文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

カラーコーディネーター2級

2006-11-24 09:52:34 | 資格試験受験関係
 今日は、私の持っている資格のうち、「カラーコーディネーター2級」について紹介しよう。

 まず、「カラーコーディネーター」とは、東京商工会議所が実施している検定試験である。カラーコーディネーターとは何をする人か、同会議所のホームページから引いてみると、以下の通りである。

  ・ファッション・パーソナルスタイリングに関するカラーコーディネーション
  ・接客・販売に関する色彩提案とアドバイス
  ・企業の色彩戦略に関する提案とアドバイス
  ・商品の開発に関する色彩提案
  ・建築・インテリアの色彩計画に関するアドバイス
  ・店舗・美術館などの色彩空間演出に関するアドバイス
  ・街づくりなどの色彩環境に関する調査・コンサルティング
  ・その他の色彩調査・色彩計画・色彩管理など
   (東京商工会議所のHPよりの抜粋)


 一口で言うと、色彩に関する色々なことを演出できる、色彩のプロということであろう。

 最近は、仕事でプレゼンをするときにパワーポイントを使うことが多い。パワーポイントでは、色を効果的に使うことが重要であるが、案外無頓着な場合が多い。色々な人の作った資料を見てみると、単にカラフルなだけだったり、明るいことを言っているのに、色使いがいやに地味だったり、内容と色から受ける印象がマッチングしていない場合も結構あるのではないだろうか。パソコンによるプレゼンが多い現代では、このような知識も、ビジネスマンの教養の一つとして必要であると思う。


 この試験の受検資格は特に定められておらず、誰でも受検できる。合格基準は100点満点中70点以上となっており、通常の資格試験より合格基準は高め(通常は6割程度)となっているが、それにも関わらず、合格率は5割程度とこちらもかなり高くなっている。

 似たような試験として (社)全国服飾教育者連合会(略称 A・F・T)の実施している「色彩検定」がある。どちらを受けようかと思ったが、結局受験料の安いカラーコーディネーターに決めた。それにしても、受験料は、どちらの試験も高すぎる。

 使ったテキストは、「1ヶ月で合格できるカラーコーディネーター2級」(DAI-X総研カラーコーディネーター試験対策PJ編著:DAI-X出版)の1冊だけだ。通信教育なども時折目にするが、これだと、受験料や受験会場までの交通費は別にして、コストはわずか2、200円しかからない。

 合格率が、非常に高いのに安心し、まじめに試験勉強をしたのは、試験前の数日のみ、それもほとんどが前の日といった状態であった。細かいことが多く、時間がないので、ひたすら、練習問題を、適当に答えを見ながら解いていき、時々テキストを読み返すと言った具合であった。

 当日は、全く準備不足であり、合格率の高さを信じて受けに行ったようなものである。試験は、2時間で合計100問をマークシート用紙に解答するというもの。実質的には3択なのであるが、結構細かい問題が出ている。

 「ペニンシュラ・ホテルを建てた建築家?」、「アレッシー社からメタルカラーのコーヒーメーカー・シリーズを出したデザイナー?」、「真紅のリクライニングシートの『ヴェランダ・チェア』のデザイナー?」、そんなもん知らへんがな!とか心の中でブツブツ言いながら、問題を解いていく。考えれば分かると言うものでもないので、粛々とマークシートを埋めていった。

 それでも、結構見当のつく問題も結構多かったので全体的には何とかなるかなと言う感じであった。

 結果は、87点での合格であった。合格率は38.9%である。いつもは50%前後の合格率であるので、この回はだいぶ難化していたようである。

 合格証はこちらを見ていただきたい。名刺大の薄っぺらな紙カードで。まったくありがたみがない。非常に高い受験料を払っているのだから、せめてもっとまともな合格証をつくってもらいたいものである。


 人気blogランキングへ ← 目指せ1位!(資格取得のために参考になるblogがたくさん参加しているよ。)


風と雲の郷 本館(楽天ブログ)はこちら 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする