ご飯は黒豆ご飯なのだが店主自ら丹波篠山で栽培しているという黒豆が自然の甘みですごくおいしい。

篠山に通って農作業を続けているという店主とのお話もとても楽しいのだが、何とも残念なことに大岡山のこのお店は4月いっぱいで閉じて田園都市線の藤が丘に移転してしまうのだとか。
 
お昼を食べに行くには藤が丘はさすがに遠い。
せめて自家製味噌でお味噌汁を楽しもう。


 ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする