Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ミャンマー南部の旅 13 メルギー島めぐり初日

2018-05-06 13:21:10 | 東南アジア
3月9日 続き

さて、今回船で巡るメルギー諸島とはミェイの沖合からコータウンの南まで連なる800ほどの島々。

 →  → 
このうち今回訪れるのは最後の地図の赤丸で囲ったエリアなので、全体の3分の1といったところ。

12時過ぎにコータウンを出て、
 最初の島、タウンラボ島に着いたのが16時。
 
まわりには小さな漁船がいっぱい停泊しているが、彼らは夜操業するので明るいうちはお休み中とのこと。  

 
ゴムボートのディンギーできれいな白砂のビーチに上陸。
ここはまだ本土に近くて水の透明度はそれほど高くないというが、船に用意されたシュノーケルの試運転のために水の中へ。
 今回のために買った水中カメラ、Coolpix W100も試運転。 
子供のおもちゃのようなカメラだし、ここはまだ魚も多くないが、シュノーケリングもすごく久しぶりだし、これはやっぱり楽しいぞ。

 初日なので小一時間で船に帰還。
 水シャワーを浴びてさっぱりし、海に沈む夕日を眺めてのんびりしているうちに19時になって夕食。

 
まず登場したムール貝のスープはあまりの胡椒の多さにむせてしまったが、その後にはマグロのぶつ切り刺身が来て
 
タイ風さつま揚げやカレー、野菜炒めなど普通においしくて一安心。
 食事はメインデッキ後方のこの小さなキッチンで作られる。

食後は個室に戻って、さて本でも読もうかと思ったらなんと、21時にはもう消灯。
これはインドの山奥よりも夜が早い。

今夜はポニ島の沖合に停泊しているが
 ここもまわりは漁船だらけ、夜には煌々と明かりをつけて漁をするため、星があまり見えないのは計算外だった。


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ミャンマー南部の旅 12 シー・ジプシー号乗船

2018-05-04 14:45:01 | 東南アジア
3月9日

  
レストランのテラスで朝の海を見ながら
 ラスト・モヒンガー。

運転手とガイド付きのぜいたくな一人旅は昨日で終了、今日からはおなじみS社のツアー、「メルギー諸島・船の旅」に合流する。
小さな船を貸し切ってメルギー諸島の島々を巡るなんて、個人ではできないからね。

旅行社に指示された通り、10時にチェックアウトを済ませてフロント前でお迎えを待つ。
ところが時間を過ぎても誰も現れず、不審に思っているとホテルのマネージャーから「普通、向こうから迎えには来ません。ホテルの車でお送りしましょう」と言われてキツネにつままれたような気分。
しかし小さな町のこと、ツアーオペレーターとはツーカーのようなのでありがたく送っていただく。

その合間に話をすると、このリゾートのメインはタイや中国のお客さん。
しかし4月から10月ごろまではモンスーンなので、営業できるのは実質半年だけ。
「従業員がいっぱいいるので大変ですよ」って、そりゃそうだろうね。

街中のカフェがオペレーターの事務所になっていて、ここで無事総勢8名のツアーご一行に合流。
話が違うんだけど、と責任者らしきおっさんに言ってもどこ吹く風、早朝にタイのラノンから入国したツアー一行にも連絡違いがあったらしく、なんだかもうタイに入ったみたい。

合流したらすぐに船に乗り込むのかと思っていたが、まだ用意ができていないとのことでコータウンの中心部を歩いて観光。

 
この町も中心のロータリーに時計台があって
 この周りにはツアーオペレーターがいっぱい。

時計台から延びる通りの先に埠頭があって
 
岸壁には屋台が並ぶ。

その向かい側には市場が広がっていて、これでヤンゴンを除き今回訪れたすべての町の市場をコンプリート。
  
 
さすが国境の町で商品が豊富、支払いはタイバーツでもOKだ。

食堂で早めのお昼ごはん。
 
ここではもうミャンマー式ぶっかけ飯ではなく、トムヤムクンになった。

食事を終えた所でようやく準備が整い、埠頭へ。
 
ミャンマー水上警察のボートを横目に見つつ
 我々はこちらに乗船。
これから4泊5日お世話になるシー・ジプシー号。


乗り込むと船はすぐに桟橋を離れて
 
 コータウンとしばしお別れ。

海に出た所で早速今夜からの部屋割り。
  
この船はメインデッキに2人部屋が3つ、アッパーデッキに一人部屋が2つあるが、ラッキーにもじゃんけんに勝って一人部屋をゲット。
ベッドの上にはバスタオルが2枚と薄い上掛け1枚、窓などはなくて風が吹き抜ける造り。
シャワー付きトイレがメインデッキに2つあって、お湯は出ないが昼間なら全く問題なし。

 
アッパーデッキの操舵室の前に大きなテーブルがあって、食事は毎回ここで取ることになる。

気温は33℃。
 これから島めぐりに出発だ。


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ミャンマー南部の旅 11 ミェイ~コータウン

2018-05-03 18:00:42 | 東南アジア
3月8日

朝7時、すでに多くのお客さんでにぎわうホテルのレストランでいつものモヒンガー。
  
 
珍しく粽が3種類ほどあり、それぞれココナッツなど入って甘くておいしかった。

たくさんいるお客さんたちはガイドさんによるとタイに行って来たミャンマー人で、ここから飛行機でヤンゴンに帰るとのこと。
我々がこれから行くコータウンまでは440キロ、バスで12時間かかったと言うので、急いで7時半に出発する。

ミェイから南下する道は広くはないが、交通量はこれまでよりも一段と少ない。
 
川に沿ってしばらく走り
 その川を渡るが、ここでも新しい橋を建設中。

途中の道路も盛んに工事をしているが
 
女性の作業員が多いのに驚く。この辺りの男性はどうやらみんなタイに出稼ぎに行ってしまっているらしい。

 峠にあったガソリンスタンドで給油をすると
  
ここは電気が来ていないのか、なんとポンプが手動式。ガラスのシリンダーの下のハンドルを回すとガソリンが汲みあげられ、これで量を計りながら給油する。
こんなもの初めて見た。

さらに行くと川でたくさんの水牛が水浴びをしていたので車を停めてもらう。
  
その脇の田んぼではたくさんの人が農作業をしているので写真を撮っていると
 
「あれは近くの刑務所の囚人だよ」と運転手さん。
あわてて車に戻り、写真を拡大してみると確かに刑務官らしき人が銃を持っているではないか。
怒られなくてよかった~。

進むにつれまわりの木々はゴムやビンロウジュからアブラヤシだらけになってくる。
  
 
途中の道路には実を積みすぎたのか、脱輪してぶつかっているトラックも。
 その行き先であるパーム油工場の姿もやがて見えてくる。

12時半、今日の行程で唯一の町、ボピンに着いてお昼。
  
 
思いがけずちゃんとしたレストランで料理に時間がかかったが、揚げたての魚の天ぷらがおいしかった。

この後は休憩することもなく走り続けて
 
ミャンマー最南端の町、コータウンに着いたのが17時。お昼を除けば9時間で着いてしまったのだから早かった。
道も予想以上に良かったし、これと言って見るものがあるわけではないが、景色も決して悪くなく、退屈しなかった。

 コータウンの街を抜けて、港を通り
これぞ最南端というビクトリア・ポイントに行くとこの地の伝説が記念碑になっている。
 
ここでガイドさん、運転手さんと最後の記念撮影。5日間お世話になりました。

 
魚を獲る人たちも見える遠浅の海を見ながら少し道を戻り、今夜の宿、Victoria Cliff Hotelにチェックイン。
 
今回の旅で唯一の高級リゾートホテル。
 
名前の通り崖の上に建っているので目の前に広がるアンダマン海の景色もいい。

 
通された部屋のベランダからも海が見えて
 夕陽に間に合ってよかった!

 ホテルは街中から離れているので、今夜の食事はホテルのレストランで。
 
ナッツがたっぷり入ったラペットゥ(お茶の葉のサラダ)にエビカレー、さすがに洗練された味でおいしく、お値段も17500チャット(約1400円)と今までとは段違いだけれど、この5日間毎日ガイドさんと二人でご飯を食べて、スーパーで買い物をしても100ドル使いきれなかったのだった。


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ミャンマー南部の旅 10 ミェイ

2018-05-01 17:53:48 | 東南アジア
3月7日 続き

ダウェイから6時間で本日の目的地、ミェイに到着。
 
長い橋を渡って入るミェイの町は植民地時代にはメルギーと呼ばれていた所。
英語表記はMyeikだが、現地ではベイとも呼ばれる。紛らわしいがミャンマーではMがBのように発音されることがあるようで、だからBurmaとMyammarは同じなのだと前回来た時に聞いた。

 ダウェイよりも新しい建物が多くて大きな町。

着いて早々、また飽きもせずに市場に案内してもらう。
 
もう午後も遅いけれどまだお客さんの姿も見える市場。
 
海辺なのでやはり海産物が充実、魚やエビ、イカ、カニなどの他にここは貝類が充実している。

 
豊富な干物類の中には小さなイカの干物も見えるが
 
この市場には炊いた米と魚を発酵させたものがいっぱい。
 ペットボトルに入れて売られているものもある。

 
面白い形のスイカ?や、黒いのはクワイのようなものだろうか。
 おばちゃんにいきなり「ほら」と見せられたのは大きなトカゲの脚!
さばかれていると言うことはこれも食べるんだろうね。

同じようでいて少しづつ売られているものの違う市場、いくら行っても飽きることがない。

 この市場から少し行くと海に面したストランド通りに出る。

海には小さな漁船がいっぱい。
 漁船の向こう、対岸の島には大きな寝釈迦仏も見える。

この海沿いのストランド通りにウミツバメの家があるとガイドさんが言うので案内してもらう。
以前テレビでどこかのアパートのような建物を見たことがあったのでそのようなものかと思ったのだが
 
意外やごく普通の家。この一階がウミツバメの部屋になっていて
 天井になるほど小さな巣がいっぱい。
4,50年前からなぜかこの家に入るようになったそうで、今では4ヶ月に1度、90個ほども巣が採れるのだとか。
 
ツバメ部屋の隣で売られていた巣は未洗浄のものが3つで160,000チャット(約12,800円)。
こんなに簡単に採れるとなるとあまりありがたみは感じないのだが。

ツバメの巣を見学したら丘の上にあるテインダウィ・パゴダへ。
  
例によって黄金のパゴダと仏様のいらっしゃるお寺だが
 
ここからは町が一望できる。
 町の中心の時計台も良く見えて、町の造りはモウラミャインにそっくりなのがよくわかる。

他に見る物もないので今夜の宿、Eain Taw Phyu へチェックイン。
 
ダウンタウンからはちょっと離れているが、プールもあるきれいなホテル。
 
ベランダの向こうは製氷工場で音がするが、部屋は快適だった。

日も暮れて夕食、この町の海沿いにはナイトマーケットが立つというので案内してもらったが
 お客さんがいなくてかなり寂しく
 
食事屋台にもあまり活気がない。ガイドさんの曰く、試験期間中なので客が少ないのではないかとのことだが、ホテルのおじさんもここでの食事はあまりすすめないと言うので
 
ライトアップされた対岸の仏様を拝んでここは撤収。

来る途中で見かけたにぎわっている食堂へ行ってみると
 
ここはお客さんでいっぱい。
  
かわいいお姉さんたちも厨房も大忙しだが、ここでできますものは汁ありか汁なしのビーフンと炒飯だけ。
 しかしこのビーフン、肉団子もいっぱい入ってすごくおいしく、しかも一杯たったの1000チャット(約80円)は今時ヤンゴンでは考えられない安さとか。

ミャンマーではチャイオーというビーフン、また食べたい!


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