Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

今度こそ人形町にさよなら

2017-12-10 15:37:19 | 食べ歩き
今年はちょっと調子に乗って遊びすぎた(一応自覚はある)ので、9月末からまた人形町で軍資金稼ぎに仕事を始めた。

今回は毎日オフィスに通勤しているわけではないが、機会を作ってはお昼ごろに人形町をうろついて
 
麺類やら
 
和食にフレンチ
 
てんこ盛りキャベツの裏にもびっしりとお肉の貼りついた生姜焼きやら、美しいローストビーフ丼やら、前回開拓した店、この1年の間に新しくできた店など人形町ランチグルメを楽しませてもらった。

ところが仕事先が移転することになってしまい、せっかくなじんだ人形町ととうとうお別れ。

そこで最後のランチは結局一番多く通ったユニオン・サンド・ヤードで
 
フリーフローの野菜ジュースを三杯もいただいて、盛りだくさんのキッシュ・プレートで締め。
このお店、おいしくて珍しい野菜がたっぷりの上に、お肉もがっつり出してくれるところが高得点。

そんなに気に入っているならまた来ればいいじゃないかという話ではあるが、広い東京、用事がなければお昼のためだけにわざわざでかけてくることはまずあるまい。

と言うわけで今週からは新しいオフィスだが、新宿の駅を通らなければならないので非常に気が重い。
またいいお店を見つけてモチベーション上げないと。


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バルト縦断 12 パルヌ

2017-12-07 22:46:50 | ヨーロッパ
9月2日 続き

傘を差してホテルの外へ。

ほとんど人通りのない静かな道をしばらく行って見えてきたのはタリン門。
 
パルヌの街は14世紀にドイツ人商人たちによってハンザ同盟に組み込まれ、以来ポーランド、スウェーデン、ロシアなどに支配されながらも商業の中継地として栄え、この門はタリンへ向かう道を守るための物だったとか。
すぐ脇の運河はバルト海にそそぐパルヌ川につながっている。

ここから少し行くとなかなか立派な市庁舎があり、その先の道はパルヌ銀座であるルートリ通り。
  
 
この周辺のパステルカラーの建物はほとんど第二次大戦でナチスを追い出す際にソ連軍に破壊されたものを再建したそうだが
 
ちょっと奥には18世紀に建てられたと言う古い家なども残り
 
中にはホテルやレストランになっているものもある。
 こちらの派手な建物は学校だったような。

しかし銀座通りから離れると木造の家が多くなって
    
 
これがまたそれぞれパステルカラーに塗られてかわいい。

ところでパルヌはビーチリゾート、であるからには海を見なければ、とルートリ通りから南へ向かったのだが、これがホテルでもらった地図では簡単に行けるはずがえらく遠い。
それと言うのも街がゆったりと作られているので、今まで歩いたヴィリニュスやリガの旧市街とは縮尺が違うのだ。

そんなわけで、雨の中を20分ほども歩いてやっとビーチへ。

しかしこの天気では当然のことながらすべて灰色。
なので波打ち際までも行かずにすぐ回れ右。

すると目の前にある立派な建物はへドン・スパ。
 
昔から泥風呂で有名だったと言う1927年に建てられたスパは最近改装されたそうでゴージャス。
ここに何種類ものサウナがあると言うので入ろうと思ったら、なんと予約でいっぱいとのこと。残念。

しかたがないので地図にある近場の別のスパへ。
 
こちらのエストニア・スパは最近できたもののよう。ホテルの隣の建物は無機質でゴージャス感は皆無。

しかしフロントで24ユーロ(平日なら12ユーロ)を支払ってタオルを受け取り、水着に着替えてスパ・エリアに行ってみると、中央にはジャグジ―などを備えた大きな温水プールがあり、周りには低温から高温まで何種類ものサウナがあって、どこも清潔でいい感じ。
特にアロマ・サウナなどあまり高温でない所は大きな窓があって圧迫感がなく、ゆったりと長く入っていられる。

お客さんもほとんど地元の人っぽく、お年寄りから子供まで。
子供のための低温サウナまであって、なるほどこうしてサウナの入り方を小さい時から教えるのかと感心する。
日本の温泉のようで、さすがフィンランドに近いサウナ文化圏。

2時間ほどここで温まって、ホカホカになったところで夕食へ。

やって来たのはこちらのカフェ。
 
通りに面したところは地味な一軒家にしか見えず、小さな看板だけがかわいいが
 
裏手にはテラスもあり、中に入るとケーキの並ぶカウンターもあって、お姉さんの衣装もレトロでかわいい。
 
室内も普通の家にテーブルがいっぱいあるような雰囲気だが、このアットホームさが心地いいのか、食事をしたりコーヒーを飲んだり、のんびり過ごす人でいっぱい。

注文はせっかく海のそばだから、とシーフードを中心に。
 
まぐろのタルタルが新鮮でおいしい!
 
たっぷりのサラダにロールケーキまでいただいて、このカフェはかわいいだけではない。

やっと雨の止んだ静かな街を歩いてホテルに戻った。


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バルト縦断 11 Villa Ammende

2017-12-06 17:33:39 | ヨーロッパ
9月2日

お屋敷のお部屋でゆっくり休ませていただいた翌朝、朝食をいただきに階下へ。

朝食場所はダイニングではなく、大きなかまどのある台所。
 と言っても実際の料理は奥で作られる。

他に宿泊客はいないのかと思っていたが、朝食時にはイタリア人のご夫婦が現れて一緒のテーブルへ。
 
すぐにハムやチーズ、ヨーグルトなどの載った3段トレイとパンが運ばれ、卵などのオーダーにはメニューが渡されたので
 
オムレツとフルーツを頼み、大充実の朝食でお腹いっぱい。

今朝は残念ながら雨で、しかもかなりの降り。
天気が良ければ村の散策にでも行くところだが、ぬれるのも嫌なので午前中は部屋でダラダラ過ごした。

12時になってチェックアウトし、昨日来てくれた運転手氏の車にまた乗ってリープペ村を出発。
 村の周りはこんな牧草地帯が続き、
 幹線道路に出て北へ30分でラトビアとエストニアの国境。
こちらにはまだこんな関門が残っていたが、もちろん停まることもなくまっすぐ通過。
 どしゃ降りの中をさらに1時間走って、本日の目的地、エストニアのパルヌに到着。

パルヌはバルト海に面した町で、夏のリゾートとして有名な所。
ホテルもいろいろあるが、ここで選んでみたのは Villa Ammende
 
「アールヌーボー・ホテル」と称しているだけあって玄関の上の文字もそれらしいが
 
ポコポコと三隅に塔のある建物は独特の色合いと装飾で
 
裏には緑に塗られたサンルームのような所もあるし、さらに回り込むと庭師の住まいだった別棟があって、こちらに泊まることもできる。

この家は1905年にこの地で成功したアメンデさんという商人が娘の結婚式のために建てたものだそうで、設計はロシアのサンクトペテルブルグに依頼したものとか。

中に入ってみると中央のロビーは吹き抜けになっていて
  
2階には何部屋か広いスイートルームがあるらしい。

しかし一番お安いデラックスルームを予約した我々の部屋は3階。
 廊下の壁はかわいらしいが
 
屋根裏部屋は狭くて、デラックスというより明らかに使用人部屋。
 
置かれていた水はおしゃれだが、ここはもう少し奮発するべきだったか。

ちょっとがっかりしつつも館内探検に行くと
 
一番高い塔からはかわいい家の並ぶ隣近所が見渡せ、ここでディナーをいただくこともできるらしい。

 
パブリックスペースは広々として
 
壁や天井の装飾、家具調度などもアールヌーボーらしく
 時計までかわいくて、やっぱりこのホテルにしてよかった、とやっとほっとする。

外はまだ雨が降り続いているが、せっかくのパルヌを見に行こう。


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バルト縦断 10 Liepupe Manor

2017-12-04 19:28:04 | ヨーロッパ
9月1日 続き

12時にホテルをチェックアウト、手配をしておいたタクシーがちゃんと時間通りに来てくれたので荷物を載せてリガを出発。

 町を出ると道路脇はこんな森が続く。

走ること1時間で目的地に到着。
 本日の宿、Liepupe Manor

バルト三国には昔の貴族様のお屋敷が各地に残り、最近はホテルやレストランに改装されている所も多いらしい。
そんな所に泊まってみたいと思い、比較的リーズナブルで旅程に合うここを選んでみた。
リープペとはこの村の地名、お屋敷は18世紀の前半にフォン・メックというドイツ系の貴族が建てたものだそうだ。

 
正面扉から玄関ロビーに入り、右手のオフィスでチェックイン。
 すぐに階段を上がって部屋へ。

 
それほど大きな部屋ではないけれど
 
バスルームの猫脚のバスタブが雰囲気抜群で、置かれたアメニティーもいい香り。
 
部屋の外にはバルコニーがあって、屋敷へのアプローチがまっすぐに伸びている。

荷物を置いたら早速屋敷の探検。

昔ながらの大きな暖炉のある部屋が2つ、お茶の道具もあってくつろげるようになっているが、我々が到着した時には結婚式の後だったらしく、着飾った子供たちがおもちゃを散らかして遊んでいた。

 我々の部屋の前にはらせん階段があるので上へ上がってみると
 
屋根裏にも寝室があって、ここはかなりお安く泊まれそう。
 
屋敷に関する説明などもあって、写真はこの屋敷の持ち主だった貴族様だ。

屋敷内を一通り見たら、門を出て村の見学へ。

 
車もほとんど通らない道路沿いにポツポツとあるのは農家。
 
庭先にはリンゴの木が植わっていたりして、脇道から奥へ行くとさらに民家があるが、門も柵もないので知らないうちによそ様の敷地に入り込んでしまう。

我々の屋敷の隣は納屋のように見えるが、良く見るとお店の様なので入ってみた。
  
 
中は典型的な村の雑貨屋という感じで、食料品から文房具、農機具などまで並んでいるが、酒類がやけに充実しているのが面白い。
ここがこの近所では唯一の店なのか、見ていると結構お客さんが来る。

また屋敷に戻って裏の庭に出てみると
 
広い芝生の先にはお花畑と池がある。

リープペの村自体には何も見る物はないようだが、海までは7キロほどだというし、ここは車で来て周辺を回ったり、子供連れで来てのんびりするにはいいところだろう。

庭でだらだらとおしゃべりなどして、寒くなった所で室内に戻ってダイニングルームへ。

 「食事は何時でも好きな時でいいわよ」と言われていたが、美しくセットされたテーブルに他の客の姿はなし。
いささか寂しい食堂で
 まずはロブスタースープ。ムール貝なども入って濃厚。
 ローストチキンは普通だったが
 こちらの魚はむっちりと弾力のある身がとてもおいしい。
メニューにsturgeonとあるのはなんだろう、と後で調べたらこれが市場でも見たチョウザメ。
親の方もこんなにおいしいとは、知らなかった。食感はアンコウに似て、でもうまみがもっと濃い感じ。

 食後は素敵なカップでコーヒーをいただいて、貴族様のお屋敷は静かに更けて行った。 


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バルト縦断 9 リガ中央市場

2017-12-01 19:33:53 | ヨーロッパ
9月1日

ホテルの朝食がいまいちなので、食べずに外出。

やってきたのは到着したバスターミナルのお向かいにあるリガ中央市場。
 巨大なかまぼこが4つ並んでいるが、これらは1930年にツェッペリンのハンガーを移築したものなのだそうだ。

まずは一番手前の建物へ。
  ここは加工食品の棟のようで、パン屋やケーキ屋、
 
乳製品やジャム、蜂蜜などを売る店が並ぶ。

ここの一番奥にはカフェ屋台があるので
 
今朝はカフェラテとパンの質素な朝食。

次の棟は八百屋さんエリア。
 
いささか広いスペースを持て余しているかのように店は半分しか入っていないが
 
ポプリのようにカラフルなハーブティーや、いろいろなピクルスなども売られていて楽しい。

しかし一番楽しいのはこの隣の魚屋エリア。
 
すぐ手前にはキャビアが並んでいるが、安いのはイクラ、黒いキャビアはさすがにお高いし、まだ旅は続くので買うわけにはいかない。

 
スモークサーモンや塩漬けニシン
 
ウナギも丸のまま燻製、その他にも鱈の子らしきものやすり身を揚げたようなもの、調理済みの物がいろいろあって興味津々。

もちろん鮮魚も扱っていて
 
さすがは海の近く、ヴィリニュスとは段違いに魚の種類が多く、深海魚らしきものも見える。
 
ナマズや、尖った鼻先はキャビアの親のチョウザメじゃなかろうか。

4つ目の棟はお肉屋さん。
 
ここはやはり圧倒的に豚肉が多くて
 大量のハム類もおいしそう。

4つのハンガーを見て回って、裏から外に出てみると
 こちらに野菜や果物を売る屋台が並んでいて、だから屋内は空いていたのか、と納得。寒くなったら屋内に入るのだろう。

 
カラフルな野菜はトマトだけでも種類豊富。
 
香草類や、いかにも森で採ってきた風なきのこも魅力的。

 
大きなメロンやスイカはウズベキスタン産、ブルーベリーもわざわざラトビア産と書いてある所を見ると輸入物も多いのだろう。
 
大好きな平たい桃と、そのネクタリン版も見つけたので、お昼に食べようとお買い上げ。
桃は一つ0.3ユーロ、ネクタリンは2つで0.3ユーロ、ブラックベリーは一箱2.5ユーロ。安い!

さらに行くと花屋さんがいっぱいあって
 
ラトビアではよそのお家を訪ねる時は必ず花を持っていくとかで盛況。

奥にはもっといろいろな店がありそうだったけれど、残念ながらここでタイムアップ。
やっぱり市場は最高に楽しい。


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