goo blog サービス終了のお知らせ 

Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

東チベット・雲南の旅 10 石宝山、蘭坪

2010-06-04 16:09:14 | 東アジア
3月23日 続き

沙渓古鎮の町を出てバスに乗ろうとしていると、畑の向こうからなにやら派手な行列が近づいてくる。
 
 
獅子舞に先導されて、車に乗ってやってきたのはお釈迦様。これが本日のお祭りの主役らしいが、仏教と道教が混ざっているような感じ。
 こんな謎のお供え(?)もあるし
 
ぺー族とナシ族が仲良く行列しているのもお祭りらしい(本来、この二つの部族は歴史的経緯から仲があまり良くないらしい)。

沙渓を出て次に向かったのはすぐ西にある石宝山。

しゃくなげの咲く山道をぐんぐん上がり、大きな駐車場に付くと立派な門があり、これをくぐって石段を降りていく。
 
この階段が結構急で、下りればもちろん帰りは上らなきゃならないわけで・・・。

  
15分ほど歩くと崖にへばりついたお寺に到着する。
この建物は石窟のまわりというか前面に建てられていて、石窟の中には碑文や仏像がある。
7世紀から13世紀まで存在した南詔国、大理国時代のものだというが、見た限りではあまり時代は感じられず、好みの造形でもない。
写真撮影は禁止だし、パンフレットや絵葉書もないのでくわしいことはわからず、さっさと撤収。

ここからさらに東へ、蘭坪と言う町に向かう。
ここはたいした距離ではないのだが、道路工事が多くて道がガタガタ。これまでで一番の悪路をがまんしていると、途中で急にバスが止まり、きれいなお姉さんが二人乗り込んできた。
 左がプミ族、右がぺー族の衣装のお二人、今夜宿泊するホテルから歓迎のためにわざわざ州境までお出迎えにいらしたのだそうだ。少数民族の慣習として、州境でお酒を振舞ってくださる。

お出迎えが来たぐらいだから宿はもうすぐかと思ったら、町までは悪路をさらに1時間ほど。
 意外に大きな町の思ったより立派なホテル。

この日は我々一行のほかに、同じ旅行社のもう1グループが泊まり合わせた。
お客さんが大勢(と言っても我々日本人のほかには多分宿泊客はない)ということで、夜、駐車場でキャンプファイアのサービス。
 テープで音楽を流して、民族衣装の従業員がかがり火の周りをぐるぐる回る。

せっかくなのでお姉さんたちの撮影会。
  
左から、プミ族、イ族、ぺー族。
  
リス族、ナシ族、最後のお姉さんもイ族だったかな?

 お姉さんたちが衣装通りの民族かどうかはわからないが、みなさん明るくてかわいかった。


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東チベット・雲南の旅 9 さらに沙渓古鎮

2010-06-03 00:38:25 | 東アジア
3月23日

午前、自由行動で沙渓古鎮の中をうろつく。

 
路地の奥へ奥へと入って行くと、そこにはまだ本物の「普通の生活」があり、ただ一部の家がゲストハウスに変わりつつある。
覗かせてもらった一軒の中庭は北面の壁が白く塗られている。これは南からの日の光を反射して中庭を明るくするための工夫だそう。
 こんな凝った入り口の家もあって、建物探訪は面白い。

 一軒の中庭でなにやら作業中の女性を発見。
  
大きな白い塊の表面を糸で薄く削ぎ、それを竹ザルに並べて干していく。
この白い塊は緑豆でできたこんにゃくのようなもの。
 乾くとこんな風になって、これを水で戻して炒めたりするらしい。

さらに行くと大勢のおばちゃんたちでにぎわう道教のお寺にでくわした。
  
  
カラフルな神様ににぎやかな音楽。
  
お供え物まで華やかだ。

古鎮の真ん中の広場には仏教のお寺がある。
 
なかなかしっとりと落ち着いた境内だが、お堂の中は空っぽで今まさに新しい仏像を製作中。
文革中に壊されたお寺が復興中なのではないかと思われる。

そのお向かいには「茶馬古道博物館」というのがあり、お寺のチケット売りのお姉さんが鍵を開けてくれる。
 
建物の中の塔に登ると広場の周りの屋根が良く見渡せ、
 
こじんまりとした展示では昔の塩の運搬の様子がわかる。塩はこんな円筒にして運んだらしい。

古鎮を一回りして新市街の方に出ると、お祭りだからだろうか、民族衣装を売る露天が並ぶ一角に出た。
   
これはイ族の衣装。なかなか手が込んでいるが、この安っぽい色はどうにかならんのか。
 伝統的な被り物をかぶって見せてくれたイ族のお姉さん。

道端には山菜を売る露天も出ている。
  
左のをおばちゃんが試食させてくれたのでかじってみたら、これはごぼうだった。
おばちゃん、ごぼうは生じゃ食べられないよ。

さらに行くと市場を発見。ただしお祭りのせいか人は少なく、活気がない。
  
豚さんの顔はいっぱい転がっていたけど。

ツアーに食事は付いているが、町に出ればローカルものが食べたくなる。
 というわけでなかなかにぎわっていたこの店でランチ。
 具がたくさん載った米麺は辛い肉味噌を適度に混ぜればピリ辛でうまい。
 こちらは揚げた豚皮の煮込みだろうか。ビミョー。

宿に戻ろうと旧市街に入ると、広場の催しごとのために人が集まり始めていた。
 出番を待つお嬢さんたち。
  
将来のお嬢さんと元お嬢さんたち。

しかし残念ながら我々はここでタイムアップ。
バスに乗り込むべく、沙渓古鎮の町を出た。


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする