2月7日 続き
関仔嶺温泉での泊りは「景大渡假荘園」、Booking.comではKing's Garden Villaという英語名で出ている。
前にも書いた通り温泉街でも一番奥の高台にあって、広い敷地内に宿泊棟がいくつもあり、駐車場も広い。
フロントでチェックインをすると温泉施設への入場券をくれるので、それを持ってSpa棟へ。
入ってすぐに受付があって
後ろの地図を見ればわかる通り、1階に降りれば大きな露天風呂があるが、ここは水着着用、子供たちのにぎやかな声も聞こえるのでパス。4階にある裸で入れる内風呂に行きたいと言うとバスタオルとシャワーキャップを渡される。
写真はネットから
浴室に入ると右手にはシャワーと並んでサウナが2部屋あり、その向かいに浴槽が3つ。一番奥が水風呂、中央はちょっと熱くて43℃、手前が40℃の適温。満たされているのは灰色に濁って底の見えない泥湯だが、入ってみると見た目ほどどろっとしているわけではなく、泥の濃さでは別府の「別府温泉保養ランド」の方がインパクトがあった。源泉が60℃以上の高温なのでかなり加水もしているらしく、源泉で匂った独特の油臭もしない。
先客の5,6人のおばさんたちはサウナがお気に入りのようで浴槽にはあまり入らず、おかげでゆっくり浸かれたし、途中でチェックに来たスタッフはスマホ翻訳で一生懸命コミュニケーションを取ってくれたりして楽しかったが、このお風呂はちょっと期待外れの感じ。ただし入浴後は良く温まって汗がなかなか引かない。
入浴後に戻る部屋は同じ棟の2階。
かなり広い部屋にダブルベッドが2つあるこれは定員4人のファミリールーム。1泊24000円近くと高くついてしまったが、温泉地の二人部屋はどこもダブルベッド、ツインの部屋がないのでしかたない。
洗面所はとても広いがシャワーやバスタブはない。と言うのも
ベランダにテレビまで付いた半露天風呂があるから。
蛇口をひねれば灰色のお湯が出てきて、これぞ源泉100%のかけ流し。表示の60℃はなかったと思うが、食事の前、寝る前に溜めておいて適温になった所で入ると油臭香るお湯は大浴場とは浴感が違う。スベスベと滑らかで、翌朝は顔もツルツル!
同行の友人も大喜びで、ここに一泊した甲斐があった。
さて夕方になり、外はもう暗くなるのでホテルの食堂へ。
すると座席はたくさんあるし、宿泊客も結構いる様子なのに食事をする人は誰もいない。
それでも座って出されたお茶を飲んでいるうちに英語を話すマネージャーがやってきて、メニューから無事注文。
ところがこの後、かなり待っても料理が出てこない。どうしたのかと思っているとマネージャー氏が来て、「今日はお客がいなそうなのでシェフが帰ってしまった。呼び戻したのでもうちょっと待ってください」って、ええ~、それならそうと早く言ってよ!
他のお客さんたちはほとんど車で来ているので外で食事をしているのだろう。が、こちらはもう真っ暗になった外に出ることもできない。
結局40分待って、やっと一皿目が登場。
サツマイモの葉のニンニク炒めだが、これが絶妙の塩加減でおいしい。
続く炒飯も卵しか入っていないのに驚くうまさ。
スペアリブと梅干しはこっくりと甘く
特産の椎茸がいっぱい入ったスープだけは出汁を取る時間が足りなかったのかちょっと物足りなかったけれど、待たされたことも許せる予想以上のおいしさで大満足。
翌朝も同じ食堂に行くと
こんなに泊まっていたのかと驚くほどのお客さんでテーブルはすぐにいっぱい。
ビュッフェは中華総菜の他にパンなどもあったが
簡単な炒め物や腐乳がおいしい。
ネットで食事がおいしいと見たので選んだホテルだったが、以前に立ち寄った關仔嶺統茂温泉会館よりも全体に清潔感があったし、泊まってよかった。
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